長期投資について考える:効率・手間・リスク・プレッシャーは?
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この記事のポイント
- 自分の投資スタイルは、短期、中期、長期のどれか?
- 売買を繰り返し利益を狙うのか、分析したパターンに当てはめるのか、配当を受け続けることを選ぶのか
- 長期投資家は、日中パソコンにしがみつくことなく、損失に怯えながら取引することもない
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あなたがしているのは「トレード」と「投資」のどちらですか?
もし、トレードを選んだなら、あなたは利益をよりもスリリングな気持ちになるのを望んでいるのかもしれません。1日、1週間、1ヶ月で、どれだけ多くの利益を上げられるかが関心事で、そのパフォーマンスの上下に興奮しているだけでしょう。
一方、私たちはどうでしょうか?
賢明なあなたは「投資」を選択しているのではないでしょうか。ただ、これは少数派でしょう。実際、私が20代の頃は、周囲に日をまたいで保有している人は少なかったです。彼らは、数時間、ときには数分で取引をするデイトレーダーでした。
私は、彼らとは全く反対の道を歩みました。私の視点は「長期投資」になり、「何年も配当を出し続ける」銘柄、つまり永久に持ち続けたい配当銘柄を探すことを目標にシフトしました。だから、私は今、あなたが永久とも言えるほど長期的に保有を続け、着実に配当を受け、資産を増やすことが狙えることを基準に銘柄を選んでいます。
投資は効率が悪い…
しかし、これは投機を行う彼らからすれば「効率が悪い」行為です。彼らは「投資は効率が悪い」と考えます。なぜなら、彼らの基準は「素早く出入りできるか」だからです。長期的に配当を受け、資産を積み上げることは基準ではなく、そして、利益を上げることが基準でもなく、基準は「素早さ」なのです。
だから、彼らデイトレーダーは数週間も待つことができません。彼らは数日の間に、もしくは一日で取引を成立させ、利益を得ることを好みます。短期トレードこそが、彼らの全てなのでしょう。だから、彼らはその銘柄に執着することはありません。とにかく売買を繰り返し、利益を狙います。
ちなみに、中期トレーダーは、通常数週間以上保有します。彼らの関心事は、決算書や、彼らの分析にかなったチャートパターンなどです。その銘柄の企業がどうかよりも、自分たちの分析したパターンに当てはまるかが重要な判断材料です。
だから、彼らは市場全体や個別銘柄の一時的な強い動きを利用して利益を上げるのが主でしょう。そのようなこともあり、彼らはトレーディングストップを入れ、リスクを管理します。仮に想定と違った動きをしても、損失ができるだけ小さくなるように、このような方法を取り入れています。
ただし、ここで考えなければならないのが、彼らはリスクは小さくなるようにと言いながらも、取引回数が多いので、小さな損失を積み上げているということでしょう。利益を積み上げることと引き換えに、そのようなことが起きているのです。
一日中パソコンにしがみつきたいですか?
だからこそ、私は改めて、あなたに問いかけをします。「株式投資に、どれくらいの時間をコミットしたいですか?」と。短期取引の場合、特に同じ日に買い、同じ日に売ることを繰り返すデイトレードでは、取引時間中は、パソコンの前にへばりつかなければなりません。
なぜなら、株価は刻一刻と動くからです。そのチャンスを逃したら、あなたは損失を受けてしまいます。だから、片時もパソコンから離れることなく、パソコンにしがみつきます。もちろん、数週間の取引を想定しているトレーダーは、そこまでしがみつかなくても良いでしょう。だから、そこまでは時間を費やす必要はないかもしれません。
一方、私たちのような配当株投資をする長期の投資家は、彼らとは全く違うでしょう。パソコンにしがみつくことなく、時間もそれほど多くを費やす必要はありません。
なぜ、株価が下がるの許容できないのか?
通常、数週間保有を続ける中期トレーダーは、市場の急な変化や出来事に動揺しないように、いつでも銘柄を乗り換えられるようにしています。それは、言い換えれば、彼らは株価が予測よりも下にいくことを許容していないということでしょう。
もし、これがデイトレードほどの短期であれば、比較的小さな損失で抑えられます。ですが、数週間の保有になると、それなりに損失が大きくなる可能性があります。だからこそ、彼らはいつでも迅速に、そのような自体に対応できるように取引をしています。
あなたの選択は?
最後の質問です。あなたにとって、最適なタイプの戦略はどれですか?そして、どれがあなたにとって、理にかなったタイプの戦略ですか?
もしあなたが、株価の値幅であるボラティリティに基づいて市場を取引したい場合、取引は本質的に短期的です。反対に、今後の臨床試験データに基づいてバイオテクノロジー株を取引するのが好きな場合、取引の期間は長くなります。
もちろん、私たちは長期にわたり配当を受け続けられることを基準にした取引を好むので、長期投資でしょう。ただし、これは株式の取引に慣れていない場合、右往左往してしまう部分でもあります。だからこそ、これらの質問を自問自答することは重要です。
特に、あなたが自分の取引のタイプや戦略に迷ったとき、これらの質問を投げかけてみてください。もし、あなたが配当株を活用した長期投資に迷ったら、自分に質問しましょう。例えば「日中パソコンにしがみつきたいのか?」と。「損失に怯えながら取引したいのか?」と。そうすることで、より今のスタイルの良さが見えてくるでしょう。
良い投資を!
マーク・リクテンフェルド
いかがでしたか?
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