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米国と日本。市販薬の違いは?

 
米国に来て以来、花粉症らしき症状に悩まされています。

もともと、中学生の時に発症し、大学生くらいからピークを迎え、毎年3月4月は薬や目薬が手放せなくなりましたが、年をとるにつれて体が花粉を受け入れだしたのか、症状が緩和し、ほっとしていました。

また、海外(イギリス、マレーシア、カナダ、米国等)にいるときはピタッと止まっていたので、油断していたのですが、

1か月ほど、人生最大くらいの『目のかゆみ』と格闘しています。

市販の経口薬をしっかり飲んでいるので、鼻水やくしゃみは無いのですが。日本から念のため持参していた抗アレルギー点眼薬も全然効かず。

スタンフォードには43,000本を超える木々があるそうで、芝も豊富なので、その影響はあるかもしれません。

大学ロゴにも木があしらわれていますし。

(なお、ガイドによると、このロゴはオフィシャルなものというわけではないそうです。とはいえ、他大学のように公式マスコットが無いので、ハロウィンの仮装の時には木の仮装が頻出するほど。)

花粉症らしき症状に苦しむ私が飲んでいるのはこちら。日本でも有名なアレグラの米国版です。

日本では1日2回、1錠60㎎だと思いますが、米国版は1日1回、1錠180㎎と強めです。

さらに、こちらの大学に長く勤務する私の所属先の人のオススメに従い、こちらも併用し始めたところです。

フルナーゼはアレグラほどの馴染みがないかもしれませんが、日本でも販売されているようです。ただ、アレグラ同様に、日本版は1日2回服用の仕様で、米国版は1日1回の仕様です。

ということでお気づきのとおり、米国の市販薬は、一般的に、日本のものより強めです。

日本の薬も米国並みの強さになれば、あえて医師の処方をもらいに病院に行く人が減り、医療費削減に寄与する側面があるだろうと思った次第です。

(自己責任の発想がより一層浸透する必要があると思いますが)

ちなみに、アレグラはフランスの大手製薬企業サノフィ (Nasdaq: SNY)が開発元で、フルナーゼはイギリスの大手製薬企業GSK (NYSE: GSK) が開発元です。どちらも米国の預託証券(ADR)市場にて取引されています。

製薬業界は人類の課題を解決する主要産業の一つだと改めて感じています。

そして、せめて花粉症程度であれば、投薬に頼らず根本的に治せるような環境になってほしいと思っています。
 
今週はサンフランシスコ市庁舎に赴き、国際通商を担当するDirectorと、市長室の一つにて面談してきました。

市庁舎です。真ん中の2階部分がバルコニーになっていて、そこから各国ゲストが手を振るそうです。

(出所:筆者撮影)

 
バルコニーからの眺め

(出所:筆者撮影)

 
ミーティングの時に頂いたクッキー。見た目以上?に美味しかったです。

(出所:筆者撮影)

 

Directorの説明によると、サンフランシスコ(ベイエリアといわれるシリコンバレー地域を含む広域の定義)には、主に3つの産業があるとのこと。

一つ目は言わずと知れた、テクノロジー産業。企業数は2,000以上だとのこと。パッと上げるだけでも、グーグル、アマゾン、シスコ、マイクロソフト、アドビ、セールスフォース、ツイッター、エアービーアンドビー、ウーバー、ブロック、リンクドイン、など。多くはサンフランシスコが発祥です。

二つ目はライフサイエンスとヘルスケア。バイオテック企業が沢山創出され、また、230を超えるグローバル企業が拠点を置いているそうです。バイエル、ファイザー、ジョンソンエンドジョンソン、イルミナなどが該当します。そういえば、スタンフォードの医学部も有名で、多くのノーベル賞受賞者を出しているとのことでした。

三つめは金融と専門サービス。地方銀行大手のウェルズ・ファーゴや、JPモルガン・チェースに吸収されたファースト・リパブリック銀行、決済の巨人VISAなど。余談ですが、投資銀行大手のバンクオブアメリカの前身バンクアメリカも、もともとはサンフランシスコで創業されたバンク・オブ・イタリアです。

ということで、ヘルスケア領域についても、強みを有するサンフランシスコ。

Director曰く、コロナ禍においても、米国の他の都市に先駆けてロックダウンを発令し、最初に解除したそうです。

テクノロジー関連のみならず、ヘルスケアについてもレベルが高いはずですので、私の花粉症らしき症状についても、長引くようであれば病院に行こうと思っています。

 

米国は、7 – 9月期の業績発表が本格化するところです。とはいえ、イスラエル・ガザの紛争、それに伴う悲劇の数々で不透明要因が増してしまっています。

特に紛争については、根っこが深いため、穏健なアラブ、イスラムの国々と、西欧諸国の足並みは揃わず、根本的な解決の糸口は見つかりません。

来月11月にサンフランシスコで開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議においては多くの国の首脳が集結します。紛争解決が主要テーマではないとは言え、国際調整が進み、いち早く平和が訪れることを切に願っています。

 

志村暢彦

 
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志村 暢彦

Oxford Club Japan チーフ・ストラテジスト 助言統括者。金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。2019年Oxford Clubチーフ・ストラテジストに就任。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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