米国配当株投資

最大の失敗をしないための1つのルール

私が株式投資で最も失敗したと思った瞬間。

それは、周りに流され
感情に任せて投資をしてしまったときでした。

今思えば、

「投資をしても今後、株価が伸びないとわかっていた」

そんな株に投資をしてしまったのです。

どのような株に投資をしたのかというと…

それはドットコムブームの最中で、
クオッカというエキストリームスポーツ*の
動画配信をする企業の株です。

*スノーボードや自転車で速さや高さなど物理的に難易度が高い目標などに挑戦する、危険性の高いスポーツの総称。

今でさえYouTubeやNetflixで、
動画や映画など様々な映像を見ることができます。

しかし、ドットコムブームが起きた
1990年代~2000年代初期は
クオッカが配信するような動画は珍しいものだったのです。

そんなクオッカは2000年のオリンピックで
特定のスポーツ配信でスポンサー契約を結んでいました。

これはそれほど利益が出ていなかったのですが、
各主要メディアがクオッカについて取り上げたことで
同社の株価は急上昇するだろうと考えていたのです。

私自身もたくさんのお金を
クオッカ株へ投資していました。

一時は株価が一気に急騰し、
7ドルから15ドルへ跳ね上がったのです。

私は妻に自分が持っている株の半分を譲り、
私と妻は大喜びの状態でした。

「もし40ドルまで株価が上がったらどうする?」
「今後、購入予定の家の頭金にしよう」

そんな話までしていたのです。

完全に浮かれていましたね…

その後、どうなったか?

なんとなく察しがついていると思いますが…

株価は急落していきました。

 

10ドルまで下落した際、
「12ドルまで戻ったら、売ろう」

そんなことを考えていましたが、
株価はさらに下落し、7ドルへ…

今度は「10ドルに戻ったら、売ろう」と
考えていましたが、株価は5ドルへ下落。

その後、株価は3ドル
そして、ついには2ドルまで下落しました。

最終的に数万ドル(数百万円)もの
大金を失うことになってしまったのです。

このように、一時のブームに乗せられ
感情に任せて投資をしたことで
私は多くのお金を失うことになりました。

幸いなことに、
私がこの経験をしたのは
投資家として働き始めた初期の頃でした。

この経験があったからこそ、
感情に任せて投資をしないようにするための
ルールを作ることが大切だと学びました。

これはトレーリング・ストップの考えを生む
きっかけになったと思っています。

 

トレーリング・ストップは
株価がある一定の価格まで下がったら
自動的に売却をするというルール。

私は購入時から25%株価が下がったら、
自動的に売却をすることを推奨しています。

*25%は飽くまで目安のため、最終的にはご自身でご判断ください。

例えば、100ドルで株を購入した場合、
75ドルになったら株を売却するということです。

トレーリング・ストップをしっかり設定すれば
私がかつて経験したように、

「10ドルまで株価が戻ったら売ろう」

といった考えにならず、
しっかり損切りをすることができます。

「損失を出したくない」という気持ちもわかりますが、
株価がどんどん下がっていく株を持ち続けると、

私がかつて経験したように、
大きな損をしてしまう可能性があります。

あなたも大事な資産を無くしてしまわないように、
トレーリング・ストップを設定して、
投資することをこころがけてみてください。

P.S.

~編集部~

クオッカのような一時的なブームばかり
気を取られて投資をすると、
株価が急落して大損をする可能性があります。

しっかり、バランスを考えて
投資することが大切でしょう。

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P.P.S
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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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