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知能の時代と新『金融』の幕開けに向けて

本日はテスラのロボタクシーのイベントが開催されています。

メルマガを書くタイミングをギリギリまで遅らせ、イベント冒頭だけ見ました。(現在12時31分です)

Xによると、来年には、『テキサスとカリフォルニアで稼働する』とのヘッドラインです。

tesla

ロボタクシー以外にも、イーロン・マスク氏が取り組んでいる事業は将来の成長余地が大きいものが多いので、将来ビジョンについて確認していきたいと思っています。

火の発見が石器時代・狩猟時代を発展させ、農業の進化が人類の増加に貢献し、そして蒸気機関の発明が産業革命をもたらしました。

そして現代では、AIが進化し、コンピュータが自己学習して人間の脳を超えるいわゆる『シンギュラリティ』の実現を早めています。

 

ここ数年我々が直面してきた課題、例えば物価上昇(インフレ)は、労働力不足も原因の一つですが、

汎用AI(AGI)の進化によって、ロボット技術が労働生産性を改善させたり、人が担っている非効率な部分が省力化されることによって、

インフレやエネルギー問題の一部が解消されることも想定されます。

(実際、仮想空間におけるシミュレーションの活用によって、各種プログラミングの効率を飛躍的に高める取組みが半導体企業でもロボット企業でも実施されています)

古いかもしれませんが、テレビや映画の世界、例えばナイトライダーのキットK.I.T.T.やドラえもんの知能が現実のものとなる世界が想定されます。

ワクワクします!

以前のメルマガで、国際政治経済のトリレンマ、すなわち『民主主義と国家主権とグローバリゼーションは同時には成り立たない』という説について書きましたが、

グローバリゼーションが成り立たずとも、そのデメリットをテクノロジーの進化で補っていこうという試みが進んでいるのかもしれません。

当然、資産運用の領域でも、そういった進化を見据えて、何を捨て、何を得るべきか、リセットして考えていく必要があると考えます。

来年からその動きが加速するはずなので、『日本人にとっての最良資産形成』の研究は継続していきます!

 

昨日は、金融系のYouTube チャンネルで、多くの登録者を持ち、トップクラスのコンテンツを配信し続け、メディアでも活躍されているロジャーパパさんとのランチでした。

メガテック(GAFA)企業に造詣の深いロジャーパパさんですが、かれこれ3年以上のお付き合いをさせて頂いています。前回アメリカに行く前にお会いして以来、久しぶりにご一緒させて頂きました。

投資のあるあるやお互いの近況を踏まえ、お話は多方面にわたりましたが、いつも通り未来志向の話に花が咲き、今回も多くの気づきを得ることとなりました。

AIが変える未来、すなわち『インテリジェンス(知能)時代』の到来に向けて、様々なバックグラウンドを持つ人の英知を集め、世界の平和であったり、豊かな暮らしを実現していくことに、金融サービス、金融リテラシーが貢献できることは沢山あります。

日本でも多様化が叫ばれて久しいですが、これは世界でも同様です。こういった混沌の時代こそ、組織や事業そのもののビジョンであったり、立ち返るべき原点のようなものがより一層求められると思います。

なお、本日10月11日はユダヤ教における贖罪の日。停戦に向けた協議が進んでいくと良いですね。

私自身も、世界に平和が訪れるために自分に何ができるのか、立ち返って思いを馳せてみたいと思います。

志村暢彦
 
 
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志村 暢彦

Oxford Club Japan チーフ・ストラテジスト 助言統括者。金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。2019年Oxford Clubチーフ・ストラテジストに就任。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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