米国時間5月22日の引け後には、多くの投資家が注目する、エヌ ビディア (Nasdaq : NVDA) による四半期決算 の発表がありました。
経営陣による説明会前の段階ではありますが、 取引時間終了後の市場(アフター・マーケット)で株価は6% ほど上昇。
株式市場全体にも、少なからず好影響を与えています。
2024年2 – 4月(Q1 FY25)の部門別売上構成は次のとおり。 データセンターに関連する売上の急拡大が継続していることが確認 できます。
出所:エヌビディア
※FYというのはFiscal Yearの略で、会計年度です。同社は1月末が決算期で、 2024年2 – 4月は、2025年度の第1四半期にあたるため、Q1 FY25という表記になっています。
アフター・マーケットでの株価上昇は、翌四半期(5 – 7月期) の売上見通しが事前予想平均を上回ったことが影響していますが、
投資家としては、今後の株価を見据えるにあたって、『 次世代チッププラットフォーム「Blackwell」 が同社の長期的な業績にどのように寄与すると見るのか』 という点も、ポイントの一つとなります。
なお、エヌビディアは、サンフランシスコ・ベイエリア( シリコンバレー)に拠点を置くメガテック企業の一つです。
ベイエリアにいると、 知人が開催する自宅バーベキューに声をかけてもらうことも多く、 最近は日も長くなったので、 夜の8時くらいまで街灯無しで歓談できます。
土地柄、 グーグルの社員の方と一緒になる機会もちらほらあります。
メガテック業界でも高い給与待遇を誇る同社ですが、 最近のエヌビディアの強い勢いを、 聞こえてくる待遇面からも感じているようです。
社屋のフロア拡大が、売上成長に追いついておらず、 在宅ワークもガンガン続けているようです。
投資家としては、一口にメガテック企業だからといって、 一緒くたに評価するのではなく、個別に見ていくことで、 アービトラージ(裁定取引)も出来るかもしれません。
出所:エヌビディア
今回の決算発表に合わせて、同社は、来月から1株を10株に分割 する と発表。そして、四半期株主配当を従来の1株当たり0. 04ドルから0.10ドルに増配する ことも発表しています。
株式分割によって、1株当たりの株価が下がることで、 Oxfordクラブでご案内している、低リスク・ ミドルリターン投資法における同銘柄の活用も、 実践しやすくなります。
日本では、未だに株式指数(インデックス) への投資が主流ですが、個別株に着目することで、投資の幅を広げ 、リスクを抑えながらリターンを拡大したり 、 今後いつ起こるか分からない下落相場への対応もしやすく なります 。
志村暢彦
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