なぜ、私がトレンド投資にこだわるのか?
2000年代初頭、私は市場分析に関わる仕事に初めて就きました。
当時の勤め先は、ワシントンにある石油とガスの市場調査を行う企業です。
そこでは大手を含む様々な石油・ガス企業によって、全米各地からその日の取引データが送られてきます。
そして、私の仕事の1つは、そのデータに含まれる外れ値(他の測定値から大きく離れた値)を分析することでした。
私はその仕事が大好きでした。
なぜなら、私はそのようなパターン化されているものに関心があり、同時に「なぜそのパターンから外れているのか?」を分析することもまた、「パターン」の分析だったからです。
この仕事では、コンピューターの前に座り、何かに焦点を当てるのではなく、その取引データの全体を見ていきます。
もちろん、全てのデータを追うわけではありません。
潜在意識に任せて、何らかの “違和感 “を抱いたら、そこを調べるのです。
この仕事を通じて、私は「パターン」や「トレンド」を見極める力を養うことができました。
そして、市場に訪れる季節のような「トレンド」に注目して投資をする戦略の可能性に気づき、研究を始めることができたのです。
この戦略の素晴らしい点は、投資家がしがちな、
感情的に投資をして、「高値で買って、安値で売ってしまう」
という失敗をしづらくなることです。
このようなトレンド投資のわかりやすい例が、原油、天然ガス、オレンジジュース、小麦といったコモディティ(商品)への投資です。
これらには、1年を通じての寒暖の変化や栽培・採集期、夏用ガソリン・冬用ガソリンの販売などといった、季節性の変化があります。
これに注目することで、コモディティ価格の変化を予測するのです。
また、これらは外的要因を受けやすい性質があります。
つまり、「外れ値」が生じやすいのです。
例えば、現在起きている、ロシアによるウクライナ侵攻はそれに該当します。
ウクライナは欧州の穀倉地帯。そして、ロシアは世界最大の石油・ガス輸出国の1つです。
この軍事侵攻によって、これらに関わる化石燃料、穀物、肥料の価格全てが高騰しています。
このように毎年訪れる季節性のトレンドと、外的要因などによる外れ値を分析することで、
価格の変化をより詳細に予測することができるのです。
Oxford Club との出会い
その後、企業向けの販売信用業界で働いていた時、
多くの企業が様々な理由で破産するのを目の当たりにしました。
そこで、私はこのような人々の資産を再構築する役に立ちたいと思い始めたのです。
私のこの「トレンド」投資戦略を使って、自分のため、そして人のために働きたいと…
そこで出会ったのが、Oxford Clubでした。
私の戦略を、誰かのために役立てる機会が訪れたのです。
Oxford Clubに入って4年も経たないうちに、社内最高益を打ち立てることができました。
ボストン・ビール・カンパニーへの投資で、6か月弱で1,888%の利益を達成したのです。
これは、私が長年研究してきた「トレンド」投資戦略による分析の結果でした。
そしてその後、現在に至るまで、多くの投資家たちの資産形成をサポートすることができたのではないかと思っています。
良い投資をするために
「市場の変動を確実に予測することはできない」と多くの人が言います。
残念ながら、それは事実でしょう。
しかし、市場にどのような可能性があるのかを知ることはできます。
それが「トレンド」です。
そして、「トレンド」投資戦略は、運勢占いや星座占いをするようなものではありません。
自分の投資から、「感情」を取り除き、「可能性」を頼りにし、いつ、どの資産、分野、個別企業を投資対象とするといいのか?を事前に良く理解しておくことで、資産形成を目指すものです。
残念ながら、いつの時代も市場は荒れるものです。
しかし、長期的な視点を持って市場を見れば、そこには多くの可能性があります。
感情的な投資さえしなければ、
トレンドは、今日も、明日も、いつでもあなたの味方でいてくれることでしょう。
ハイリターンを願って。
マシュー
~編集部コメント~
私たちOxford Clubには、マシューのように、
あなたの資産形成をサポートしたいという熱い想いをもったアナリストが多くいます。
あなたがもし、私たちと一緒に米国株投資を初めてみたいと思うなら、
こちらから一歩を踏み出すのはいかがですか?