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スポーツの秋。9月と10月に開幕する競技は?

 

米国の年度は、9月始まり。イギリスも同様で、今は新学年が始まる時期です。

そんななか、先週はアメリカンフットボールリーグ(NFL)が開幕しました。

週末、テレビのスポーツチャンネルもアメフト一色と言って過言ではない状況。

私が今滞在しているホテルは40くらいのチャンネルが視聴可能ですが、週末は5チャンネル程がアメフトを放送していました。(平日も、週末の試合の振り返りが頻繁に行われています)

NFLのみならず、大学のアメフトリーグも同様に開幕したので、大学の試合もテレビで多く目にしますし、解説陣がショーのように解説する番組も複数あります。

その他放映されているスポーツとしては、テニス(全米オープン)、野球(MLB)、サッカー(グローバル)、ゴルフ、格闘技などありますが、肌感覚として、アメフト4〜5、その他合計で1〜2くらいの放映割合と感じます。

アメフト人気を改めて感じている次第ですが、こちらでは、大学チームですら予算が潤沢なのか、先週末はホテルにチーム丸ごと泊まっていました。(週末、遠征してきてスタンフォードで試合ということでした)

彼らは上級クラスのフロアを占拠する勢いでしたし、大型バス3台で移動。出発時には白バイらしきバイクが5台くらい揃ってその出発を見送り、先導していたりしました。(ホテルスタッフに聞いたところ、そういう慣行なのだそうで、決して、有名人や重要人物がいるからではないとのこと)

10月になると、今度はバスケットボールリーグ(NBL)とアイスホッケーリーグ(NHL)が開幕。アメフト一色の今とは違った状況となると思われますが、シーズンがクライマックスに向かうベースボールと重なり、さながら『スポーツの秋』真っ盛りとなります。

経済活動に与える影響も大きいことから、メディア以外の消費性向の視点でもフォローしていきたいと思いますし、機会があれば実際に試合も見てまいります。

空高い秋の空は日本と一緒で、運動するには気持ちの良いシーズンといえるかもしれません。

 

weather
出所:筆者撮影

 

なお、スポーツ以外のテレビチャンネルは、多様化していて、色々な嗜好にあうよう工夫されていると思います。

金融・経済チャンネルとしては、CNBCとBloombergが一般的な感覚を受けます。

 

金融・経済チャンネルでのここ数日のトップトピックは、今週末のアーム (Nasdaq: ARM) の新規株式公開(IPO)についてでした。

今はソフトバンクグループ傘下にある英国の老舗の半導体設計企業で、スマホを中心に半導体の低コスト化には欠かせない技術を保有していることから、AIや自動車向けへの転用の恩恵などが取り沙汰されているという状況です。

流行りのエヌビディアとも関係は深く、2020年9月にエヌビディアがアームを買収することで合意したものの、昨年に白紙に戻り、今回のIPOに至ります。

半導体企業は限られた天才エンジニアが業界勢力図を塗り替えてきた歴史があり、またアームが強みを発揮している領域が、RISC-V(リスクファイブ)と呼ばれるオープンソースで提供される取り組みに侵食されるという懸念が度々各所から指摘されていますが、

AIという新たな領域による需要の急拡大が見えてきた中で、活躍を期待する声は高く、今年最大のIPO案件となる見通しです。

 

なお、半導体チップの領域で天才と呼ばれたエンジニアの代表格の一人はジム・ケラー氏で、アップルやAMD、インテルなどで活躍しました。 (今も半導体開発に関する取組みをされているそうです)

また、伝説といえば、アップルを生んだスティーブ・ジョブズ氏も有名で、日本でも信者が多くいます。私の知人の建築家(メディアでも取り上げられる若手有望株)は、ジョブズ時代のiPhoneを、ケース無しで使い続けているほど。

近年、イノベーションを起こし、世界に数多ある課題を解決するための鍵となるソリューションを提供してきた主体は国や自治体でなく、企業であるといって過言ではありませんし、また限られた天才がそのイノベーションを巻き起こす主役として語られます。

もちろん、それは否定しませんが、イノベーションの広がりを社会的な運動と捉えた場合、重要なピースとして、フォロワーの存在も重要で、実際には天才一人だけでは社会は変えにくい世の中です。

フォロワーの重要性については、TED Talkで語られたこちら
(動画は古いものですが、今でも通じる普遍的な要素は残っていると思います。右下のスピーカーの横のキーボードのようなマークをクリックすると、日本語字幕へのガイドが表示されます)

新たなイノベーション、革新的な技術が社会に浸透するための生態系が大切ということで、そういった視点でも、ベンチャー・新興企業、小型株の成否が決まってきます。

そして、資産形成においては、バランスを取りながら、長期の視点で、社会の流れに沿って銘柄特性や業種、リスクなどを振り分けて、ご自身なりのポートフォリオを組んで頂くと良いと思います。

ポートフォリオというと、初級の投資家にとってはハードルが高い印象を持たれがちですが、

もし難しいな、と感じる場合は、『幕の内弁当を作るとき、何をどれだけ入れるだろう?』、『その弁当の価値を最大化するには、どうしたら良いだろう?』といった発想をされると、理解を促す一助となるかもしれません。

 

志村暢彦

 

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志村 暢彦

金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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