米国配当株投資

誰もが欲しがる宝くじの当選券

市場を上回る「永続的な増配銘柄」


この記事のポイント

1. どの銘柄を買うべきか尋ねられた時、マークの答えは…
2. 市場を上回る「永続的な増配銘柄」
3. マークが明かす宝くじの当選券のような株は?


これはある日の一日。
 
私はあるパーティーに参加し、
整形外科医の方とお話をする機会がありました。
 
しばらく世間話をした後、
私が抱えている腰痛を診てもらい、
どうすればいいかと相談しました。
 
次は、夕方。
 
私は知り合いの弁護士に会って、
隣人とのトラブルについて話しました。
 
その隣人を訴えるべきかどうか、
どのような理由で訴えればいいかと相談しました。
 
そして、その夜。
 
私は車の整備士を訪ねました。
自分の車が発する「シュッ、シュッ、バン」
という変な音について説明し、
車の調子を見てもらえないかと相談しました。
 
 
実はこの話、すべて冗談です。
 
私はそんなことはしていませんし、
そんなことをする人間でもありません。
 
実際、私はある医師と仲良くしていますが、
外で会うときには、
健康について相談したいと思われないように、
仕事のことは質問しません。
 
それでも私の場合、週に一度は、
パーティー会場や友人からのメール、
あるいはツイートで、
どの銘柄を買うべきか
尋ねられることがあります。
 
そんな質問があったとき、
もし私が「利口ぶった人」になりたいと思っていたら、
「全財産をゲームストップ (NYSE: GME) もしくは
AMCエンターテインメント・ホールディングス (NYSE: AMC) 
に投資しなさい」と言うでしょう。
 
もちろん、それから1、2分の沈黙の後に、
その相手に私のこのジョークを理解しているか
確認しますが。
 
(編集部注:GMEやAMCなどの銘柄はミーム銘柄と呼ばれており、インターネットの掲示板やSNS上で発信された著名人の発言などをきっかけに個人投資家の取引が大きく膨らみ、株価が激しく動いた銘柄です。これにより大規模なヘッジファンドを含む多くのトレーダーが多額の損失を出しました。)
 
彼らが私に質問する理由は分かります。
 
私の頭の中には宝くじの当選券のような株があって、
それを教えてもらえれば大金を手に入れられると、
みんな思っているからです。
 
たしかに、私の頭の中には素晴らしい銘柄、
つまり短期間で急騰する可能性のある銘柄があり、
それをOxford クラブの一部の読者にも共有しています。
 
しかし、このような投資は、
資金に多少の余裕がある投資家のためのものです。
 
彼らはリスクを理解しており、
たとえその銘柄で利益が出なくても、
生活にまで影響が出ることはありません。
 
逆に私に
「一攫千金を狙った銘柄を教えてください」
とお願いするような人たちは、
リスクをしっかり理解できておらず、
対処する能力が欠けていることが多いのです。
 
たしかに私の頭の中には、
宝くじの当選券のような株がありますが、
このような人たちがそこから大きな利益を得るには
忍耐力が必要になるでしょうし、
 
そもそも投資には「絶対にうまくいく」
という保証もほとんどありません。
しかし、そんな中でも優良企業への長期投資は、
かなり高い確率でうまくいくのではないかと思っています。
 
1928年以降、連続した10年の期間(例えば、1928年から1937年、
1929年から1938年、1930年から1939年など)で、
市場成長しなかった期間は7回しかありません。
 
それは、1937年、1938年、1939年、
1940年、1946年、2008年、2009年
で終了する期間でした。
 
つまり、かなり高い確率で
市場は成長していたことになります。
 
これらは、1946年を除いて
大恐慌または金融危機の間に
10年の期間が終了しています。
 
しかし、これらの経済危機に関連したすべての期間が、
損失に終わったわけではありません。
 
もし、1932年の世界恐慌時に投資し、
1941年まで乗り切っていたら、
最終的には利益を得ていたでしょう。
 
2001年のドットコムバブルのほぼ絶頂期に購入し、
世界的な金融不況後の2010年に売却していたとしても、
利益を得ていたでしょう。
 
実際、1928年までさかのぼると、
10年間の平均リターンの合計は、
129%にもなります。
 
 
毎年増配する「永続的な増配銘柄」を買えば、
さらに成果を上げることができます。
 
S&P500配当貴族指数は、
S&P500種指数に属する企業のうち、
25年以上連続して増配している企業を
対象とした指数であり、
永続的な増配銘柄の代表的な指数です。
 
この指数は1990年に導入されて以来、
1999年までの連続した10年の間、
一度も損失を出したことがありませんでした。
 
配当を含めた10年間の最悪のパフォーマンスは、
2008年の金融崩壊の真っ只中に終わった
40%のリターンでした。
 
配当金がなくても、純粋な株価変動だけで、
指数は9%上昇しています。
 
これは決して大金ではありませんが、
これらの銘柄の力を示しています。
 
この指数が始まって以来、
配当込みの10年間の平均リターンは196%で、
あなたの資金をほぼ3倍にします。
 
トータルリターンは、3,272%です。
 
これらの銘柄のメリットは、
忍耐強くあれば報われる可能性が
極めて高いということです。
 
ですから、パーティー会場で、
どんな銘柄を買えばよいかと質問されたら、
 
「永続的な増配銘柄を買えば、
10年後には私に感謝することになるでしょう。」
 
というのが、私のお決まりの答えです。
 
よい投資を。
 

マーク


いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)

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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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