市場の声を聞いていますか?
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25年以上前、ウォール街で働いていた頃…今では親友の1人であるクリスと出会いました。
彼は今、小さなヘッジファンドを運営しており、
市場が開いている日は毎日のように彼とオンラインでやり取りをしています。
先日、株式が上昇し金利が急落する中、その後の市場動向について議論していました。
その時の結論は
「市場はメルトアップ*するのではないか」
*合理的な理由もなく株などの資産クラスの価格が大幅に上昇すること
「市場は利下げを促している」
というものです。
インフレ率は数ヶ月前の9.1%から大幅に下がり、11月の発表時点で3.2%になっています。
そして、FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、インフレを抑えるまで利下げはしないという主張に固執しています。
しかし、金利を見れば、市場はさらなる利上げをあまり心配していないことがわかります。
米10年国債の利回りは、10月中旬の5%から執筆時点では4.2%未満にまで下がりました。
これは短期間では大きな動きと言えるでしょう。
市場は一般的に「将来」を見越して動きます。
その「将来」とは、通常6か月から12か月先と言われています。
そのため、経済がまだ不況にある間に株式が底を打ち、反発を始めることがあります。
つまり、それが起きた場合は不況が間もなく終わる可能性があるということです。
(逆に経済が順調な時に株価が下落すると、「良い時期」が終わる可能性があることを示します。)
ですから、この米10年国債利回りの急落は、近い将来、FRBが利上げを終了し、利下げに移ることを示唆していると考えています。
ただし、市場が常に正しいわけではありません。
少しでも状況が変われば、データは変動し、投資家はそれに応じて反応します。
しかし、一般的に市場が伝えようとしていることに耳を傾けるのは、将来を予測する上での良いバロメーターとなるでしょう。
繰り返しますが、株価が上昇し、国債利回りが下落していることは、インフレが衰え、FRBが利上げを終えることを示していると解釈しています。
今回の話があなたの投資の参考になれば幸いです。
~編集部コメント~
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