弱気相場であなたがすべきたった1つのこと
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「If it bleeds, it leads(残酷な事件ほどよく読まれる)」
という言葉があります。
これは米国の記者たちの間で長年使われているもので、
「良いニュースよりも悪いニュース」
「悪いニュースよりもさらに悪いニュース」
の方が読者に読まれるという傾向を表しています。
そして実際に今、報道で話題に上がるのは世界で起きている深刻な問題ばかりです。
例えば…
・米国の債務上限問題
・ウクライナ戦争
・地銀の危機
・台湾有事
・米国の景気後退の懸念
など。
そしてもちろん、他にもたくさんあることでしょう。
このように日々の報道を見ていると、
今後の市場について悲観的になってしまう人が多いかもしれません。
実際、米国の読者からそのようなメッセージが多く届きます。
しかし、現実はその逆です。
米国の株式市場を代表するS&P500種株価指数は、今年に入ってから5月9日までに約8.2%上昇しています。
深刻な問題が多くあるのにもかかわらず、です。
もちろん、2022年1月のピークをまだ下回っていますし、 上昇傾向にあるというだけで、下落に転じることもあります。
これは弱気市場の中での、単なる反動に過ぎないのかもしれません。
しかし、私は「市場が息を吹き返し始めている」と考えています。
なぜなら、この弱気相場はもう終わりに近いはずだからです。
そのことは過去の統計が示しています。
過去12回の弱気相場は平均14カ月間続きました。 そして、現在の弱気相場は既に14ヶ月以上続いています。
もちろんこれは、私たちが弱気相場の終わりにいることを保証するものではありません。 しかし、少なくとも「始まり」よりも「終わり」に近づいていることを示唆しています。
そして、弱気相場の次に訪れるのは強気相場です。
ここで強調したいのは、
弱気相場よりも強気相場の方が「強い」ということ。
今回の弱気相場は、ピークから28%の下落となりました。
ここでも過去の統計を見てみると、 弱気相場では平均33%下落していたことがわかります。
つまり、平均的な弱気相場は「14ヶ月かけて33%下落するタイミングがある」と言えるのです。
では、強気相場はどうでしょうか?
強気相場は平均60ヶ月、つまり5年ほど続く傾向が認められてきました。 そして、その間に平均165%上昇してきたのです。
つまり、市場は「14ヶ月ほどの弱気相場」と「5年ほどの強気相場を繰り返してる」と考えることができます。
5年ごとに弱気相場に入り、33%下落すると考えると苦しく感じるかもしれません。 しかし、その前には165%の上昇があると考えるとどうでしょうか?
例えば、10,000ドル(約130万円)を投資し、その後5年間で165%のリターンを得たとすると、26,500ドル(約340万円)にまで膨らみます。(130円/ドル換算)
次に、次の弱気相場で14カ月間にその33%を失ったとすると、 手元に残るのは17,755ドル(約230万円)。
およそ8,000ドル(約100万円)を失うことになります。
10,000ドルを投資した後に、8,000ドル以上を失うと考えると
恐ろしい話に感じるかもしれません。
しかし、大局的に見れば、6年と2ヶ月で77%近いリターンを得ることができているのです。
これを年平均で考えると資産の成長率は9.7%です。
しかも、これは配当金がなかったとした場合です。
配当金は株価よりは安定している傾向があるので、 年配当利回りが2%で安定していると考えてみましょう。
そうすると、約12%のリターンが得られることになります。
これは年率12%のリターンを6年間得られるということです。
もちろん、株式市場には絶対はありません。
これまでも、弱気相場がその平均よりも長く、 そして、より大きな下落幅となったことはありました。
しかし、長期的に見ればその数字は一貫しています。
そしてそれは、政治家がどんな失策をしようと、どんな戦争が始まろうと、どんなスキャンダルが起きようと、私たちが遭遇するであろうあらゆる問題に関係なくです。
「If it bleeds, it leads(残酷な事件ほどよく読まれる)」という言葉の通り、「悪いニュース」は目につきやすいもの。
しかし、そういった悪いニュースに惑わされ、 市場の可能性を見逃さないようにしてください。
そして、長期的な視点を持って市場と向き合うことができれば…
それはあなたの投資の助けになるでしょう。
P.S.
~編集部コメント~
長期的な視点で投資をする際におすすめなのは「配当投資」。
優良銘柄の配当は、株価よりも安定しているため、
長期で持っておくのにぴったりと言えるでしょう。
では、どんな銘柄が優良銘柄なのか?
配当投資の専門家マークがおすすめする優良銘柄を
こちらから知ることができます。
P.P.S
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