今後も好調続くハイテク株:Amazon, Microsoft, Zoom, Slack, Appleはどれだけ伸びたのか

所要時間: 5分
この記事のポイント
- 新興企業向けの株式市場であるナスダックの指数やテクノロジー関連株は、今年に入って上昇中
- テクノロジーの需要は、回復を越え、加速度的に高まっている
- 来たる”ニューノーマル”において、勝者はテクノロジー
動画で記事を読む
この1ヶ月間、ビッグテックは大暴騰を続けています。
ナスダック指数は大きく値動きして13%高となりました。(2020年6月6日時点) そして、 iシェアーズ米国テクノロジーETF(NYSE:IYW)に代表されるテクノロジー株は、今年8%上昇しています。(2020年6月6日時点)
ここで、最近起きた大規模な変化について考えてみましょう。
4月は市場にとって過去30年以上で最高の月でした。
その原動力となったのは、ハイテク関連でした。テクノロジーの需要は、他分野よりも急速に回復しているだけでなく、加速度的に高まっています。
このことは、今決算期の電話会議で何度も繰り返し言及されてきました。
実店舗がオープンしきっていない中、Eコマースの売上は予想を大幅に凌駕しています。
第1四半期におけるアマゾン(Nasdaq: AMZN)の売上高は755億ドルと予測を上回りました。また、第2四半期の売上高は、市場予想平均値では802億ドルに達すると予想されており、これは対前年同期比で+26%の伸び率を意味しています。
そして、クラウドへの需要も急増しています。
例えば、アマゾン・ウェブ・サービスは、同社のクラウド・コンピューティング・プラットフォームの収益が、初めて100億ドルを超えたと報告しています。
また、マイクロソフト(Nasdaq: MSFT)のAzure(アジュール)(独自のクラウドサービス)も第1四半期の収益を押し上げました。同社の売上高は全体で14%増加し、売上総利益率は18%増加しましたが、その中にはAzure(アジュール)に特化した4%の改善も含まれています。
さらに、職場は対面スタイルからオンラインに移行しつつあります。Zoomビデオ・コミュニケーションズ(Nasdaq:ZM)やSlack・テクノロジーズ(NYSE:WORK)といった在宅ワークの分野にとっては非常に有益なものとなっています。
Zoomの株価は年初から現在までに283%の上昇、Slackは38%上昇しています。(2020年7月6日時点)
経済の持ち直し
ビッグテックの回復に確信が持てない人は、中国で何が起きているかに目を向けなければいけません。
例えば、中国のスマートフォン販売台数は第1四半期で22%急減しました。 驚くには値しませんが、これは過去最大の落ち込み幅でした。 また、2月は売り上げが35%も落ち込んだため、耐え難いほど苦しい月となりました。
しかし、実店舗での消費からe-コマースへのシフトのおかげで、減少幅は予想されていたほど急激なものではありませんでした。また、オンライン販売は、四半期の中国のスマートフォン販売全体の半分を占めています。これは昨年比30%増です。
中国経済の回復で個人消費も持ち直しています。
Appleは2月から3月にかけて、スマートフォンの出荷台数を3倍に増やしました。先月の時点で、中国のスマートフォンメーカーであるシャオミは、市場はすでに通常レベルの80%まで回復したと述べています。
私たちのニューノーマル
これら全ては、ナスダックの上昇が不当なものではないことを示しています。これはハイテク株が享受している現実を反映しているのです。
これが私たちのニューノーマルです。
私たちは今、永遠に変わることになるかもしれない世界にいます。しかし、最大の勝者はテクノロジーであり、今後もそうあり続けるでしょう。
良い投資を!
マシュー
いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)
ちなみに…このブログで紹介している株はもちろんいいのですが、それよりもたくさんの配当を出す企業ばかりを集めて、毎月レポートしてくれて…「買い」「売り」の具体的なアクションをあなたへお届けする、「Oxford インカム・レター」はこちらからお試しすることができます。
これは、10年間平均で12%の複利成長…6年で資産2倍を狙う「配当投資」戦略です。私たちOxford クラブが軸にしている「資産形成ピラミッド」の第一段目に当たる保守的な投資のポートフォリオです。
もし、「これから資産形成をやってみようとは思っているけど、何から始めたらいいかわからない…」と思ったら、お試ししてみてください。30日間返金保証付きなので安心してお試し購読できます。