米国配当株投資

“退屈”だが有効な投資戦略?

DRIP(ドリップ)。

これは「落下する」や「水が漏れる」
そんな意味です。

また、俗語で
「退屈でつまらない人」を指す際に
使われることもあります。

これだけ聞くと、
あまり良いイメージを持たないかもしれません。

しかし、株式投資をする上では
DRIP(ドリップ)はとても効果的なものです。

株式投資でDRIPをするとは
どういうことかというと、

投資で得られた配当収入を
自動的に再投資すること。

例えば、1株あたり40ドルで取引されている企業の株を
100株所有していたとしましょう。

仮にこの企業が1株あたり1ドルの配当金を支払うとしたら、
100ドル(1ドル×100株)の配当金が得られます。

DRIPを使えば、得られた配当金で
自動的にこの企業の株を2.5株購入することになり、
合計102.5株を保有することになります。

仮に次の配当支払時に配当金額が変わらなければ、
102.5ドルの配当金を受けとることができるのです。

このように、受け取った配当金を
自動的に再投資すれば、

配当金を受け取る金額も増えていき
どんどん資産が大きくなっていきます。

実際、DRIPにより配当金を再投資すれば
資産はこのように増えていくのです。

これは投資家が四半期ごとに
1株あたり10ドルで0.10ドルの配当を支払う企業の株を
1,000株購入した際の資産額推移を表した図です。

*計算を簡略化するため、株価の変化は考慮せず。
配当利回り4%で計算。

これを見ると、
投資をスタートさせた際の資産額が
10,000ドルだったのに対し、

3年後には11,271ドルへ
増加していることがわかります。

そして、10年後にはさらに資産が増え
このようになります。

このように、最初に一度株を購入し
後は放ったらかしにしておくだけで、
最終的に資産が18,383ドルに…

およそ83.8%のリターンを得られた
ということになります。

さらに、DRIPを使えば
もう一つ良い点があるのです。

それは、税金や手数料を安くできること。

配当金は受けとるたびに、
税金を支払わなければなりません。

ただ、DRIPで配当金を再投資すれば
その都度、税金を支払う必要はありません。

最終的に配当金を受けとるタイミングだけ、
税金を支払えばいいのです。

また、株は購入するたびに
証券会社へ手数料を支払う必要がありますが…

DRIPを使って自動的に買い増しをすると、
手数料が無料になる場合もあるのです。

*証券会社の制度によって異なります。

税金・手数料がかからないということは
それだけ投資できる金額も増えるということですから、

さらに複利の力が大きく働くことも期待できます。

もちろん、ここで出した事例の計算は単純なもので、
他にもいくつか考慮しなければいけないことはあります。

株価もずっと同じとは限りませんし、
配当金の金額も変わる可能性も考えられます。

ただ、私がOxford インカム・レターで
ご紹介しているような銘柄であれば
配当金を出し続けている企業があります。

中には、毎年増配を続けている企業もあるのです。

そのため、DRIPにより配当を再投資して
長期的に資産を大きくさせることが
期待できます。

今のように株式市場が下落している際は
「株を売ってしまいたい…」
そう思ってしまうかもしれません。

ただ、配当株投資で長期的に投資をし続ければ、
将来的に大きな金額になって
返ってくる可能性があります。

辛抱強く投資を続けていきましょう。

P.S.
~編集部~
DRIPの利用は証券会社によって異なりますので、
ご利用については証券会社にお問い合わせください。

配当金を出し続け、
長期的に資産を大きくさせることが期待できる銘柄は
こんな銘柄です。

→こちら

株式市場で25年以上のキャリアを持つ
マークが厳選して選んでくれました。

P.P.S
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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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