【選挙から1ヶ月】 今後の市場はどうなるのか?
大統領選挙からおよそ1ヶ月が経過しました。
トランプ新政権が表明する政策に投資家たちの注目が集まっていま
当然、新政権の恩恵を受けるセクターや個別銘柄や、
しかし、市場全体で見れば、
4年周期で実施される大統領選挙。
そして、その周期内の各年における市場の動きを見てみると、
ある種の「サイクル」が発生していることがわかります。
次のグラフを見てください。
これは、市場の動きを表すダウ工業株30種平均(ダウ指数)
まず、目に入るのは4年間の全てがプラスであることでしょう。
そして、
1年目はわずか3%しか上昇しません。
しかし、それは近年変わりつつあります。
2005年のジョージ・W・ブッシュ大統領の2期目以降、
そして、バラク・オバマ氏、ドナルド・トランプ氏、ジョー・
オバマ氏の2期の就任後最初の年に市場はそれぞれ26%と32%
トランプ氏の就任後最初の年には22%の上昇。
さらに、バイデン氏が就任した年には市場は29%上昇しました。
さて、翌年以降に話を戻すと
2 年目は平均して 1 年目よりわずかに良くなり、平均上昇率は 4% 。
その後の3 年目は平均 10.2% の増加となり、最も株価が上昇しやすい年と言えます。
そして、大統領の任期が終わり次の選挙がある4年目には平均6%
よく考えてみると、
なぜなら、大統領任期1年目は、
そのため、
しかし、任期の終わりが近づくにつれ、
そこで、有権者の支持を得るために多くの経済的な支援を実施。
それによって生まれた余剰資金が経済と市場を好調にさせるのです
もちろん、大統領や議会ごとに政策は異なり、
しかし、市場の上昇率が本当にランダムなものであれば、
大統領選サイクルの各年ごとの傾向の差はここまで大きく現れず、
より平坦なものになるはずです。
このように、
株価が思うように伸びなかったとしても、
そして、それが長期投資を続ける大きな助けになるはずです。
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