資産を築く3つの方法

私の旧友の一人は、非常に厳しい経済状況に置かれています。

数週間前に彼と話したときも、家賃を支払えないと言っていました。

これは彼がここ数十年にわたり、
「投資に関して」悪い選択をしてきたことが原因と言えるでしょう。

それは「悪い投資」をしてきたというより、
そもそも「投資をしていないこと」が問題なのです

彼は今まで稼いだお金を全て使い切り、
毎月の終わりが近づくたびに資金が足りなくなる状況になっていました。

そして、友人にお金を借りる羽目になるかというギリギリの生活を送っていたのです。

これは、経済的な生活をどのように過ごすべきではないかという点で、最悪の例といえるでしょう。

一方で、経済的に成功している人々が必ずしも他の人より賢かったり、
運が良かったり、特別なスキルを持っていたりするわけではありません。

多くの場合、それは「規律ある決断」を下すかどうかにかかっています。

私自身、複利の本当の力を学んだとき、人生が変わりました。

それまでも貯蓄は得意でしたが、複利の効果を理解したことで、
貯蓄をさらに強化し、投資をするようになったのです。

これはおおげさな話ではなく、本当に人生を変えました。

それ以来、私は貯蓄と投資に真剣に取り組み、
結果として子どもたちを希望する学校に通わせ、
妻と私のために十分な退職資金も築くことができました。

もちろん、最初は規律を守ることが楽しいわけではありません。
欲しいものを我慢するのは誰にとっても辛いことです。

しかし、毎年自分の資産状況が改善していくのを見るのは、本当に楽しいものです。

そこで、ここからはより良い経済的決断を下すための3つの実用的なステップをご紹介します。

資産を築く3つの方法

1. 収入の範囲内で生活する

収入があるからといって、高価な家や車を買う必要はありません。

もちろん、夢の家を作るためなら話は別です。
しかし、夢の家でない場合は、より安い家を選択肢を検討する価値があります。

月々の支払いが少ないということは、将来の自由を大きく増やすことにつながるからです。

一方で、車は購入した瞬間から価値が下がり始めます。

費用を抑えた車を選ぶことは、現在と未来の財務状況に大きな違いをもたらすことでしょう。

他にも、収入の範囲内で生活する方法はたくさんあります。

安い粗悪品を買う必要はありませんし、全く贅沢をしないというわけでもありません。

ただし、より賢い選択をして余剰資金を投資することで、将来的に大きなリターンが得られます。
 

2. 定期的に投資する

給料日ごと、月に一度、あるいは四半期に一度など、定期的に一部の資金を投資しましょう。

市場や世界情勢がどうなっているかに関係なく、続けることが重要です。

この習慣を身につけるには強い意志が必要でしょう。
常に心配の種は尽きないからです。

世界が混乱したり、市場も不安定に感じられたりすることも多いでしょう。

そこで役立つのが、投資のタイミングをあらかじめ決めてカレンダーに記録する方法です。

例えば、毎月15日、四半期の初日、あるいは自分や家族の誕生日に投資をするなど、
具体的な日を決めてリマインダーを設定します。

ニュースや市場の分析に惑わされず、規則的に投資することで、
最適なタイミングを狙うよりもはるかに良い結果を得られます。
 

3. 計画を持つ

自分で投資先を選ぶのが難しいと感じる場合は、金融アドバイザーに相談したり、
ポートフォリオを提供する投資ニュースレターを購読したり、
インデックスファンドを活用する資産配分モデルに従ったりすると良いでしょう。

多くの人は、投資を始めたいと思っていても方法が分からない、
または損失が怖いと感じています。

それは理解できることですが、
バランスの取れた具体的な計画があればリスクを大幅に軽減できます。

そして、弱気相場があっても、長期的には利益を上げられるでしょう。

株式や債券、インデックスファンドなどに分散投資を行えば、夜も安心して眠れますし、

カレンダーのリマインダーが届いたときにどこに投資すべきか判断しやすくなります。

さらに重要なのは、これらの習慣を子どもや孫に教えることです。

これらの教訓を実践する何十年もの間に、彼らの人生に大きな違いをもたらすでしょう。

私の友人と私は同じ学校で学び、同じ授業を多く受けましたが、
現在の経済状況は大きく異なります。

その違いの一因は、私たちが下してきた決断、そしてそれを守る能力にあります。

あなたもぜひ、今日ご紹介した資産を築く3つの方法を取り入れてみてください。

良い投資を。