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金融リテラシー | 富裕層は知っている。 「これ」が人生最大の投資だと…


今は「個人が豊かになれる可能性」に満ちた時代


私は今、世界中の多くの人々が将来に対して悲観的になっていると感じています。

ですが私は、40年以上にわたって投資と経済、人々の資産形成を見続けてきた中で、むしろ逆の結論にたどり着きました。

現代は、かつてないほど “個人が豊かになれる可能性に満ちた時代”だということです。

「そんな話は非現実的だ」と感じる人もいるでしょう。

しかし、多くの人が豊かになれない理由は、“機会がなくなったから”ではありません。

「どうすれば豊かになれるのか」を、誰からも教わっていないからです。

少々厳しい言い方に聞こえるかもしれません。

ですが調査を見ると、大半の人は“富裕層がどうやって資産を築いているのか”を理解していません。

「運が良かっただけ」
「コネがあった」
「タイミングに恵まれた」

そんなふうに考えています。

もちろん、人生には運の要素があります。

誰も親を選べませんし、生まれる国も決められません。

IQも選べません。知識経済の時代において、これは非常に大きな要素です。

実際、アメリカ軍ではIQ85未満だと入隊が認められません。

経験上、その水準を下回ると「問題解決より問題を増やすケースが多い」と判断されているからです。

育った家庭、住んでいた地域、遺伝、健康状態、出会った人々、偶然の事故。

人生には、自分ではどうにもできない要素が数多くあります。

もし悲惨な家庭環境に生まれ、過酷な状況を生き抜かなければならなかった人がいるなら、経済的成功をつかめなかったとしても、その人を責めることはできません。

ですが、それがアメリカ人の大多数であると説明できるでしょうか。

もちろんできません。

本来つかめるはずのチャンスに、多くの人が気づいていないのです。

そもそも、 「そんな選択肢が存在すること」すら知らないのです。


教育が教えてこなかった「お金の基本」


なぜ、そうなるのでしょうか。

大きな原因のひとつが、教育システムの質の低さです。

投資家なら、独占がいかに危険かを知っています。

独占には競争がない。

だから革新も起きにくい。

独占組織には、「効率化しよう」「成果を出そう」という強い動機が生まれません。

ましてや、“顧客満足”へのプレッシャーもほとんどない。

そして、その結果として何が起きるのか。

多くの若者が、金融リテラシーをほとんど持たないまま社会に出ていきます。

複利の力も知らない。

変動金利ローンのリスクも理解していない。

なぜ株式市場が存在するのかさえ、学校では教わらないのです。

そうして社会に出た若者たちは、アパートを借り、信用履歴もないまま高金利ローンで車を買い、年利24%のクレジットカードを手にします。

うまくいかなくなるのも当然です。

その結果、「資本主義より社会主義のほうがいい」と考え始める若者が増える。

大学無償化。
医療費無料。
年金無料。
保育無料。
交通費まで無料。

もちろん、本当は“無料”ではありません。

誰かが税金で負担しています。

ただ、若者たちはまだ“支払う側”ではないのです。

彼らは「お金を使うには稼がなければならない」ことは理解しています。

しかし、「稼いだ金を全部使えば、一生前に進めない」という現実は教わっていません。

ただ生き延びるだけになります。


豊かになる人は「所有する側」に回っている


お金を使って金持ちになった人はいません。

(小売業界のセールストークでは「金を使わなければ稼げない」と言われますが。)

資産を築く人は、 “自分の代わりにお金を働かせている”のです。

つまり、「所有する側」に回らなければならない。

家賃を払い続けるのではなく、家を持つ。

毎月お金を払い続けるだけでなく、Amazon、Visa、Costco、Netflix の株を持つ。

パンデミック後、住宅価格が急騰し、住宅ローン金利も倍近くになりました。

ですが、それでも不動産市場への道が完全に閉ざされたわけではありません。

私自身、最初の2軒の家は「仕事の安定なし・信用履歴なし・頭金なし」で購入しました。

やろうと思えばできるのです。

ただ、その方法を学校も、大学も、親も教えてくれない。

隠しているわけではありません。

彼ら自身が知らないのです。

そして、住宅の資産価値を積み上げるだけでは足りません。

世界で最も高いリターンを生み出してきた資産クラスである株式にも分散投資する必要があります。

すると若者は言います。

「投資するお金なんてない」

では、その原因は何なのか?


【まとめ】知識へのアクセスはそろった。あとは「行動」だけ


自分の人生の主導権を取り戻すことです。

▼人生の主導権を取り戻す方法

  • 市場価値のあるスキルを磨く
  • 今より条件の良い仕事へ移る
  • 収入以下で暮らす
  • 差額を貯蓄し、より高い利回りが期待できる資産へ投資する

そして、その資産を複利で育てていく。

やるべきことは、実はシンプルです。

さらに今の時代には、強力な味方までいます。

AIアシスタントです。

スマホやPCに、無料でダウンロードできる。

ChatGPT、Perplexity、Claude、Gemini、Copilot、Grok――。

自分の状況を入力すれば、現実的なアドバイスと具体的な行動プランを返してくれます。

友人には話しづらい悩みでも構いません。

「妻の浪費が止まらない」
「夫がギャンブル依存だ」

そうした問題に対しても、実践的な助言を得られる時代です。

しかも、状況が変われば何度でも相談できる。

つまり、私が若かった頃のように、

「何から始めればいいかわからない」
「どうすればいいかわからない」

そういう事象が本当に仕方なかった時代とは違います。

今は、無料で、しかも個別に最適化された知識に誰でもアクセスできる。

だから、「何をすればいいかわからない」は、もはや言い訳として通用しにくくなっています。

問題は、“知ること”ではありません。

昔から変わらず、本当に難しいのは 「実際に行動すること」なのです。

P.S.

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Alexander Green(アレクサンダー・グリーン)

Oxford Club チーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融・投資関係の4冊のベストセラーの著者で、40年のキャリアがある。米国で金融・投資のニュースレターであるOxfordキャピタル・レターを20年以上執筆しており、ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト社はこのニュースレターをここ10年以上もの間、最もパフォーマンスの高い投資ニュースレター・ベストテンに選出している。 アレックスの記事一覧 ≫

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