投資家が”不安”と向き合うための3つの方法
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投資の本場ウォール街には「相場は不安の壁を登る」という格言があります。
その意味は
1投資家たちの不安が高まったとき、その降り積もった不安の「壁」をよじ登るかのように、相場が上昇するというもの。
そして、まさに今、それが起こっています。
数ヶ月前まで、あちこちでリセッション(景気後退)が予測され、
投資家たちは市場の先行きに不安を覚えていました。
そして、それは企業の経営者たちに従業員の解雇や採用の停止などを促し、
国全体に悲観的な空気が漂い、今も状況は変わっていません。
実際、個人投資家たちの多くは悲観的です。
それがわかるのが米国個人投資家協会(AAII)のセンチメント調査です。
これは会員の個人投資家に対して毎週「6ヶ月後に株価は上がるかどうか」を質問し、
その週の投資家心理を分析するというもの。
調査に参加した投資家たちは、その回答を
・強気(6ヶ月後に株価は上がる)
・中立(6ヶ月後の株価は変わらない)
・弱気(6ヶ月後に株価は下がる)
の3つから選びます。
そして、最新の調査結果を見てみると、
「弱気」が36.8%となっていて、過去の調査結果の平均値である31.0%を大きく上回っています。
*2023年6月5日時点
また他の回答についても、それぞれ過去の平均値よりも悲観的な数値で、
投資家たちが先行きを「不安」に思っていることを示しています。
しかし、市場はまさにその「不安の壁」を登っています。
S&P500種株価指数は年初から約12%上昇し、ナスダック総合指数は26%ほども上昇。
市場は景気の先行指標です。景気後退が起ころうとしている時に、ここまで上昇するとは思えません。
もちろん、短期的な市場の動きについて確かなことは言えませんが…
私たちは今、目の前に立ちはだかる「不安の壁」をただ見上げるだけでいいのでしょうか?
ここで今、投資家がするべき3つのことをご紹介します。
1.ニュースは私たちの「不安を煽る」ものであることを知る
私たちの目を惹くニュースはどんなものでしょうか?
その多くはネガティブで不安を煽るものだと思います。
そして、報道番組はそれを知っているため、
ネガティブな話題を率先して流します。
もちろん、世界で何が起きているのかを知ることは大事ですが…
不安を過度に煽られないようにするべきです。
2.データを見る
市場は過去数十年間で、数々の問題を経験してきました。
しかし、時間と共に株価は上昇しているのです。
実際、1922年からの株式市場の年平均リターンは10%ほど。
その期間は大恐慌や世界大戦、パンデミックなど…多くの「悪い時期」を含んでいます。
それら全ての事情にもかかわらず、100年間の平均年率が10%なのです。
3.ウォーレン・バフェットの言葉を聞く
世界一の投資家である、彼の言葉は非常に示唆に富んでいます。
その言葉の一つが
「他人が欲深いときには恐れ、他人が恐れているときには欲深くなれ」
というもの。
バフェットは他の投資家が恐怖を感じている時にこそ、株を買います。
それが「安く買い、高く売ること」に繋がるのです。
~編集部コメント~
市場の先行きに不安を感じる時におすすめなのが
「配当投資」です。
一般的に配当株は、弱気相場でも下落しにくく
配当金が評価損をカバーしてくれるため、不安が軽減されるでしょう。
そんな配当株への投資を始めるなら、こちらがおすすめです。
P.P.S
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