投資情報

サンフランシスコの危険な街並み

 

突然ですが、風邪をひきました。

サンフランシスコでの生活に慣れてきた頃なのですが、朝晩の寒暖の差が大きくなっていたり、昼夜逆転で仕事をするなかで、ふと、気が緩んだのかもしれません。

ということで、普通の売店で風邪薬を買いました。

 

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出所:筆者撮影

 

海外あるあるといいますか、米国はじめ、イギリスでもマレーシアでも、街の売店で、そこそこ強い薬が売られています。(日本との相違点です)

今回の薬は、裏を見ると『アセトアミノフェン325㎎』と書いてあります。

日本語でググってみると、副作用強めな注意書きが見られたので、躊躇し、『やはり気合で風邪を治そう!』と思い、少し粘ったのですが、症状が悪化する一方なので、早く治すことを優先し、薬を飲みました。

あらためて気を引き締め直して頑張ります!

 

今週は、同じくサンフランシスコに在住している、Oxford クラブではお馴染みの児玉さんとランチをしてきました。

お会いしたのは、シリコンバレーで成功した若者が多く集う『サンタナ・ロウ』という場所にあるショッピングモール。

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出所:筆者撮影

 

おしゃれなカフェやアパレル店、ウェディングドレス店などがあり、さながら日本の青山付近のような印象。

おしゃれなお店が多く、美味しいですが、お値段はそれなりですね。

さらに今は1ドル=150円程度ということで、円安が辛いです。。

米国に限らず、アジアでも欧州でも、インフレに見舞われ、物価は上がっています。

給料もしかり。

日本にいると、給料が上がらない、というのは普通のこと(慣れっこ)になりがちですが、インフレを許容し、昇給を望める成果を出すことで、国の経済は良くなる(グローバル水準に近づく)のだろう、と思います。

ただ、その過程で円安が起きていて、日本の大切な資産(土地含む)が海外勢に『割安だ』と買い漁られる現状を見ると複雑です。

日本の現状を憂うだけでは、資産所得は倍増しないので、日本の投資家も、インフレの恩恵を受ける海外の資産に積極的に投資し、せめてお金だけでも海外で働いてもらう(投資した企業が成長して恩恵を受ける)体制を作ることが合理的だと感じます。

 

生成AIブームやGAFAMの隆盛などを受けて、シリコンバレーのあるサンフランシスコはさぞ活況を呈しているのでは、と思われる方も多いかもしれません。

が、富の二極化が進む影響が色濃く出ているともいえます。

今週は、月曜の早朝7時に、サンフランシスコ市内(中心地)にいたのですが、想像を絶する荒んだ光景を目にしました。さながら昭和時代に見た、海外の荒んだ街並みのよう。

道のいたるところにゴミが散乱しており、道端にはそこかしこにホームレスのテントが張られていて、多くのホームレスが通りを徘徊していました。

一口にホームレスといっても、日本で目にする気の優しい感じの人々は皆無で、多くはドラッグ中毒になっていて、本能で『近寄るな、危険』と感じる人たちが多いです。

フェンタニルという安価で中毒性の高いドラッグが蔓延しているらしく、立って体が折れ曲がったままの人や、奇妙な姿勢で固まっている人が多く見られます。脳と体の機能が分離してしまっているのだと思います。

(あの様子を直に目にすると、安易な気持ちでドラッグに手を染めようと思わないのではないでしょうか)

さらに悪いことに、カリフォルニアでは、950ドル以下の万引きは軽犯罪として扱われ、刑が軽いうえに、警察は呼んでも来ない(人手不足)、会社は従業員に万引きを見ても止めないように指示されている(万一のことがあると賠償責任が生じるのでそれを避けたい)といった状況があり、さながら万引き天国となっている側面もあります。

立ち小便も当たり前の光景になっていて、一般顧客の足が遠のいていることもあり、街のシンボルの一つでもあった、メーシーズ傘下の高級デパート『ブルーミングデールズ』や、大きな売り場面積を誇った『ノードストローム』は閉店する計画とのこと。

日本と違って、世界の都市はどこでも、通り一本裏手に行けば注意が必要なエリアがあるのは当たり前の光景ですし、私もアジアも含めて色々見て来ましたが、ここまで露骨に街の中心が危ないというのは、異様な光景に映りました。(週末を跨いだ朝7時だったからという点を差し引いたとしても)

もちろん、サンフランシスコのベイエリアは機能していて、引き続きイノベーションが生まれる拠点としての機能を有していると考えています。

コンピュータが人間の頭脳を超えて学習し成長する『シンギュラリティ』後の世の中が作られるときも、この街(およびここに拠点を構える人達)が大きな役割を担うことが想定されます。

が、一方で、二極化の負の側面が確実に出ている点は踏まえておくと良いと感じました。

 
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志村 暢彦

Oxford Club Japan チーフ・ストラテジスト 助言統括者。金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。2019年Oxford Clubチーフ・ストラテジストに就任。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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