Zoomの他にも上がる銘柄が続々!コロナ禍で成長加速する5G銘柄も
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この記事のポイント
- 新型コロナウイルスの大流行により、パラダイムシフトが起こった
- 自宅待機型経済と共に、デジタル領域が大きく成長
- 5Gの成長は加速。確実にインフラとなる
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2020年3月、アメリカ人の生活は大きく様変わりした。
街の通りから人が消え、店は軒並み閉まった。
全ての労働力がオンラインに移行した。
小学校、高校、大学は閉鎖になった。しかし、学生たちは遠隔で授業を受けている。
世界的な新型コロナウイルスの大流行により、現実世界は悲鳴と共に停止した。
しかし、そんな空っぽの部屋に埃がたまり、校庭から人影が消えている間にも、デジタル領域は成長し続けている。
この変容がすでに水面下で起こっていたとは興味深いことだ。新型コロナウイルスはそのペースを速めたに過ぎない。そして、この動きが後戻りすることはないだろう。
だからこそ、もしあなたがまだ、この新しい世界秩序に向けたポートフォリオを備えていないのならば、今から準備をする必要がある。
自宅待機型経済が成功のカギ
新型コロナウイルス経済による勝者は既に目に見えている。
その多くは「自宅待機型経済」に含まれたものだ。
アマゾン(Nasdaq: AMZN)の株は、史上最高値で取引されている。このオンライン小売業者は、お買い物熱にはまった自宅待機中の消費者に向けて、荷物を続々と出荷している。
更に、4月終わりには*ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(Nasdaq: ZM)の株式は昨年比165%上昇した!
*ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、ビデオ会議、オンライン会議、チャット、モバイルコラボレーションを組み合わせた主にWeb上でのコミュニケーションソフトウェアを提供している。
これは2020年のダウ平均とナスダックの負のリターンを相殺する数字だ。
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電話会議や役員会議は、Zoom会議に代替され、友人と出かける金曜の夜までもがZoom、BlueJeans、Housepartyや他のビデオ会議アプリによりオンライン上で行われている。
そして、他の総合指数が停滞しているにもかかわらず、アクティビジョン(Nasdaq: ATVI)、エレクトロニック・アーツ(Nasdaq: EA)、任天堂(OTC: NTDOY)のようなビデオゲーム株は、直近52週で最高値をつけている。ネットフリックス(Nasdaq: NFLX)も同様である。鍵を握っているのはエンターテインメントだ。
家に篭っていても、私たちは一人ではない。まだ繋がっているのだ。そして、暇を持て余さない方法はいくらでもある。
実際に、ベライゾン(NYSE: VZ)の最新のネットワークレポートでは、データ使用量の変化が示されている。
ベライゾンのネットワーク全体のデータ使用量は、新型コロナウイルス以前と比較して19%増加している。更に、1 日あたりのピーク使用量は、様々なカテゴリでそれを大幅に上回っているのだ。
例えば、ピーク時の動画使用量は26%増、ウェブ使用量は30%増、ダウンロードは56%増、ゲームは71%増となっている。
ベライゾンは、この持続的なネットワーク使用率は、当面の間続くと考えている。
そして私も同感である。
新型コロナウイルスによる我々の生活への影響は、パンデミックが収まった後も続くだろう。そして、私たちはすでに、あるトレンドの進行が加速しているのを目の当たりにしている。
つまり、「テクノロジー」がこのパンデミックの真の勝者となるのである。なぜなら、私たちの生活のあらゆる面に深く入り込んでいるからだ。
例えば、最近の*ガートナーの調査によると、新型コロナウイルスが過ぎ去った後にリモートワークを完全に止める企業はたった26%とのことだ。
*ガートナーは、世界的リサーチおよびアドバイザリー企業。
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また、調査対象となった企業のほぼ半数が、パンデミックが収まった後も、少なくとも10%の従業員をリモートワーカーのままにする計画を立てている。
つまり、私たちの目前に迫っている、リモートワークが増加し、ビデオ会議の利用が増加し、ビデオゲームやeスポーツが急増する新しい世界では、より高速で強固なネットワークが不可欠になるということだ。
有難いことに、世界は既にこの現実のための枠組みを準備していた。しかし、元々は、この移行には数ヶ月や数週間ではなく、数年かかると予想されていた。
ユーザー爆増で11.2兆ドル市場に
2020年は既に「5Gの年」とされていた。
今年は、次世代ネットワークの大きな全米展開が計画されていた年である。
2020年には2億台の5Gスマートフォンの出荷が推定されている。
ベライゾンは、今年中にアメリカ人の50%が5Gへのアクセスが出来るようになると予想している。
また、AT&Tは、今年最大1億5300万人のユーザーが5Gにアップグレード出来るよう準備を進めている。
そして、230種類以上の5Gデバイスが既に発売または開発中である。
私は、同僚のデイブ・フェスラーと共に、昨年の多くの時間を5Gの到来に向けた投資家集めの準備に費やしてきた。2019年には、ニューヨークやロンドンから、東京やベルリンまで、世界中の数十の都市でネットワークを築いた。
しかし、これは単なる始まりに過ぎないことは分かっていた。
5Gの見通しは、開いた口も塞がらないほど驚愕のものとなっている。
*CCSインサイトは、5Gユーザーが2023年までに10億人以上、2025年までに25億人以上存在する可能性があると予測している。
*CCSインサイトは、IT分野の市場調査、分析、アドバイスをする企業。
そして、2026年には5Gの売上高は11.2兆ドルに達すると予測されている。
しかし、実際にはこの予測よりも早くに達するだろう。 私たちは今、5G革命の黎明期を迎えている。そして、私たちの日常生活への大規模な変化、つまり新型コロナウイルスの大流行による、現実世界からデジタルの領域への大激変が、その勢いを加速させることになるだろう。
5Gが前世代よりも飛躍的に速くなることは分かっている。しかし、私たちの新しい世界では、これはもはや贅沢品ではなく必需品となる。そして、必需品こそが、投資家が長期的に最高の利益を確保する拠り所なのだ。
良い投資を。
マシュー
いかがでしたか?
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