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今週も高値更新 長期投資にも役立つかもしれない視点

今週も株式市場は堅調。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、先に行われた上院での議会証言において、遠くない時期(年央)の利下げ開始に対する姿勢を示しています。

直近の米国動向を踏まえ、円高が進行していることで、日本の株価にも短期的な影響が出ていると思います。

最高値を更新した日経平均株価指数の検討が目立つようですが、1年間の指数のパフォーマンス(配当再投資除き)を米ドル建てで見ると、S&P500種株価指数(S&P500)とほぼ同じです。

1年前といえば、3月10日に突然シリコンバレー銀行(SVB)が破綻しました。

改めて振り返ると、危機なのでは、と世間で騒がれたところは買い場だった、ということだと思います。

そして新型コロナ禍で大きく市場が揺らいだ2020年3月から、はや4年が経ちます。早いですよね。

2020年3月7日の数値を100として、昨夜までの各株式指数の推移(米ドル建て・配当再投資除き)を見ると以下のとおりです。
 

出所:Oxfordクラブ
 
日経平均株価指数はドル建てで見ると、2021年初のレベルを抜けていないのですが、

ここから先、S&P500種株価指数のパフォーマンスをさらに上回る動きを見せるためには、米国で想定される材料(GDP成長、利下げ効果、企業業績における売上・利益成長)を上回る好材料が必要かもしれません。
  

いつもメルマガなどでお伝えしている内容ではありますが、
長期的な資産形成において、株式投資を主な対象とすることで、投資の軸が形成されます。

そして株式投資においては

『マクロ経済(国の経済や為替、業種)』
『ミクロ経済(企業の動向)』
『投資行動(手法・タイミング)』

に分けて、それぞれへのアプローチの仕方を向上させると効果が得やすいと考えています。

企業の動向を見るうえで、重要な視点の一つは、売上・利益の成長となりますが、言い換えれば

『その企業が事業でどのような付加価値を提供しているか』
『世の中のどんな課題やニーズに対応しているか』

といった視点で見ることで、企業の強みや課題が見やすくなるかもしれません。

世の中の課題やニーズを出発点とした、解決のアプローチとして『デザイン思考』があります。

イノベーションの推進との兼ね合いも良く、成長(グロース)企業にもフィットしやすい思考法です。

先日、スタンフォード大学における『Dスクール』との所縁もあるVIAの知人にお声がけ頂きまして、
デザイン思考を学生さんに教えるワークショップにオブザーバー参加してきました。
(日本のほか、中国やミャンマーなどの学生さんが短期でサンフランシスコを訪れて研修するプログラムの一環で開催されたものです)
 

出所:筆者撮影
 
ワークショップは、僕も学生のときにこういった取組みに参加していたら、もっと良い方向に人生が変わったかも、と感じる活気あるものでした。

でも、人生を変えるには、いくつであっても遅すぎるということはなく。

日本のみならず、カリフォルニアにおいても、いつまでも若々しく魅力ある高齢者は多くいます。

僕も60を超えても、そして70を超えても尚、何かにおいて向上・自己変革していけるように、驕らず精進していきたいと思っています。

上記でお伝えした株式投資へのアプローチは、そういった取組みとの相性も良く、年を重ねるごとに円熟味を増すし、金融・スキルは経験を裏切らないのが長所です。

さて、今夜は毎月恒例の雇用統計。

そして週末には夏時間入り。来週から、日本での米国株取引時間が変わります(1時間早まります)ので、お気を付けください。

足元、大統領選についても進展しています。今年は、投資のチャンス、リスク、どちらも高まる年となるのではないでしょうか。

リスクが高まるときによりリターンを上げやすい投資、全体としてリスクを抑えつつ効率性を上げる投資。

3月もあっという間に終わりそうですが、皆さんにとって良い年度末・年度初となりますように。

 
志村暢彦
 

追伸1

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この薬、イーロンマスクをはじめとする世界中のセレブたちが買い占めるほど注目を集めているのですが・・・

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追伸2

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志村 暢彦

Oxford Club Japan チーフ・ストラテジスト 助言統括者。金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。2019年Oxford Clubチーフ・ストラテジストに就任。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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