なぜ、米国株は日本株よりも上昇しやすいのか?
所要時間: 7分.
この記事のポイント
- 米国は、人口が増え続けているから米国株は上がりやすい
経済は人口に比例する
- 人口が増えれば必然的に消費が増え、経済が上向き、経済が上向くと株価が上がる
さらにその経済にお金が集まり、お金が集まると、設備投資などが増え、より経済が上向き、再び株価が上がる
- 米国株は経済の根幹を担う人口が日本よりも増加傾向にあるのも、日本株よりも米国株のほうが上昇しやすい理由
なぜ日本株よりも米国株の方が、資産運用に適しているか、その理由を先日お伝えしました。
しかし、なぜ米国株が上がりやすいのか、その理由が分からないと、疑問が残ります。そこで今回は、その理由についてお伝えしましょう。
株価は人口に比例する?
単刀直入に申し上げます。それは「米国は人口が増え続けているから」です。もしかすると、賢明なあなたであれば「経済は人口に比例する」と言えば、もうお分かりでしょう。
例えば、その代表例がベトナムです。ベトナムは、あのベトナム戦争によって多くの国民を失いました。その後、ベトナムは、日本でいう明治維新の頃のように若い世代が活躍する国になりました。同時に、人口も増え続け、経済が活性化し、少し前に大変注目される国の一つでした。
人口が増えれば必然的に消費が増え、経済が上向きます。経済が上向くと株価が上がり、さらにその経済にお金が集まります。お金が集まると、設備投資などが増え、より経済が上向きます。すると、再び株価が上がる…まさに、人口の増加は、このような好循環を生むのです。
日本と米国の人口の違い
実は、これが日本株と米国株の違いであり、米国株が上昇し続ける理由です。下の、日本と米国の人口の推移と人口ピラミッドをご覧ください。
比較すると一目瞭然でしょう。米国は日本と違い人口が増えています。また、人口ピラミッドを見てもお分かりいただけるように、若い世代も人口がいるので、日本のように消費が落ちることは想定しにくいでしょう。
つまり、日本企業は、これから成長するには内需がほとんど見込めず、外需に頼らざるを得ません。よって、それが株価に影響し、株価が上昇し続けることはなく、上下や水平を繰り返して、緩やかに上がる傾向が見られます。
反対に、米国企業は、人口が増えているうえ、少子高齢化とは違った人口ピラミッドをしています。
日本と比べると寸胴型に近いかもしれません。よって、これからも内需に対して期待できます。国内の消費が伸びれば、それは経済の伸びにつながり、株価が上昇します。このように米国株は経済の根幹を担う人口が日本よりも増加傾向にあるのも、日本株よりも米国株のほうが上昇しやすい理由でしょう。
あなたは、日本株と米国株、どちらを選ぶ?
ただ、ここで忘れてはいけないのが、3000万円を貯めるという目的です。さて、あなたなら根本的に上昇傾向のある米国株と、米国株ほど上昇が難しい日本株であれば、どちらに期待をするでしょうか?賢明なあなたなら、答えはお決まりでしょう…
ちなみに、この人口の話をすると「新興国」のほうが伸びるのではないか?と考える方もいるでしょう。もちろん、それも一理あります。しかしながら、注意しなければならないのが新興国の株価は値動きが激しいということです。想像以上に上に行くこともありますが、その分振り子の原理と同じで下に動くこともあります。専門用語で言う、ボラティリティが大きい状態です。
米国株は成長中の新興国よりも…
一方、米国株はと言うと、新興国ほどの伸びはありませんが、緩やかに上昇しています。リーマンショックなど大きく株価が下落する場面もありましたが、そこから株価は上昇し、再び上昇傾向にあります。つまり、新興国はハイリスクハイリターンで、米国株はミドルリスクミドルリターンやローリスクローリターンと区別できるでしょう。
私たちの目的は着実に「3000万円」を貯めることです。そういった意味では、いくら伸びが期待できるからといって、安易に新興国の株式を選択する道はないでしょう。このような背景からも、これまで大きく注目されることはありませんでしが、米国株は私たちにとって魅力的なものであると言えるのではないでしょうか。
いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)
ちなみに…このブログで紹介している株はもちろんいいのですが、それよりもたくさんの配当を出す企業ばかりを集めて、毎月レポートしてくれて…「買い」「売り」の具体的なアクションをあなたへお届けする、「Oxford インカム・レター」はこちらからお試しすることができます。
これは、10年間平均で12%の複利成長…6年で資産2倍を狙う「配当投資」戦略です。私たちOxford クラブが軸にしている「資産形成ピラミッド」の第一段目に当たる保守的な投資のポートフォリオです。
もし、「これから資産形成をやってみようとは思っているけど、何から始めたらいいかわからない…」と思ったら、お試ししてみてください。30日間返金保証付きなので安心してお試し購読できます。