米国配当株投資

祖父から学んだ3つの投資原則

私の祖父は29年前にこの世を去りました。

彼は、私にとってのヒーローであり、人生の師匠だったと言えるでしょう。

祖父は、6歳のときに働き始め、新聞の販売をスタート。夜間に高校、大学、大学院に行き、日中は家族を支援するために働き続けました。その結果、鉄鋼会社と証券会社を所有することに。豊かな生活を送るというアメリカン・ドリームを掴みました。

そんな祖父から私は「保守的な投資の3つの原則」について学ぶことができました。

今日はその3つの原則をあなたにシェアさせていただきます。

 

原則.1:良いビジネスに投資する


私の祖父の本業は公認会計士でしたが、同時に鉄鋼会社と証券会社も所有していました。

私は祖父に「鉄鋼について詳しいのか?」「証券会社について詳しいのか?」と聞いたことがありました。てっきり、これら2つの業界についても精通していて、どのように広範な知識を得たのか知りたかったのです。しかし、彼の答えは意外なものでした。

「私は、経営しか知らない。ただ、それで十分だ」と。

どういうことでしょうか?

彼はビジネスの運営以外は、その知識やスキルを持った有能な専門家に委ねたのです。通常であれば、彼の立場の人は「鉄鋼に詳しくないといけない」「証券会社に詳しくないといけない」と考えるもの。しかし、彼は全く違っていました。

これは私の株式市場に対する「パラダイム・シフト」となり、この教訓ともいうべきものを株式市場にも適応することに。

その結果、、、

  • 堅実な企業でありながらも過小評価されている企業
  • 強い成長見通しがある企業
  • その両方の特徴を備える企業

私は、このような株式を買い付けるようになったのです。

 

原則.2:長期投資する


ドットコムブームが良い例でしょう。

当時、1990年代前期から2000年代初期にかけて、アメリカ合衆国を中心に、インターネット関連企業の株価がロケットのように異常なほど上昇しました。

これは私の祖父の教えに反するものでしょう。ここでお伝えしたいのは、このような「短期的な視点」で投資するのではなく「長期投資」を前提とした投資をするということ。偉大な企業の株式を購入したら、短期的な視点ではなく、年単位の長期的視点で見ていきます。

 

原則.3:配当をかき集める


あのバフェットと同じように、私の祖父も「配当」好きでした。

長期にわたり配当を支払う素晴らしい企業に投資をすることで、退職後も、快適な生活を送ることに成功したのです。

配当金は、時間をかけて再投資すると不労所得として、労働して得る収入を補ったり、「富」を生み出します。

そして、毎年増配をするような会社に投資することができれば、前年より多くの収入が期待できるでしょう。

私は投資に関する本をたくさん読みましたが、間違いなく、私が学んだ最大の教訓は祖父によるものでした。

原則.1:良いビジネスに投資する
原則.2:長期投資する
原則.3:配当をかき集める

私の学んだ3つの原則があなたの参考になれば幸いです。

良い投資を。

マーク

P.S.
祖父から教わった3原則に基づいた銘柄の中でも、特に保守的に資産を増やすのに“今”おすすめな銘柄は“今”こちらの3つです。

→今、祖父の3つの原則から導き出された3つの銘柄とは

Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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