ヘルスケア銘柄への賢い投資戦略とは?
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あなたはお気に入りのセクター、銘柄の分野はありますか?
私にとっては「ヘルスケア」セクターがその1つです。
その理由の1つはヘルスケア市場の需要はいつの時代も変わらず存在すること。
あなたもご存知の通り、医療や医薬品などは景気の良し悪しや時代の変化に関係なく需要があります。
例え景気が悪くても、病気になったり怪我をしたりする人はいますから、医療や医薬品への需要は変わらないことは想像できるでしょう。
また、ヘルスケアセクターの中でも特に、バイオテクノロジー企業の株価は短期間で大きく株価が上昇することもあります。
なぜなら、バイオテクノロジー企業は多くの場合、
ガンや糖尿病の新しい治療法を探していたり…
いまだ治療法のない難病に挑んでいたり…
と市場から達成が難しいと判断されるようなことに取り組んでいることが多く、
それが成功した場合、期待感の差が大きく一気に株価が上昇しうるのです。
最近でも、モデルナ (NYSE: MRNA) が新型コロナウイルスのワクチン開発により、
株価を大きく伸ばしたのは記憶に新しいでしょう。
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このような短期的な側面も多くの投資家にとって魅力的に映るかもしれません。
しかし、こういった企業は時に投資家を誤った方向に導いてしまいます。
どういうことか?
先ほどもお話しした通り、バイオテクノロジー企業は
未だ解決策のない健康上の問題…
つまり、ついつい心の底から応援したくなる事業に取り組んでいることが多いからです。
そして、例えばその企業の医薬品がFDAから非承認と判断されたり、臨床試験のデータが不十分だったりしたらどうでしょうか?
事業が上手くいかず、投資対象として問題が発生した場合です。
その時、投資家の多くは何かしらの理由をつけ、その銘柄を手放さないことを正当化します。
心の底から応援しているからです。
つまり、その企業の取り組んでいる事業が
成功の可能性を秘めたものなのか?
それとももう見込みが薄い事業なのか?
の判断ができなくなってしまうのです。
その結果、もう上がることのない小型株を持ち続けてしまうことに繋がりかねません。
そのようなことを防ぐために、投資をする前に
その銘柄を持つためのルールを決めておくのです。
その方法の1つはトレーリングストップ。
それは株価が今の価格から一定の割合で下落した場合に、自動的に売却をする仕組みです。
(証券会社によってはそのような設定ができるところもあるでしょう。)
*Oxford クラブでは、場中の一時的な下落でストップにかからないように、終値で判定して翌日に売却することをお勧めしております。
つまり、事前に「この銘柄がいくら下がったら手放すのか?」をルールとして決めておくということです。
トレーリングストップについて、具体的な例で考えてみましょう。
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例えば、ある銘柄を20ドルで購入し、25%のトレーリングストップを使用する場合…
今の価格から25%下がったら売るということですから、
20ドルのの25%である、5ドル下がった15ドルになったら売ることになります。
つまり損失を5ドルに抑えられるのです。
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また、これは損失を抑えるだけではありません。
リターンをも保証してくれます。
例えば、先ほどの20ドルで購入した銘柄が
株価が30ドルまで上昇すれば、その25%は7.5ドルです。
ですので、30ドルから7.5ドル下がった22.5ドルになったら売ることになります。
つまり、最初に20ドルで購入したので、
少なくとも2.5ドルのリターンは確保できることになります。
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このルールがあれば、損失を最小限にし、リターンを最大限にすることを期待できます。
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これまでのお話は投資先の企業を「心の底から応援」してはいけないということではありません。
愛着のあるお気に入りの銘柄があるのは良いことだと思います。
(投資をする中でも「楽しむ」要素がある方が継続しますからね。)
しかし、その場合でも何かしらの事前のルールを決めて投資をするべきであることに変わりはありません。
そして、冒頭でもお話しした通り、ヘルスケアセクターの銘柄は非常に魅力的です。
仮に小さなバイオテクノロジー企業であっても、
事前のルールを決めて投資さえすれば、
「世界中の患者を救う技術」誕生の恩恵を受けられるかもしれません。
今日のお話があなたの投資の参考になれば幸いです。
~編集部コメント~
事前ルールを決めることは投資において大事なことですが、
それと同じくらい大事なのは「どの銘柄に投資をするか?」ですよね。
そして今、
市場の”ある大きなブーム”に乗って株価上昇が期待できる銘柄を動画でご紹介しています。
こちらの動画があなたの銘柄選びの参考になれば幸いです。
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