プロクター&ギャンブルは安全ですか?利益を狙う投資家の味方か
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この記事のポイント:
- 乱高下する市場で「損失を出してしまう投資家」ではなく、「利益を狙える投資家」になる
- スーパーマーケットに狙いを定め、プロクター&ギャンブル(NYSE:PG)に注目
- フリー・キャッシュ・フローが上昇傾向にある同社は、配当の安全性評価「A」
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米国株式市場の株価の乱高下が続いています。だんだんと、これが当たり前のようになってきて、感覚が狂ってしまう投資家もいるかもしれません。コロナウイルスの影響が依然として株式市場に、大きく出ています。
ただ、このような中でも、投げ売りしてしまう投資家がいる一方で「ここは利益を狙うチャンス」だと考え、動き出している投資家もいるのが現実でしょう。そして、結果的にこのようなときに、どのようなことが「利益を狙える投資家」と、利益を狙えず「損失を出してしまう投資家」に分かれていくのでしょうか?
「利益を狙える投資家」の注目は?
では、このようなタイミングで、もし利益を狙える投資が存在するのであれば、彼らはどのような銘柄を狙うのでしょうか?それには、日常の動きがヒントになるかもしれません。個人や企業が大幅に支出を控える中、大きく動いている支出があります。
カンの良いあなたであれば、もうお気づきでしょう。そうです…スーパーマーケットです。そして、実際に最近、スーパーマーケットにいったことがあれば、あなたはプロクター&ギャンブル(NYSE:PG)の製品を買った(そしてたぶん買いだした)可能性があるでしょう。
永久に持ち続けたい配当株とは?
実は、このプロクター&ギャンブルは、永久に持ち続けたい配当株の一つであると、私は考えています。そのプロクター&ギャンブルは、この乱高下したり下落する株式市場の中で、どのような動きをみせるのでしょうか。そして、彼らの生命線とも言える、この配当金は、コロナウイルスからマイナスの影響を受けることなく、出し続けることができるのでしょうか?
同社は、同業界の競争が厳しい中、あらゆるブランドを作り認知されています。そして、そのような競争が激しい業界にいるにも関わらず、過去数年間はフリー・キャッシュ・フローが増加しています。
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このグラフのとおり、同社のフリー・キャッシュ・フローは着実に上昇傾向にあります。ちなみに、今年は、5%以上成長すると予測されています。もちろん、今のコロナウイルスは、同社の売上やキャッシュ・フローに影響はあるでしょう。特に、人々がトイレットペーパーや、その他の必需品を買いだめしている動きがあるので、短期的にはキャッシュ・フローが増加する可能性あるでしょう。
ただし、その反面、事態が落ち着いたら、米国人は家にあるトイレットペーパーを消費するのには、それなりの時間がかかるでしょう。そうなると、今は良いかもしれませんが、少し先の時期に何らかの影響が出るかもしれません。
プロクター&ギャンブルの安全性は?
同社の四半期配当は、1株当たり0.746ドルで、年間2.984ドルです。今年、同社は73億8000万ドルの配当を予定しており、彼らのフリー・キャッシュ・フローの58%を支払う予定です。ただし、同社は今、新たにキャッシュ・フローを生み出しています。
特に彼らは、年間配当の増額を60年以上続いていることを継続するために、できる限りの行動をする可能性が高いでしょう。それを考えると、同社の配当は、安全だとも考えることができるのではないでしょうか?そういった意味では、このような不安な株式市場が続くときは、同社のような配当株を保有しておきたいものです。
よって、私はプロクター&ギャンブルの配当の安全性評価を「A」とします。
配当の安全性評価:A
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これまで「A」と評価することは、ほとんどありませんでした。そういった意味でも、プロクター&ギャンブルは貴重です。また、このよな株式市場では、ムリに利益を狙うのではなく、結果として、配当株に着目している投資家のほうが、着実に利益を狙えることが実感できたのではないでしょうか。まさに、これが配当株のメリットでしょう。
そして、このような株式市場でも「利益を狙える投資家」と、利益を狙えず「損失を出してしまう投資家」に分かれてしまう理由を実感いただけたでしょう。ぜひ、こちらの情報を参考に、周囲の慌てる投資家とは違った、安定した投資を心掛けていきましょう。
良い投資を!
マーク・リクテンフェルド
いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)
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