100歳人が多く暮らす世界の長寿地域 「ブルーゾーン」
あなたは「ブルーソーン」という言葉を聞いたことがありますか?世界には他の地域よりも人々が健康で長生きしているような不思議な地域があります。
数年前、友人が開催した社交イベントに招待されました。そこで私は、「ブルーゾーン」の調査をしてきたジャーナリストに出会いました。
彼は日本の沖縄、ギリシャのイカリア島、カリフォルニアのロマリンダなどで、世界の長寿者の健康、食事、ライフスタイルを何年もかけて調査していると話しました。
「もしかしてブルーゾーンの人ですか?」
私は、「ブルーゾーン(長寿地域)」に関する何冊ものベストセラー本を執筆したダン・ベットナー氏と話していたのです。
彼も私の著書『バケーション投資戦略』を知っていたのです。
それから数日間、私たちは何時間も話し合い、テニスで対戦し、連絡を取り合う仲になりました。そしてそれ以来、私たちは親しい友人になったのです。
私はダン氏の最高傑作のひとつである
『The Blue Zones of Happiness: Lessons From the World’s Happiest People(仮邦題:幸せのブルーゾーン: 世界で最も幸せな人々の教訓)』を読みました。
幸せとその見つけ方に関するテーマの本は本屋に行くとたくさんありますが、このテーマに興味があるなら、まずダン氏の著書を手に取ってみてください。
『幸せのブルーゾーン』は、世界で最も満足している人々について、そしてあなた自身の人生をより充実にするためにどうすれば良いか、魅力的に探求しています。それはもちろん、幸せとは何かという定義から始まります。
幸せとは3つのPに集約されると言います。
P leasure(喜び)
・・・特に友人や家族と楽しく過ごす時間
P urpose(目的)
・・・自分の価値観を貫くことで得られる幸福
P ride(プライド)
・・・人生における自分の立場、プライベートや仕事で成果に満足を感じること
本書は、あなたの現在の幸福度を明らかにするブルーゾーン幸福度テストで始まります。また、より満足のいく人生を送るために、何に努力すべきかを教えてくれいます。
例えば、私は3つの幸福度指標すべてでかなり高いスコアを獲得しました。
しかし、社交にもっと時間を費やし、ボランティアにもっと頻繁に参加し、定期的な瞑想を行えば、もう少し点数を上げられるとわかったのです。
ダン氏によると、私たちの多くは愛するパートナーと暮らし、心を許せる友人がいて毎日少なくとも30分の運動をし、犬を飼い、明確な目標を持ち、ソーシャルメディアに費やす時間を1日1時間未満に抑え、人生の目的を明確にできる人が幸せだとしています。
働き過ぎ、使い過ぎ、付き合い不足では、本当に幸せになるのは難しいのです。
(友人と過ごす時間は大好きですが、私は人付き合いが苦手です。研究や執筆は情熱的ですが、孤独な仕事です。)
ダン氏は、もっと外に出ること、好きな趣味を追求すること、ユーモアを毎日浴びること、寛大になることなど、価値あるステップをいくつか強調しています。
単にアイデアを並べ立て、それがどのようにあなたの幸福度を高めるかを示すよりもあなたを正しい方向へ後押しする、わかりやすく実行可能なアイデアを何十も提供しています。
本書はよく研究されていて、とてもに実践的で自分が本当に繁栄していると感じられるような人生を送るための知恵に満ちています。
もちろん、ほとんどの人にとって人生をより幸せにしてくれるもうひとつのもの、それは“お金”です。お金と一言で言っても考え方は色々ですよね。
例えば人生で最高のものはタダかもしれませんが、「ただより高いものはない」というように条件があるもの。
また老後の心配や給料日前の生活、借金取りの二歩先を行くようなお金のことを常に考えながら生活をしている人が本当に幸せだとは考えにくいでしょう。
幸せのためのお金の考え方とは、何なのでしょうか。
次回のメルマガでは、お金と幸福についてのダン氏の(そして私の)考えを取り上げたいと思います。
P.S.
〜編集部〜
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P.P.S
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