2021年、投資家がこの快適な投資に「一晩寝て考えて」はいけない理由
もう何ヶ月も自主隔離が続いています。
多くの人が家に篭り、上半身だけ仕事用の服に着替え、バーチャルミーティングをしています。
時間をやり過ごすために、家の内外の改装に打ち込んだ人も多いでしょう。
最も多く改装に費やした場所がベッドルームです。
正直言って、全く予想していなかったのですが、パンデミックでマットレスの売り上げが上昇しました。
2020年3月の低迷以来、投資家にとっても最も利益のあったもののうちの一つはこの快適なマットレス業界の上昇によるものです。
モジュラー式ソファー製造業者であるザ・ラブサックカンパニー (Nasdaq: LOVE) は675%以上も上昇。
キャスパー・スリープ (NYSE: CSPR)は底値から二倍近くまで上昇。
スリープ・ナンバー(Nasdaq: SNBR) は303%以上も反発しました。
注目すべきはこれらが、きらびやかなシリコンバレーの株ではないということです。これらはマットレス製造業者と家具製造業者なのです。
一見、減速する兆候が見られないのは嬉しいことです。しかも、この業界で私のお気に入りの銘柄であるパープル・イノベーション(Nasdaq: PRPL)はさらに上昇の兆しがあります。
この会社はマットレスや枕やクッションをデザイン生産しています。
また、マットレスプロテクター、シーツ、プラットフォームの基盤、シートクッションや他の多くの製品を販売しています。
パープル社に関しては常に高く評価していることがあります。それはブランド認知度を上げるために常に努力し続けていることです。
アメリカでは、テレビやストリーミング番組でこの会社のコマーシャルがよく放映されていて、誰もが一度は目にしたことがあると思います。
そして、このアプローチは功を奏しています。
というのも、眠っている暇もないほど事業は上向きだからです。
パープル社の第3四半期売上高は59.4%上昇し、1億8710万ドルとなりました。しかも、これはショールームを通さない消費者への直販の売上で、オンライン購入は97.5%上昇しました。
パープル社の勢いは減速しないと推定します。
第4四半期の売上高は57%超上昇し1億9600万ドルになると見込まれます。しかも、その四半期の1株当たり純利益(EPS)は劇的に改善し、0.26ドルの損失から0.11ドルの利益へと転じるでしょう。
すなわち、売上が上がっているだけではなく、利益も急増していることが見られます。
実際に、2020年の決算を閉めた時、1株当たり純利益(EPS)は2019年の0.36ドルの損失から0.64ドルの収益へと好転しました。
この動向は今年も続くでしょう。売上高が23.4%上昇して、8億2,700万ドル強上昇するに伴い、1株当たり純利益(EPS)が0.96ドルになると見込まれています。
比較してみると、スリープ・ナンバーは2021年の売上高がわずか4%上昇の、19億1,000万ドルの見込みです。キャスパーの売上高は20%以下にとどまり、5億8,100万ドルと想定します。そして、ラブサックの売上は23%上昇し3億8,000万ドルと推定します。
パープル社はスリープ・ナンバーほど大きくありませんがその売上高の上昇は群を抜いています。このような理由で、私はこの会社を気に入っていて、2021年にもマットレスと同じくらい快適な成長を見せてくれるでしょう。
ハイリターンを願って。
マシュー