今買うべきハロウィーン株
2020年9月21日
今年学んだことがあるとしたら、人生は続くということです。パンデミックがあってもなくても。
どのみちそれが、現実なのです。
私の大好きな休日のうちの一つは、きっと新型コロナウイルスに影響されてしまうのでしょうが、それでもなくなるわけではありません。
そして、それでも見逃すべきでないポテンシャルを秘めた投資もあります。
「フライトナイト(80年代のホラー映画)」減少?
私はハロウィーンが大好きです。
私はホラーもの、ゾンビ・幽霊や悪魔が出る、血みどろの映画が好きです。
しかし、他のすべてのことと同じく、今年のハロウィーンはこれまでの年と違った様相を呈するでしょう。
約32%の典型的なアメリカ人がトリック・オア・トリート(ハロウィーンの菓子配り)のため街を練り歩きます。今年は大体14%くらいに止まるとも見られています。都市によっては、トリック・オア・トリートは自粛した方が良いとすることもあるでしょう。
そして、ハロウィーン・パーティに出席する人の割合が41%から19%に今年は落ち込みそうだということも驚くことではないでしょう。
でも、恐れてはいけません。すべて失くしたわけではないのです。
驚くべきことに、消費者の46%がコスチュームを着る予定をしていて、それは2019年から1%しか下がっていないのです。それはもしかしたら、バーチャルでイベントを祝うことに慣れてきたからかもしれません。
そして、パーティで着飾るのは人間だけではありません。何百万ドルものお金がペットのコスチュームに費やされるのです。飼い主の10%がモフモフ達を仮装させようとしている、今年の人気のペットコスチュームは「カボチャ」です。
アメリカ人はハロウィーンに総額で80億5000万ドルほど費やします。それは2019年の87億8000万ドルと比べて8%低い水準ですが、単に参加率の低下に起因します。現在の社会情勢を踏まえると、それほど壊滅的ではありません。 心強いことに、今年ハロウィーンを祝おうという人は、去年より規模を大きくする意向であるとの調査があります。
調査によると、平均支出額は6.5% 以上上昇しそうなのです。
しかし、肝心なのは… 9月の初めから買い物は始まっているということです。オンライン注文が中心で、消費者はこれまで以上に発送などの時間に余裕を見ているといえます。
もちろん、ホラー映画や、奇怪な装飾、好きなキャラクターに変装する機会に加えて、ハロウィーンはある一つのものを中心にして回ります。それは「キャンディ」です。
たくさんの、山ほどのキャンディ。
Treat for Me!(私におごって)
アメリカ人は一年中キャンディを食べます。
しかし、ハロウィーンはキャンディ消費の点では最も大きな日です。実際のところ、10%以上のキャンディの売り上げがハロウィーン近辺に起こるのです。
もちろん、皆それぞれ自分の好きなタイプのキャンディがあります。しかし、正直なところ、チョコレートの消費が最も多く、アメリカ人の最もお気に入りだと言えます。データによると、ハロウィーンでキャンディに支出された金額の72%はチョコレートに費やされたとされています。
なので、一年のこの時期はハーシー (NYSE: HSY)や、モンデリーズ・インターナショナル(Nasdaq: MDLZ)、ネスレ (米国ADR: NSRGY) や トゥッツィーロール・インダストリーズ(NYSE: TR)などのキャンディ関連企業にとって、とても重要です。
ここまでのところ、これらの銘柄はS&P 500種指数と比較し、さほど振るわない展開が続いていますが、これから勢いを取り戻す機会があります。
なかでもハーシーがハロウィーンに売れるお菓子のトップ5中の3つを製造していることは特筆すべきと言えます。
今年、トリック・オア・トリートをする人は減少するでしょう。しかし、ハロウィーンに購入されるキャンディの半分は個人消費用です。
皆が「まず自分に施して、それから他人に贈る」をします。そして、ハリウィーン前にお菓子を食べ尽くした結果、追加で買いにお店に戻ることになるのは、少数派ではないはず。
これはお家に閉じこもっている大きな人がはまりそうな罠ではないでしょうか。
ハロウィーンの支出が前年比で減るのは間違い無いでしょう。
しかし、皆が恐れている程の減少は無いと見ています。それに人々は何袋も自分用キャンディを買うでしょう。
キャンディ製造者にとって朗報なのは、ハロウィーンは9月からイースター(4月初旬の感謝祭)まで続く、「キャンディ消費イベント」の始まりに過ぎないということです。それは投資家にとっても見逃せない甘い機会でしょう。
ハイリターンを願って
マシュー