米国配当株投資

大統領選の結果よりも重要な3つのこと

先週は大統領選挙が世間を賑わせていました。

このような時期は、

選挙の影響で市場がどう動くのか?

と言ったような短期的な動きばかりに目が行きがちです。

しかし、そのことは既に先週お話ししました。

(その内容はこちらからご覧いただけます。)

ですので今日は、成功する投資家にとって

もっと重要なことについてお話しします。

それは私が大好きな「野球」から学ぶことができることです。

 

実は私は生まれながらの「ニューヨーク・ヤンキース」ファンなのです。

(在籍した日本人選手には松井秀喜氏や、イチロー氏、田中将大選手などがいますね)

ヤンキースのホーム「ヤンキー・スタジアム」から車で20分のところで育ちましたし、

ヤンキースに関連する組織で1シーズン働いたこともあります。

ですので、先日のワールドシリーズ…つまり今シーズンの覇者を決める戦いで、ヤンキースがロサンゼルス・ドジャーズに敗北したのは非常に辛い出来事でした。

(日本では大谷翔平選手が在籍していることで特に有名でしょう)

そんな対戦相手のドジャースですが、私が今まで見たチームの中で、最も統制がとれたチームの1つです。

彼らはミスをほとんどせず、あらゆる「小さなこと」を適切に実行します。

そしてその姿は、成功する投資家を連想させるものです。

例えば、現在の野球界で最高の選手の1人、大谷翔平選手がワールドシリーズ初戦で負傷し、残りの試合で存分に活躍できなくなった時。

ドジャーズは少しも動揺しませんでした。

ワールドシリーズは全7試合のうち、先に4勝したチームが優勝というルール。

彼らは自身のゲームプランを忠実に遂行し、全7試合のうち2戦目も制します。

そして、最終的には5試合目でヤンキースを破り、ワールドシリーズを制覇しました。

このシリーズ制覇において、ドジャースには数々の決定的なヒットや堅実なピッチング、好守備がありました。

つまり「小さなこと」を積み上げた結果の勝利です。

小さなことをしっかりやることなくして、チームが優勝することはほとんどありません。

ホームランは華やかなものです。

試合後のハイライトでも取り上げられるでしょう。

しかし、ハイライトには残らない小さなプレー、

例えば追加のベースを取ること、正確な送球、誰もが手を抜きそうな場面で全力で走ること…

このような小さなことの積み重ねが最終的な勝利をもたらしたのです。

これは投資も同じです。

誰もが「ホームラン級」の投資を狙いたがります。

しかし、投資で「勝利」する…つまり、あなたの理想の人生を送るための資産や収入を得るには、小さなことを確実に行うことが重要です。
 

投資家が欠かしてはいけない、3つの「小さなこと」

1. 投資を続けること

投資をする上で銘柄選びは大切です。

しかし、もっと大切なことはどれだけ長く投資し続けるかです。

投資を長期で続ければ続けるほど、そのパフォーマンスの上昇が狙えることは歴史が示しています。

長期間投資を続けるほど、成果は上がります。

例えば、大統領の任期ごとの株式市場のリターンについて考えてみましょう。

1953年のアイゼンハワー大統領政権以降、

トップ5のパフォーマンスとなったのは、2期連続で政権が続いた大統領でした。

特に注目すべきは、共和党と民主党が混在していることです。

つまり、市場は長期的に上昇するため、

4年間しか期間を取れない政権よりも、8年続いた政権の方が自然と良いパフォーマンスになりやすいということです。
 

2. 資金を投じ続けること

もし、市場が下落し続けている時、資金を投じるのは強い意志が必要です。

しかし、それこそが投資家が欠かしてはいけない「小さなこと」の1つ。

市場の底を完璧に予測することはできません。

しかし、だからこそタイミングを意図せず、定期的に投資するのです。

そうすれば、強気相場や弱気相場の両方で購入することができ、購入価格が平均化されます。

さらに、予想外の強気相場に乗り遅れることも避けられるでしょう。
 

3. リスク管理をすること

投資に絶対はありません。

資金を市場に投じる以上、損をする可能性はあります。

しかし、そのリスクを抑えることは狙えます。

例えばトレーリングストップを活用すれば、

小さな損失が大きな損失にまで発展しないようにできるでしょう。

(トレーリングストップについてはこちら

また、資金配分の調整し、1つの株に資金が集中しすぎないようにすることも重要です。

Oxford クラブでは、1つの銘柄に投資する額を投資資金全体の4%以下に抑えることを推奨しています。

また、リスクとって大きなリターンを狙うような投資の場合は、さらに少額にするといいでしょう。

リスクが大きいことは悪いことではありません。

一般的に大きなリターンを狙うためには、その分リスクをとる必要があります。

大事なのは自分の資産状況に合ったリスクの取り方をすること。

一般的にも、今後3年以内に必要になる資金は株式市場に投資しないことが推奨されています。

ドジャースのように
ヤンキースファンとして、「来年こそは!」と言いたいところですが、

投資家としてはそんなことを言うべきではありません。

小さなことを怠れば、毎年その分の利益を失い、ポートフォリオが小さくなってしまいます。

それでは本末転倒ですよね。

心苦しいですが、ドジャースのように「小さなこと」をしっかり行っていきましょう。

 

 

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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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