今こそ稼いだお金を使う時だ
多くの人がお金持ちになりたいと思っていますが、その理由はさまざまです。
お金で買えるものを求める人もいれば、お金で得られる力を求める人もいます。
あるいは、お金によって与えられる地位や、安心感を望む人もいるでしょう。
富は真の自立へのパスポートです。
お金によって、欲望、退屈な仕事、束縛される人間関係から解放されることができます。
仕事、債権者、状況、頭脳の奴隷になっている人は、本当の意味で自由ではありません。
富は私たちに自由・安心・心の平穏を与えてくれて、私たちは、好きな活動を、好きな場所で、好きな人と実現できます。
寄付をしたり、夢を追いかけたり、自分らしく生きるというのも可能なのです。
しかし、たとえ金銭的な余裕があっても、そのような生活を送るのが難しい人がいます。
このような人たちは、経済的に自立しているにもかかわらず、消費に対して非常に消極的です。
その理由の一つは、米国の富裕層の多くがそうであるように、規律正しい貯蓄と投資の結果、何十年もかけて裕福になったからではないでしょうか。
彼らの信条は、「軽はずみな支出を避け、元本には手をつけない」でした。
資産形成の段階であれば、それは理にかなっています。
しかし、ある年齢を過ぎると、そうも言っていられなくなります。
せっかく資産を増やしても、それを楽しめないのでは意味がありません。
富裕層が財産を使い果たさないもう一つの理由は、お金がなくなるという恐れです。
20年、30年、あるいはそれ以上続くかもしれない老後のために十分な資金があるとは思えない人々にとっては、この心配は理解できます。
しかし、皆さんと同じように、十分すぎるほどの財産を持ちながら、それを使って人生を楽しむのに消極的な男女をたくさん知っています。
その理由は、自分がいつまで生きられるのか、総支出はいくらになるのか、ポートフォリオの利回りはどうなるのかがわからないからです。
もちろん、それは誰にもわかりません。
ですが、それが正当な懸念だからといって、経済的な麻痺に陥る必要はありません。
財布の紐を緩められるような、合理的な見積もりをするのは十分可能なのです。
まず、自分の寿命から考えてみましょう。
明日、バスの前に飛び出したり、突然死んだりするかもしれませんが、その可能性は限りなく低いでしょう。
自分があと何年生きられるかを計算したら、ポートフォリオの収入と年金給付の額を見積もりましょう。
政府の広報サイトや、年金ネットで年金給付額を調べることができます。
このような電話対応もしてくれるので、どんな方でも気軽に年金給付について把握することが可能です。
自分のポートフォリオの収益を正しく見積もるには、資産クラスの過去のリターンを参考にします。
例えば、1926年から2022年までの、米国の大型株の年平均リターンは約10%ですし、米国債の年平均リターンは約5.2%です。
つまり、あなたのポートフォリオが株式60%、債券40%だとしたら、年平均8.1%程度のリターンが期待できるということです。
(1926年から2022年までの間、年平均リターンが最も高かったのは米国の小型株だったので、ポートフォリオに小型株を含めることで、ポートフォリオのパフォーマンスが高まる可能性があります。)
自分の残寿命と収入(年金やその他の収入源を含む)を計算したら、次は支出を計算する必要があります。
ここでの試算は、より個人的なものです。
ある人は、読書、テレビ・映画鑑賞、インターネット、散歩、水泳、社交など、お金のかからない活動でシンプルに暮らせれば満足です。
また、異国を旅したり、高価な趣味を追求したり、人生の醍醐味を味わいたい人もいます。
自分がどのカテゴリーに属するか、あるいはどの領域に位置するかは、あなた自身が最もよく判断できますね。
しかし、『Die With Zero 人生が豊かになりすぎる究極のルール 』(ダイヤモンド社)の著者であるビル・パーキンス氏は、多くの人々が決定的な間違いを犯し、貯めたお金を楽しまずにいると指摘しています。
なぜなら、年齢とともに物質的な欲求が激減すると認識できていないのです。
彼は、人生の蓄財期を3つのカテゴリーに分けるよう提案しています。
それは
「活発な時期」
「のんびり活動する時期」
「活動しない時期」
です。
次回のメルマガでは、この3つについて、そしてそれらが今日のあなたの支出にどのような影響を与えるべきかを説明します。
P.S.
〜編集部〜 テスラのCEOイーロンマスクが
「お金を印刷するかのように儲かる投資先だ」と発言した、
電気自動車ブームで長期リターンを得られる“とある投資先”とは?
P.P.S
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