米国配当株投資
年利回り9%の米国最大の燃料配給会社
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この記事のポイント
- 130年の歴史を持つ年利回り9%の燃料配給会社
- コロナ禍でも分配可能な現金が大幅増
- 多過ぎる負債が分配金の足を引っ張る?
130年以上前に、ペンシルベニア州ピッツバーグの小さな石油会社としてスタートしたスノコ (NYSE: SUN) は、今では米国最大の燃料配給会社です。 同社は、年間80億ガロン(約303億リットル)以上のガソリンを33州の7,300店を超える小売店に販売しています。 スノコは、四半期ごとに1ユニットあたり0.8255ドル、つまり株価36ドルで年利回り9%の分配金を支払っています。スノコはマスター・リミテッド・パートナーシップ(MLP)なので、パートナー(株主に相当)に分配金(配当金に相当)を支払います。この所有権のことをユニット(株式に相当)と呼びます。 (編集部注:MLPは天然資源やエネルギー事業を収益源とする米国における投資形態の一つです。MLPは事業への課税を優遇するかわりに利益の大半を投資家に還元することを法律で定められているため、比較的高配当になります。) この高利回りは、配当投資家にとっては魅力的です。特にスノコが無名の投機的な企業ではないことを考えるとなおさらです。100年以上の歴史があるのですから。 スノコは2012年以降、毎年、分配金を支払っています。 同社は2016年11月に1ユニット当たり0.8255ドルに達するまで四半期の分配金を引き上げ、それ以降は、同額を維持しています。分配金を引き下げたことはありません。 同社は、投資家に支払っている高い利回りを維持することができるのでしょうか? MLPの評価においては、キャッシュフローの指標である「分配可能な現金(CAD: Cash Available for Distribution)」を用います。 スノコの2020年CADは4億5,300万ドルから5億1,700万ドルへと大きく成長しました。 しかし、2021年は、過去数年間で最低の4億4,300万ドルまで落ち込むと予想されています。
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