投資情報

上がる株ってどんな株?

志村です。こんにちは。

新年度入りしましたね!
あなたは心機一転、何かに取り組まれますか?

僕はあらためて、健康維持・増進に向けた取組みを行ないます!
健全な株式推奨は健全な心身から、的な発想です^^
(これまではぶら下がり健康器にぶら下がるくらいの取組みしかできていませんでした^^;)

日本を含めた国を跨ぐ往来に関して、今月から一層コロナ明けに向けて前進しますので、まずは週末からマレーシアの拠点に戻り、日光浴してきます。

きっと良い投資アイデアやひらめきが生まれるはずです!ご期待ください!!

 

今年に入り、資源・穀物生産、軍事力、金融政策、通貨の強さなどが各国に対して際立っている米国ですが、インフレ対策には苦慮しています。

2年債金利と10年債金利が逆転する「逆イールド」の状態になったり、また来年の成長鈍化やリセッション入りがささやかれるなかでも、目先、金利をあげられるうちにあげておきたい(それが来年への備えになる)という認識のもと、従来の想定以上に金利引き上げペースがはやまるシナリオの現実性がどんどん高くなっています。

投資銀行の雄であるゴールドマンサックスやJPモルガンのほか、債券運用の巨人PIMCO投資銀行のエコノミスト・運用者等からは、「逆イールドでも景気後退入りすると決めつけるのは時期尚早(大丈夫だ!)」的なコメントが出ています。

とはいえ、金利引き上げペースが従来の想定よりはやまることは、株式市場においては完全に織り込まれていないと感じますし、物流やサプライチェーンの混乱、中国経済の失速など、これから顕在化するリスク要因もあるように感じますので、コロナ明けやロシア・ウクライナ情勢の改善などを受けて全面的に楽観に傾くのは危険と感じています。個人的な見解ですが。

もちろん株式投資による個人の資産形成は長期的な視点で取り組むべきで、企業の長期的な業績予想をベースに判断していくことが軸となると考えます。

営業利益の動向や利ざや改善、フリー・キャッシュフローなどは企業の長期的な強さを判断する材料の一つです。

また、中期的には、1株当たり純利益(EPS)の改善動向も大切です。自社株を巡る動向については政治的な動きも視野にいれる必要が出てきていますが、米国市場における投資家共通の投資尺度としてEPSを用いることは、ある意味で投資の常識です。

そして、あまり語る人が少ないので、ご存じない方も多いのですが、投資家として大切な視点としては、

業績動向(予想値)と企業の実態(実績値)の「乖離」を見つけ、その乖離が埋まる(縮まる)タイミングが「早く訪れる」銘柄の株価が強い、ということです。

なので、誰もが好業績だと思っている企業が想定通りの好業績を出すより、業績が悪いと思われていたイマイチな企業が普通の業績を出す方が株価上昇する傾向にあります。

4月中旬から企業による1 – 3月期の決算発表が始まり、本格化していきます。波乱要因としては、物流やサプライチェーン問題が長引いていること、インフレも含めたコストコントロール、ロシア・ウクライナ動向等です。

投資においてはまだシートベルトを締めておく必要があると感じますし、投資テーマやシナリオはもちろん、投資手法をも分散させることによって、対応されることをオススメいたします。

 

良い投資を

志村 暢彦

追伸
Oxfordクラブでは、配当投資にフォーカスしたインカム・レターと、成長株にフォーカスしたキャピタル・レターをご用意して、それぞれ長期目線での投資アイデアをご案内しています。マクロファンダメンタルズの状況を見据え、『米国の今』について経験豊富なストラテジストが分析した内容も掲載しています。

志村 暢彦

Oxford Club Japan チーフ・ストラテジスト 助言統括者。金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。2019年Oxford Clubチーフ・ストラテジストに就任。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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