米国配当株投資

利下げ局面で魅力的な 3つのセクター

先週18日、連邦準備制度理事会(FRB)は4年半ぶりの利下げに踏み切りました。

(先週お話しした、私の利下げに関する意見はこちらからご覧いただけます。)

そこで、今日は市場が迎えようとしている”新しい時代”において、

優れたパフォーマンスが期待できるセクターを3つご紹介します。

 

1.不動産投資信託(REIT)

不動産投資信託(REIT)とは、「Real Estate Investment Trust(不動産投資信託)」の略で、多数の投資家から集めた資金を用いて不動産を購入・運用し、その収益を投資家に分配します。

金利が下がれば、REITが不動産の取得や開発のために資金を借り入れる際のコストが減少します。そのため、収益性が向上し、投資家への配当も増える可能性もあるでしょう。

また、法律により収益の9割を投資家に分配することが義務付けられています。

そのため、高い配当利回りが期待できるのです。

利下げにより収益が伸びるのであれば、配当投資において、より魅力的な投資先の1つになるでしょう。

 
2. 住宅建設業者

米国では需要を満たすのに十分な住宅がありません。

その不足は驚異的な水準で、需要に追いつくためには 700 万戸の新築住宅が必要になると推定されるほどです。

そして、利下げ局面では、その需要がさらに高まる可能性があります。

まず、金利が下がれば、当然住宅ローンはより手頃になり、住宅需要を底上げします。

30年固定金利住宅ローンが現在の全国平均約6.3%から低下し、6%を下回った場合、

また、大統領選においてカマラ・ハリス副大統領が大統領選に勝利した場合、

新規住宅購入者が殺到する可能性もあります。

なぜなら、ハリス氏の選挙公約の一つに、初めて住宅を購入する人へ最大2万5,000ドルの補助金を出すというものがあるからです。

そのため、需要は大幅に増加すると予想されるため、このセクターの企業は収益を伸ばすと期待できます。

 
3. ユーティリティ

ユーティリティ、つまり水道やガスなどの公益事業会社は金利が下がると業績が好調になる傾向があります。

これは、公益事業会社が多額の借入を行なっているためであり、

金利が下がると利息による支出が減ることを意味するからです。

実際、10年国債利回りとS&P500公益事業株指数のパフォーマンスは逆相関を示しています

出所:Edward Jonesのデータを元にOxford クラブ作成

 
以上、利下げ局面で収益が伸びると予想されるセクターを3つご紹介しました。

一般的に金利の低下は株式市場にプラスの影響を与えると言われています。

その中でも特にこれらのセクターはその恩恵を受けると期待できるでしょう。

 

P.S.S.

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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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