マイクロソフトの配当評価は?配当が上がる余地あり?
所要時間: 4分.
この記事のポイント
- Microsoft(NASDAQ:MSFT)の配当の歴史、安全性に注目
- 10年前に投資家に1株当たり0.52ドルを支払い、その後10年で配当金は1.68ドルに上昇
223%の増加
- フリー・キャッシュ・フローに対する配当率は40.1%
取締役会が配当を上げる余地が十分にある
最高の配当株を買うことができれば、あなたは、ゆっくりとリラックスできるでしょう。例えば、そのような生活を実現することを狙えそうなのが「Microsoft(NASDAQ:MSFT)」かもしれません。
同社の配当履歴は長く、株主に高い配当を提供しています。そこで、ここからは、Microsoftのビジネスと「過去10年間の配当の歴史」
を見てみましょう。
5000万ドルの投資を約束したMicrosoft
まず、簡単にビジネスの内容を見てみましょう。Microsoftは、調査時点で813億ドルの企業です。同社はワシントン州レドモンドで営業し131,000人の従業員を雇用しています。
Microsoftは2017年に、1100億ドルの収益を上げ、従業員1人あたりの売上が842,000ドルになりました。同社はテクノロジーに絞った事業を展開し、政府(AAA)よりも優れた信用格付けを保持しています。
そして、この信用格付けを活用し、Microsoftは安価な負債を発行してビジネスを成長させ、他に可能性のある事業に投資することができます。彼らが注力しているもう1つの分野は、環境・社会・ガバナンスを基準としたESG投資です。
彼らは、二酸化炭素排出量を75%削減する予定です。また、グローバルな環境の課題を解決するために5000万ドルの投資を約束しました。このような計画を立ているのがMicrosoftです。
配当は「223%」の増加
では、私たちにとって一番注目すべき「配当」の歴史はどうでしょうか。同社は、10年前に投資家に1株当たり0.52ドルを支払いました。そして、過去10年間で、配当金は1.68ドルに上昇しました。これは「223%の増加」です!その歴史を物語るのがこちらのグラフです。
複合年間成長率は10年間で12.4%ですが、昨年は配当が7.7%上昇しました。もしかすると、これは「鈍化ではないか?」「停滞ではないか?」と心配する人もいるでしょう。でも、これは鈍化や停滞のシグナルではありません。
むしろ、同社は、依然として、良好な投資先になる可能性があります。同社は、配当株の中でも、最高の配当株ともいえる一つです。
ただし、現在の配当利回りは現在の利回り対10年平均2%を下回り、10年平均の2.86%を下回っています。これは、過去10年間の配当利回りのグラフです。
これを見ると、不安になるかもしれません。でも、ここが一般の投資家と、私たち配当株投資家の違いです。実は、この配当利回りは、一時的にこのようなことが起きますが、長期で見ると、株価の変化に伴い、平均値に戻る傾向があります。つまり、崩れにくいので、裏を返せば、安定しているということでしょう。
配当の安全性は?
そこで、さらに配当の安全性をみてみましょう。次に着目するのは「配当率」です。これは、1株当たりの配当を1株当たりの収入で割った値です。これを同社で計算すると、なんと「60%」の結果が出ました。
これは、Microsoftが1ドル獲得するごとに投資家に0.60ドルを支払うことを意味します。ただ、ここで注意しなければならないのは、あくまでも、これは会計上の数字なので、不確定要素があるということです。
そこで、キャッシュ・フローに対してどうかみてみましょう。過去10年間のフリー・キャッシュ・フローに基づいたMicrosoftの配当率です。
比率は過去10年間でかなり安定しており、傾向は上昇しています。最後に報告された年の配当率は40.1%です。実は、これが一番重要な情報です。配当利回りなどでは理解することができない核心の情報がこれです。
だから、私はこの情報を見て、Microsoftの取締役会が配当を上げる余地が十分にあると判断します。そして、同社の配当は安全だと考えます。
ただし、投資のタイミングは、慎重にならなければなりません。現実的な問題として、10年間の平均利回りを大きく下回っています。ぜひ、核心の情報と、この現実的な情報をふまえながら、このMicrosoftについて見ていくとよいでしょう。
良い投資を!
ロバート・オットマン
いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)
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