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ニフティ・フィフティの再来か?

1970 年代、投資家やファンド資産運用担当者マネージャーらは「ニフティ・フィフティ」と呼ばれる優良株 50 銘柄に熱狂しました。

ニフティ・フィフティとは、1970年代初めの米国で見られた少数優良銘柄中心の上昇相場です。

「素晴らしい50銘柄」、一度購入したら保有し続ける「一択の銘柄(長期保有銘柄)」とされていた銘柄群です。

ポラロイド、Kマート、デジタル・エクイップメントといった名前もあれば、コカ・コーラ、マクドナルド、GE、IBMといった現役のNYダウ銘柄も含まれています。

しかし、残念なことにどれも 80 年代初頭に暴落しました。

インフレや金融引き締め、1971年のニクソンショックによるブレトン・ウッズ体制の崩壊の影響、ドルの切り下げ、第一次石油危機などを受け長い期間にわたって低迷しました。

 

ニフティ・フィフティによる相場の特徴として、経済を代表するような少数の大型の成長性が高い銘柄が投資家の高い期待によって買われて、株価上昇をけん引するということが挙げられます。

そして現在の相場でも似たようなことが起きています。

誰もがマグニフィセント・セブン、

つまりアップル (Nasdaq:AAPL) 、アマゾン (Nasdaq: AMZN) 、アルファベット (Nasdaq: GOOGL) 、マイクロソフト (Nasdaq:MSFT) 、メタ・プラットフォームズ (Nasdaq: META) 、テスラ (Nasdaq: TSLA) 、エヌビディア(Nasdaq: NVDA)

の 7 銘柄を保有したがっているのです。

なぜマグニフィセント・セブンが、ニフティ・フィフティの状況と似ていると考えるのでしょうか?

この 7 銘柄は数年前に買っておくべき銘柄だったからです。

マグニフィセント・セブンが近いうちに暴落するとは思っていません。

暴落するにはあまりにも大きすぎます。

しかし、予想収益から見れば割高でもあります。

いわゆる「マグニフィセント・セブン・トレード」は、この地球上で最も賑わいを見せる取引と言えるでしょう。

しかし私からのアドバイスは「次のマグニフィセント・セブン」、すなわちマグニフィセント・セブンと同程度の大きな利益をもたらす可能性の高い銘柄に投資することです。

どのような銘柄が次のマグニフィセント・セブンとなるのでしょうか?

すでに市場の中で優位な位置にはあるものの、まだ小規模なハイテク株が次のマグニフィセント・セブンとなる企業になる可能性が高いと考えています。

そして、人工知能(AI)にも深く関わっている可能性が高いでしょう。

 

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Alexander Green(アレクサンダー・グリーン)

Oxford Club チーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融・投資関係の4冊のベストセラーの著者で、40年のキャリアがある。米国で金融・投資のニュースレターであるOxfordキャピタル・レターを20年以上執筆しており、ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト社はこのニュースレターをここ10年以上もの間、最もパフォーマンスの高い投資ニュースレター・ベストテンに選出している。 アレックスの記事一覧 ≫

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