米国配当株投資

【2つあります】こんな投資ミスをしていませんか?

 

先日、友人と夕食を取った時のこと。

彼は常に何かしらお金の問題に悩まされていて、
特に投資においてはいつも間違った決断をしているように思います。

その決断とは「買い時」の銘柄を買いそびれて、大きなリターンを逃してしまった…
といったような間違いを言っているのではありません。

もっと深刻な間違い…つまり大きな損をしてしまうような決断のことです。彼は常に一攫千金を狙っています。

以前にも彼と投資の話題になった時、一攫千金を狙う前にまず取り組むべきことがあるということ…つまり資産形成の土台を築くべきだということを話しました。

しかし、彼はその話を全く聞いていなかったようで、

「投資で50,000ドル(およそ700万円)損したよ」

(*1ドル140円換算)

食事を口に運びながら、こう言いました。

そしてなんと、リスクの高い投資先に資金のほとんどを注ぎ込んでいたため、
彼は数ヶ月で投資資金のほぼ全てを失ってしまったというのです。

なぜこのようなことになってしまったのか?

 
その理由は2つあります。

1.1つの投資対象に絞って投資をしたこと

2.損失が許容できない範囲で投資をしたこと

それぞれ詳しく見ていきましょう。

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1.1つの投資対象に絞って投資をしたこと

資金のほとんどを1つの投資対象に向けていた場合、

当然と投資の成否はその投資対象だけに左右されます。

逆に、さまざまな投資対象に資産を分配していた場合、
例えある銘柄の株価が下落していたとしても、他の銘柄の株価が上昇していれば、全体で見たときにプラスになっていることが期待できます。

もし、あなたのポートフォリオ、投資先を見た時、いくつかの投資対象に集中していた場合は、 分散化に取り組むべきでしょう。

現代ではオンライン証券を使用すれば、多くの場合で分散化にかかるコストは抑えられるはずです。

 

2.損失が許容できない範囲で投資をしたこと

投資において、大きなリターンを得ることよりも大事なのは損失を抑えることです。

そのため、予想される損失が許容できない大きさなら、その投資は避けるべきでしょう。

もちろん堅実な投資先…普段私がお勧めしている配当株などでしたら、

損失の幅も抑えられるかもしれません。

しかし、より投機的な投資の場合、その投資資金のほとんどがゼロになってしまうことすら考えられます。

ですので、投機的な投資は「無くなってもいい資金」で行うのが適切と言えます。
 

==

私の友人は、投機的な投資対象だけに、損失が許容できない範囲で投資をしてしまいました。

その結果、投資資金のほとんどを短期間で失ったのです。

もちろん、投資に絶対はありません。

この2つを避ければ、大きな損失が出ないと約束はできません。

しかし、損を抑えることは可能でしょう。

これが長期的に資産を増やしていくことに繋がるのではないでしょうか。

 

~編集部コメント~

大きな損失を抑えるためには、分散投資でしたね。

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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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