今回分析しているようなモーゲージREITは、 最近は大きな利益を生み出すのも大変で、 さらに配当の問題も持っています。
モーゲージREITは短期、低金利で資金を借り入れて長期、 高金利で貸し付けます。 この時に生じる差額から支出を差し引いたものを純利息収益と呼び 、金融状況の目安として使用します。
この短期と長期の金利の差異が大きいとモーゲージREITは利益 を出しますが、差異が小さいと利益も少なくなります。
そして、過去10年間はこの差異が小さくなってきています。
以下のチャートは米国10年債利回りと2年債利回りの差異を示し ています。 2020年と2021年の差は広がっていてモーゲージREITに とってはプラスですが、 それでも以前の数値と比べるととても低いです。
そして残念なことにその差はまた縮まって、 利益も少なくなってきています。
このような状況の中、アポロ・コマーシャル・リアル・ エステート・ファイナンス (NYSE: ARI) が過去1年半の間に2度、 配当の減配をしたのは驚くことではありません。 1株当たりの四半期配当は2019年の0.46ドル、 去年3月の0.4ドルから下がり、現在は0.35ドル、 年利回りは8.9パーセントです。
同社は米国と欧州で商業不動産モーゲージの投資を行っています。
2020年純利息収益は2憶7, 870万ドルで2019年の3億3, 450万ドルから大幅に減少しましたが、配当金の2億5, 130万ドルは問題なく支払えました。 今年の純利息収益の予測は2億7,650万ドルとなっています。
Oxford クラブ 独自の格付けツールであるセーフティネットプロの基準では このような企業を好まず、 キャッシュフローや純利息収益が減少する企業の評価は下がってし まいます。
2年連続の純利息収益の減少と18ヶ月間で2度の配当減配という 事実に基づくと、翌年以降に再び減配になる可能性が高く、 金利の差異が縮まっていけばさらに支払い金額を減らしていくこと でしょう。
配当安全性格付け: F
マーク
いかがでしたか? 少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)
ちなみに…このブログで紹介している株はもちろんいいのですが、それよりもたくさんの配当を出す企業ばかりを集めて、毎月レポートしてくれて…「買い」「売り」の具体的なアクションをあなたへお届けする、「Oxford インカム・レター」はこちらからお試しすることができます。
Oxford インカム・レターをお試しする
これは、10年間平均で12%の複利成長…6年で資産2倍を狙う「配当投資」戦略 です。私たちOxford クラブが軸にしている「資産形成ピラミッド」 の第一段目に当たる保守的な投資のポートフォリオです。 もし、「これから資産形成をやってみようとは思っているけど、何から始めたらいいかわからない…」と思ったら、お試ししてみてください。30日間返金保証付き なので安心してお試し購読できます。
P.P.S
今回の記事はいかがでしたか? あなたの資産形成に少しでもお役立ていただければ幸いです。 Oxford クラブでは、このような記事を33万人のメールマガジン会員様に毎日無料でお届けしております。 公式サイトからでも1週間にお届けする7つの記事のうち4つはお読みいただけますが、3つはメールマガジン会員様に宛てたものとなっております。 毎日2分メールをお読みになるだけで、少しずつ米国株による資産形成のコツを身に付けていただけるでしょう。
ちなみに…メールマガジン登録者様にはもれなく『永久に持っておきたい6つの米国株レポート』も無料プレゼントしています。 株式投資というと、「いつ買うか?」というタイミングが大事というイメージが一般的…ですがこの6つは「いつ買ってもいい」銘柄です。
しかも「いつ売るか?」に頭を悩ませることも不要…「持っておく」だけで資産が積み上がることが狙える6つの銘柄を6,200株以上の中から厳選しました。(それが「永久」の由来です)
メールマガジンをお読みになって米国株のコツがつかめてきた頃、投資をする余裕が出てきた頃などなど… あなたのタイミングで投資をご検討されてはいがかでしょうか? 投資リスクの低いものをお選びしているので米国株投資の初心者にもオススメです。
→「6つの永久に持っておきたい米国株」を無料で知る
関連