暗号資産市場は大丈夫なのか？

4月20日、ビットコインの半減期が起こりました。

これから、私たちはどうすべきなのでしょうか？

「街に血が流れる時に買え」

これがネイサン・ロスチャイルドの投資家へのアドバイスです。

現在、ウォール街は血の海と言えるでしょう。

そして、最も血を流しているセクターのひとつが、数か月前から世間を賑わせている、ビットコインなのです。

世界最大の暗号資産がおよそ4年ごとに行われる報酬の半減を経験したにも関わらずです。

ビットコイン価格は4月8日のピーク時の72,715ドルから、4月19日に60,000ドルを下回る安値まで18％下落しました。

その後、安定し始めています。

ただ、これからどうなるのでしょうか？

ここ数週間、暗号資産セクターの損失は様々でした。

ビットコインの最大のETFグレイスケール・ビットコイン・トラスト（GBTC）の価格は、4月8日の52週高値から4月17日まで17.5％下落。

新しく設立されたiシェアーズ・ビットコイン・トラスト（IBIT）も同じ程度下落しました。

また、コインベース (Nasdaq: COIN) 株は3月25日の52週高値から4月19日まで25％急落しています。

莫大なビットコインを所有するマイクロストラテジー (Nasdaq: MSTR) の株価も3月27日の52週高値から4月17日に43.4％下落。

また、世界最大の暗号採掘企業であるマラソン・デジタル (Nasdaq: MARA) の株価は、3月28日の目先のピークから4月17日まで42.5%下落しています。

また、クリーンスパーク (Nasdaq: CLSK) 、グレースケール・イーサリアム・トラスト (ETHE)、ライオット・プラットフォームズ (RIOT)などでも大幅な下落が見られました。

ただ、冒頭でお伝えしたロスチャイルドのアドバイスを思い出してみてください。

これらの株は直近の高値から株価が下落し、真っ赤に血を流しています。

ただ、この下落は割安、つまり安く買えるチャンスでもあるのです。

後半の急騰が期待される

 
暗号資産の分野では、このような状況はセカンド・チャンスとなるのです。

幸いなことに、特に半減期のような重要なイベントの前には、株価の下落は頻繁に発生する可能性があります。

ビットコイン半減期が大規模な強気相場を引き起こしたことを思い出して欲しいのです。

2020年に起きた半減期の後、グレースケール・ビットコイン・トラストの価格は2020年5月から2021年2月まで482％上昇しました。

その前の2016年の半減期時には、2017年12月までに18ヶ月間で2,854.9％急騰していたのです。

またマイクロストラテジーの株価は、2020年5月から2021年2月のピークまで963%上昇。

ライオットの株価は2020年5月のスタートから2021年2月のピークまで6,637.2%上昇。

そして、マラソン・デジタルの株価は、2020年5月のスタートから2021年11月のピークまで18,444%も急騰したのです。

覚えておいてください。

ビットコインはこの10年間、最もパフォーマンスの高い投資先だったことを…

しかも、天文学的な上昇だったのです。

今の状況は確かに少し心配になってしまうかもしれません。

ただ、過去の半減期時に起きた上昇を考えると、今もし投資していなければ、後から後悔することになるかもしれません。

今、暗号資産市場では「血が流れるている」状況です。

ただ、何世紀もの間、「買いのシグナル」だったのです。

このチャンスをぜひ、モノにして欲しいと私は考えています。