投資情報 | 「金」がまさに輝く時

現在、金(ゴールド)に強気になるべきファンダメンタルズ上の理由は数多く存在します。
金(ゴールド)に強気になる3つのファンダメンタルズ
金に強気になる主な理由:
- 地政学的不安定性
世界が不安定な状況にあり、金は何千年にもわたって価値の保存手段として機能してきました。 - 中央銀行の金買い
各国中央銀行が金を積極的に買い集めています。トルコはドルが必要なため売却していますが、中国は依然として大口の買い手であり、17カ月連続で毎月金の保有量を増やしています。 - ドル安傾向
ドルは弱い状態が続いており、利下げを検討するFRB議長のもとでは、この傾向が続く可能性が高いでしょう。ドル安は通常、金にとって強気材料です。
では、市場は「今が金を買う良いタイミングかどうか」について何を示しているのでしょうか?
その判断のために、金と株式を比較する指標として、金価格とS&P500種株価指数の比率を示すチャートを作成しました。
チャートが示す金の買いシグナル
まずは大局的に、25年の長期チャートを見てみましょう。

現在、金はS&P500種株価指数の約0.65倍の水準で取引されています。この動きは、10年にわたるベース(もみ合い)から抜け出しつつあるように見えます。また、ちょうど200か月移動平均線の水準に位置しています。
この水準を明確に上抜けすれば、金価格がS&P500種株価指数に対して加速的に上昇する可能性を示唆します。これは必ずしも「金が上昇して株が下落する」という意味ではありません。私は株式にも強気ですので、仮にS&P500が長期的に上昇し続ける中で、金がその差を縮めていくのであれば、金価格は大きく上昇することになります。
次に、短期的な視点として過去1年間の日足チャートも見てみましょう。

この比率は、金が高値から調整してきたため、1月以降下落しています。しかし現在、上昇中の200日移動平均線に非常に近づいており、ここがサポートとして機能する可能性があります。
さらに、下段のパネルに表示されているストキャスティクス(モメンタム指標)は、非常に売られすぎの状態にあり、上向きに転じ始めています。これは強気のシグナルです。
もしこれが個別株であれば、上昇トレンドの中でサポート付近まで下げ、なおかつモメンタムが改善し始めているため、積極的に買いを検討する局面と言えるでしょう。
【まとめ】株式との相対関係でも際立つ金の魅力
次に金が上昇に転じ、比率が200か月移動平均線を突破すれば、1.0に近づく可能性もあります。これは金価格がS&P500と同水準になることを意味します。
仮にS&P500種株価指数が現在の水準から動かなかったとしても、それは金価格が約56%上昇することを示唆します。さらに、S&P500種株価指数が上昇を続けるのであれば、金の上昇率はそれ以上になる可能性があります。
現在、金に魅力を感じる理由は数多く存在しますが、株式との相対的な関係もその一つなのです。
マーク
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