私は仕事柄、誰かに投資を始めることを勧める機会があります。
もちろん、それを聞いて投資を始める人もいれば、
投資を始めるのをためらってしまう人もいます。
そのためらう理由としてよく聞くのが、
「いつかは投資を始めるけど、今はいい…」
「今は投資をするお金がない…」
「何から始めていいのかわからない…」
などです。
さて、これらの理由に共通することは何でしょうか？
それは、自分で自分を縛り付けていることです。
つまり、
「自分は投資をしてはいけないのでは？」
と自分で自身のことを疑っているのです。
しかし、このような疑い・恐れと正面から向き合うことで
これらは解決できるでしょう。
なぜなら、個人の状況にあった、
適切な道具・方法を用いれば、
誰でも投資家になれるからです。
さて、Bankrate社（ニューヨークに拠点を置く消費者金融会社）が行った、
投資をしていない人たちに対する「投資をしない理由」についての調査では、
次のような結果が出ました。
もし、あなたがまだ投資を始めておらず、
その理由がこの中にあるのなら、安心してください。
なぜなら私が思うに、
これらには全て解決策があるからです。
・お金がない
週に10ドル（約1300円）積み立てることができるかを考えてみるべきです。
もしできれば、そこから投資を始めることができます。
逆にできなければ、出費を考え直した方がいいでしょう。
身の丈以上の生活をしていて、出費が多すぎている可能性があります。
・株のことがよくわからない
このメールマガジンを読んでくださっているのなら、
既に株式市場への一歩を踏み出すことができています。
・証券会社の営業マンを信用できない
もしそう思うのであれば、ネット証券を利用することで
個人で直接取引することができます。
・リスクが怖い
分散投資や長期投資など、リスクを最小限に抑えることが狙える手法があります。
・手数料が高い
一般には、ネット証券を利用することで、
手数料を比較的低く抑えることができます。
さて残り8%ですが、どんな理由があるのでしょうか？
おそらくそれにも解決策はあると思います。
もちろん投資をするのもしないのも個人の自由です。
しかし、仮にあなたが
「投資を始めたいけど何らかの理由でためらってしまう…」
というのであれば、聞いてください。
その理由のほとんどは
「自分には無理だ」
と思っていることに由来しています。
ですので、投資を実際にやってみて上手くいったとしても、
それが偶然のことのように感じてしまうのです。
これは「インポスター（詐欺師）症候群」と呼ばれていて、
何かが上手くいったとしても、
「自分の力ではない…」
「なんか不安だ…」
「周りを騙しているみたい…」
と感じてしまう心理状態です。
あなたも何かが上手くいった時に、
「本当にこれで大丈夫なのか？」
と不安になってしまったことがあるのではないでしょうか？
このように投資前と投資後に
自分を疑ってしまうため、
長期的に資産形成をする機会を失ってしまうのです。
しかし、このような感情に対抗する方法を3つお伝えしたいと思います。
・とにかく試してみる
まず小さく始めて様子を観察してみるのです。
米国株でしたら、1株単位から買えますから、
気になる銘柄をほんの少し買ってみましょう。
そうして株価が上下する様子を見てみると、
思っていたより「怖くない」ことがわかると思います。
・自分に合った投資の哲学を見つける
投資の世界には、様々な哲学、考え方があります。
私たちOxford クラブにも
配当投資のプロ、成長株投資のプロなど、
様々な投資の哲学を持った専門家がいます。
その中から自分に合った考え方を見つけることができれば、
それは、あなたの道標となってくれるはずです。
・自分が1人でないことを知る
私の経験上、ほとんどの人が新しいことに挑戦するのを恐れています。
お金に関することではなおさらです。
しかし、投資に関しては挑戦しなければ、
資産形成につなげることはできません。
ですので、私たちはそのサポートをしたいと考えています。
そう、あなたは1人ではないのです。
あなたがもし、投資を始めようと思っているのに、
何かしらの理由でそれを躊躇してしまった時、
・とにかく試してみる
・自分に合った投資の哲学を見つける
・自分が1人でないことを知る
この3つのことを思い出してみてください。
マシュー
～編集部コメント～
もしあなたが、
投資の世界へ一歩踏み出したいと思っているのなら、
おすすめの投資方法があります。
それは配当株を持っているだけで
もらえる配当金に重点を置いた、
配当投資。
この戦略では、
基本的には株を頻繁に売買する必要がなく、
「一度買ったらほったらかし」でいいんです。
そんな配当投資で、一歩を踏み出してみませんか？
