三井住友フィナンシャルグループの配当安全評価を公開!
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所要時間: 3分
この記事のポイント
- 三井住友フィナンシャルグループの配当安全性を評価
- 同社は過去10年間配当を出し続けている。
さらに5回増配している
- 配当安全評価は「D」ランク
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今日取り上げるのは、三井住友フィナンシャルグループです。驚くかもしれませんが…間違いありません。日本にいる皆さんにとっては、意外性のある銘柄かもしれませんね。同社は、ニューヨーク証券取引所にも上場する米国株銘柄の一つです。私は今年のはじめに、執筆する「Oxford インカムレター」で、この三井住友フィナンシャルグループ(NYSE:SMFG)を推奨していました。日本の皆さんのために急遽取り上げたのではなく、私の銘柄選定基準に合致したものとして、以前から注目していました。
なぜ、三井住友FG?
しかし、ここで注意して欲しいことがあります。銘柄選定をした時期は、私のいる米国にコロナウイルスの影響が来る前でした。そのときの状況では、日本の景気回復の見通しと、三井住友の国内第4位の金融機関であるという点が気に入り、注目していました。
同社は日本以外の39か国からの収益が30%を占めていて、キャッシュレス社会への移行に伴う、リーダー企業の一つでもあります。コロナウイルスの影響がある前は、このようなことを背景に、この銘柄に注目していました。
そして、今はというと…株式市場全体で言えば、世界的な経済活動の鈍化により株価が全体的に下落傾向にあります。しかしながら、これは悲観的なものではなく、私からすると悲鳴を上げるほどお買い得だと考えています。その根拠をお話しします。
三井住友FGの収益の推移は?
同社は6.6%の配当を支払っています。果たして、この三井住友フィナンシャルグループの配当は、安全なのでしょうか?
その安全性を見るのに着目したいのが「NII(Net Interest Income)」です。NIIとは、カンタンに言えば金融機関が「本業で得た収益」です。金融機関を評価するには、ただ収益を見るだけではなく、この収益がどのように推移しているかを分析するのが重要なのです。同社のNIIは、やや現象傾向にあります。
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ですが、これは決して崩壊の始まりではありません。
特に、同社の配当性向はNIIの18%に過ぎません。状況が悪くなったとしても、十分に備えのある状況でしょう。さらに同社は過去10年間、配当を出し続けています。それどころか、5回配当を上げました。なので、必要以上に悲観的になる必要はないでしょう。
とはいえ…私たちの銘柄分析システムは、NIIの減少が安全性にマイナスの影響を与えていると表しています。それゆえ、格付けはやや低いものになってしまいます。
三井住友FGの安全性は?
よって、私は三井住友FGの配当の安全性評価を「D」とします。
配当安全評価:D
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同じ「D」評価でも…
今、株式市場が最も嫌がる「先行き不透明」の状況です。しかしながら、このように分析をしていくと…同じ「D」評価でも、
・「C」評価になりそうな「D」
・「F」評価になりかねない「D」があります。
私たちは目の前の株価に右往左往するのではなく、今回のように企業の内情が浮き彫りになるキャッシュ・フローに着目するのが良いでしょう。
こういった分析が、私たちの安定した投資につながるのです。ぜひ、このような情報を参考に、周囲の投資家とは違った、より安定した投資を実践していきましょう。
良い投資を!
マーク・リクテンフェルド
いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)
ちなみに…このブログで紹介している株はもちろんいいのですが、それよりもたくさんの配当を出す企業ばかりを集めて、毎月レポートしてくれて…「買い」「売り」の具体的なアクションをあなたへお届けする、「Oxford インカム・レター」はこちらからお試しすることができます。
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