投資情報

米国株の投資チャンスの捉え方

今週、日本は暑いですね。

沖縄・奄美は梅雨入り。じめっとした日本の夏がまたやってきます><
私は夏になると、カラっとして、程よい暑さのマレーシア滞在欲が強くなります^^

環境を変えると、普段の生活では出てこない発想が、ふと自分におりてくる瞬間があるので、行き詰ったときにはオススメです。

日本にいたとしても、例えば山に登って美味しい空気を吸うなど、やりようはありますよね。

暑さが続くようであれば、今年は、埼玉飯能にある、ムーミンバレーパークにでも行ってみようと考えています。

私が小さい頃に何気なくテレビで見ていたムーミン。

あつかう内容が、『冬の厳しさを乗り越えてこそ強くなれる』とか、わびさび的なものが多く、子供にはなかなか理解が困難な内容も含まれています。

勧善懲悪を好むアメリカンコミック的なものが好きな人には刺激が足りないかもしれません。

とはいえ、大人になり、社会環境としても、サステナブルなものへのニーズが高まるなかで、私としては、欧州的・ムーミン的な思考の大切さに気づける年齢になってきた気がします。

 

今週、日本株は非常に堅調で、東証株価指数(TOPIX)は33年ぶりの高値を更新。日経平均株価も、2021年9月14日の高値に迫る勢いとなっています。

海外投資家勢による日本への注目が一時的に高まっていることが背景にありますが、5月18日時点の日経平均株価の株価収益率(PER)は20.5倍まで上昇しています。

ダウ工業株30種平均(ダウ指数)のPERは足元では18.7倍となっていますので、長期的な視点で捉えると、投資家の投資行動も変わってくる状況下にあると見られます。

米国株式市場は、引き続き、連邦議会の債務上限に関する協議の進展に注目が集まっています。

バイデン大統領は、債務を巡る交渉は妥結し、デフォルト(債務不履行)を回避するとの見解を示していますが、エコノミスト的な視点としては、債務上限引き上げに失敗するリスクを考慮しないで今後の経済見通しを考えるのは得策ではないという発想が求められます。

置かれた立場によって表現が変わりますし、また現実的にも、政府業務の 一時凍結の可能性はゼロではないし、デフォルトはしないものの、 一時的な国債格下げの可能性もゼロでは無いといった視点を、株式市場は織り込んでいます。

では、仮に実際に一時的な国債格下げがあり、株価が下落することが見えたとしたとき、株は売るのが適切なのでしょうか?

または買うのが適切なのでしょうか?

これは、投資家の投資期間(ホライズン)によって正解が変わります。

高頻度で売買する投資家や即座に対応できる短期投資家は、サクッと売り、頃合いを見て安く買い戻せると、綺麗にリターンをあげられます。

一方で、長期投資家は、短期的な事象で下落したところをサクッと買い、いずれデフォルトの問題が解決することが見えたり、将来の業績成長を踏まえて目標株価に近づいたところで売ると、綺麗にリターンをあげられます。

我々は、日本の投資家は、米国市場に上場されたグローバル株式を活用して長期的な資産形成に取り組む ことで、効率よく、サステナブルな(永続的な)リターンをあげていきやすいと考えているので、

エコノミストが騒いでいる債務上限問題については、その問題が大きくなるタイミングがあると、むしろ投資のチャンスとして捉えるという発想をします。

 

短期的な問題が勃発すると、針小棒大に取り上げられることがありますが、長期投資家としては、そのタイミングを味方につけるために何をしたら良いのでしょうか?

具体的には、

  • 下がった時に買いたい銘柄をリストアップする
  • その銘柄を即座に買える環境を整える

ということだと考えます。

備えておくことで、資産形成目標のゴールに一歩近づきます。

そして、Oxfordクラブのコンテンツをより深く活用頂いている中級投資家になると、

・下がったら希望の価格で買う。もし下がらなくとも、買う約束をしておくことで、即座に現金収入を手に入れる

という手法も取り入れています。

日本における米国株への投資環境は、ちょっとずつでも前に向かって改善が進んでいます。

特に今年(今後)の環境の進展ぶりには目を見張るものがあります。

情報収集を継続し、『今だ!』と思った際にさっと行動にうつせるような準備をして頂くと良いのではないでしょうか?

志村 暢彦

 

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志村 暢彦

Oxford Club Japan チーフ・ストラテジスト 助言統括者。金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。2019年Oxford Clubチーフ・ストラテジストに就任。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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