米国配当株投資

【3つのヒント】 デイトレーダーから学ぶ長期投資?

あなたはデイトレーダーについてどんなイメージを持っていますか?

私たちOxford クラブはまず長期的な投資から始めていくことをお勧めしています。

それは超短期的なデイトレードとは真逆ですから、
デイトレーダーにあまり良いイメージはないかもしれません。

実際、よほどの時間と体力、そして知識と運がない限り、
資産形成のために1日単位で株を売買するような投資は避けた方がいいと思います。

しかし、私たち長期投資家も、
デイトレーダーの手法から学べることがあるのです。

それは銘柄選びの方法。

デイトレーダーは近い将来のカタリスト(株価上昇の材料)
が見込める銘柄を探す傾向にあります。

というのも、株価上昇が期待できたとしても、
それが数年後、数十年後では彼らにとっては無意味だからです。

そしてその中でも、特に決算報告の内容をカタリストとして重視しています。

実際、四半期決算の発表後に株価が急騰したり、
急落したりすることはよく見られます。

では、「カタリスト」によって株価が上昇した例を見てみましょう。

2018年、アクソン・エンタープライズ(Nasdaq: AXON)は、
予想を大幅に上回る好決算の発表翌日、株価が22%も急騰しました。

チャート

 

また、ブラジル石油公社(NYSE: PBR) は、原油価格が3%以上跳ね上がると、株価が1日で9%上昇しました。

チャート

そして、ネブサン・リソーシズ (NYSE:NSU) は買収提案を受けた翌日、株価が16%も上昇したのです。

チャート

これら3つの株価上昇の直前には共通して、

  • 予想外の好決算の発表
  • 原油価格の急上昇
  • 買収案の提示

といったカタリストがありました。

デイトレーダーはこのような短期的な株価上昇に繋がるカタリストがある銘柄を探し出し、
リターンを狙っているのです。

ただ、あなたが長期投資家の場合、
デイトレーダーたちのように「短期的な」株価上昇を狙う必要はないでしょう。

しかしながら、「株価上昇のカタリスト」を持つ銘柄に
投資すべきだということは共通しています。

そこで今日は、その株価上昇のカタリストを3つご紹介します。

 

株価上昇を狙える3つのカタリストとは?


1.決算発表

最初にお伝えした銘柄の例のように、
決算発表のタイミングは大きな株価上昇の契機となり得ます。

ほとんどの企業は、決算発表を行う数週間前に、報道機関へ日程を告知します。

そして、決算発表は概ね3ヶ月毎に行われます。
なので、興味のある企業がまだ日程を公開していなくても、
前四半期の報告日からおおよその決算発表日が予測できるでしょう。

 

2.アナリスト評価の上方修正

2つ目のカタリストは、
金融関連の報道番組やメディアなど、多くの人の目に触れやすいところで、
アナリストが新たに「買い」または「売り」推奨を出した時です。

この場合、多くの投資家がその銘柄を買い求めるので、
銘柄の株価が大きく動く可能性があります。

特に、ほとんどのアナリストが「据置」または
「売り」としている銘柄の評価を格上げした時、
一気に需要が高まりやすいため、その銘柄の株価が上昇する可能性が高いのです。

ですから既存の「買い」推奨があまりない銘柄を探されると良いでしょう。

 

3.ショートスクイーズ

これはデイトレーダーの中にはショートポジション(空売り)で
利益を狙う人々がいることに関係します。

空売りとは、自分が株を持っていなかったとしても
「株を売る」ことができ、リターンを狙うことができる方法です。

その方法を簡単に説明すると、
まず証券会社から株を借ります。

その後、借りた株式を返すために市場から買い戻す必要があるのですが、
その時の株価が売った時よりも下がっていればその分得をすることができます。

例えば、ある銘柄を借りて150ドルで売ったとしましょう。
そして、その銘柄を買い戻す際に、株価が140ドルに下がっていれば、
その差額の10ドルをリターンとして得られるのです。

このように株価下落が予想される銘柄を空売りすることで、
その下落分をリターンとして狙う手法です。

しかし、その銘柄が予想通り下落せず、逆に上昇してしまうと、
空売りしたトレーダーたちには大きな損失が生じます。

そのため、その株価が上昇し続けた場合、
つまり損失が大きくなってくると、損を抑えるため、
急いで買い戻すことになります。

すると、その銘柄に多くの「買い」の需要が生まれるので、
株価がさらに上昇するというわけです。

ですから浮動株(取引可能な株式数)の10%以上が空売りされている銘柄に注目すると、
この株価上昇によるリターンを狙えるでしょう。

==

通常、株価は理由もなく大きく動くことはありません。
株価を押し上げるようなカタリストが必要なのです。

ですので、投資をするときは、
その銘柄にカタリストがあるのかどうかを
チェックしてみるといいでしょう。

P.S.

~編集部~

カタリストは株価上昇を予想する上で重要な要素です。

しかし、市場全体の動向によってはカタリストが作用しない場合もあり、
株価上昇だけを狙っているとリスクが高くなってしまいます。

そこでおすすめなのが、投資先に配当株も含めることです。

安定して配当を出す配当株を持っていれば、
市場全体が不調で株価が思うように伸びない時でも
定期的に配当を受け取り、コツコツと資産を増やしていくことを狙えるでしょう。

そんな銘柄を配当投資の専門家マークが
毎月選んで紹介してくれるOxford インカム・レターをこちらで紹介しています。

→こちら

 

P.P.S
今回の記事はいかがでしたか?

あなたの資産形成に少しでもお役立ていただければ幸いです。

Oxford クラブでは、このような記事を33万人のメールマガジン会員様に毎日無料でお届けしております。

公式サイトからでも1週間にお届けする7つの記事のうち4つはお読みいただけますが、3つはメールマガジン会員様に宛てたものとなっております。

毎日2分メールをお読みになるだけで、少しずつ米国株による資産形成のコツを身に付けていただけるでしょう。

6つの高配当米国株レポート

ちなみに…メールマガジン登録者様にはもれなく『永久に持っておきたい6つの米国株レポート』も無料プレゼントしています。

株式投資というと、「いつ買うか?」というタイミングが大事というイメージが一般的…ですがこの6つは「いつ買ってもいい」銘柄です。

しかも「いつ売るか?」に頭を悩ませることも不要…「持っておく」だけで資産が積み上がることが狙える6つの銘柄を6,200株以上の中から厳選しました。(それが「永久」の由来です)

メールマガジンをお読みになって米国株のコツがつかめてきた頃、投資をする余裕が出てきた頃などなど…

あなたのタイミングで投資をご検討されてはいがかでしょうか?

投資リスクの低いものをお選びしているので米国株投資の初心者にもオススメです。

→「6つの永久に持っておきたい米国株」を無料で知る

Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

関連する記事

Back to top button