米国配当株投資

【米国人アナリストが語る】失敗する投資の共通点とは?

 

私は今ではプロの投資家として仕事をし、
あなたにこうして投資に関する情報をお届けしていますが…

過去には「最悪」とも言えるような投資をしてしまったことが何度かあります。

そして、それらにはある1つの共通点がありました。

それはどれも「感情に邪魔された」ということです。

今日は、そんな私の失敗談をあなたの投資に生かしていただくために、「最悪」の投資のうちの1つをお話しします。

それはちょうどITバブル*全盛期の頃でした。
*1990年代前期から2000年代初期にかけて、米国市場を中心として起きた、インターネット関連企業の株価が異常なほどに上がったときのこと

私はその頃には、事前に決めたルールを守ることの大切さを知っていました。

当時決めていたの事前ルールは「買った銘柄が2倍になったら、半分を売り元本を取り戻す」というものです。

そんな時に買ったのは、とあるスポーツのビデオ配信企業の株。

その企業はスポーツ番組のライブ配信をしていて、当時としては珍しいビジネスを展開していました。

そのビジネスはうまくいっていませんでしたが、私が考えたその原因は「内容が悪いのではなく、インターネットが普及していないだけ」というもの。

当時のインターネットは今と違い、非常に遅く不便なものでしたからね。

 

しかし、その企業は2000年のオリンピックで、あるスポーツを独占配信する契約を獲得していました。

そのため、「まだ利益は出ていないが、主要メディアがこのことを報じ始めれば一気に配信を見る人が増え、株価も急上昇する」と考えたのです。

そこで私はその銘柄を買うために、多額の資金を投じました。それも必要以上に。

その後、狙い通り株価は急騰しました。7ドルから15ドルへ上昇したのです。

先ほどお話しした「事前ルール」に従い、私は妻に買った株の半分を売り、元手を取り戻すつもりであると伝えました。そうすれば損をすることはありませんからね。

しかし、妻は「そのまま売らずに持ち続けたら?」と提案してきました。

当時はITバブル全盛期ですから、まだまだ株価が上がると考えたのでしょう。

私はそこで「このままではリスクが高く、安心して眠ることができない」と反論しました。

しかし、妻の「株価が40ドルまで上がったらどうなると思う?マイホームの頭金になるんだよ」という言葉を聞いた結果…ついつい事前ルールを破りそのまま株を持ち続けることにしたのです。

自分の「感情に邪魔された」ということです。

その後、何が起きたのかはお分かりでしょう。

株価は急落し、10ドルになりました。

「よし、12ドルに戻ったら売ろう」

さらに7ドルにまで下落…最初に買った金額です。

「せめて10ドルに戻ったら売ろう…」

株価は5ドルに。

「7ドルには戻るはず…そこで売れば損はしない… 」

その後、株価は0にひたすら向かい続けました。

私は少しでも株価が上がったら売ろうと考えていましたが…

そんな日は来ませんでした。

 

私は今でも、その銘柄の株券をどこかに持っています。

なぜこんなことになってしまったのか?

それはまず、妻と話し合った時に自分の感情に負けてしまったこと。

そしてその後、事態が悪化した時に、その場の感情に負け、冷静な判断ができなかったこと。

例え下落が始まった時であっても、すでに自分が事前ルールを忘れ、「良くない」取引をしてしまっていることを認識できていれば、全ての投資資金を無駄にしてしまうことはなかったでしょう。

このように、私は投資キャリアの早い段階で、何万ドルもの「勉強代」を支払いました。

しかし、このことをあなたにお伝えできたのなら、その甲斐もあったのかもしれません。

あなたが今後投資をしていく中で、感情に邪魔されそうになった時は私のこの失敗談を思い出してみてください。

 

~編集部コメント~

今回のお話で資金を無駄にしてしまった原因の1つは「感情に流されてしまった」ことでした。

しかし、そもそも「ビジネスがうまくいっていなかった企業を選んでしまった」こともその原因の1つですよね。

つまり、感情に流されないことと同じくらい、銘柄選びは大切と言えるでしょう。

こちらの動画があなたの銘柄選びの参考になれば幸いです。

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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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