投資情報

グーグル新サービスBardと決算発表アップデート

米国時間10日にシリコンバレーに本社を置くグーグルが、入力された質問への回答を作成する生成AI『Bard』のサービスについて発表しました。

40の言語に対応できるようになるようですが、まずは11日から、日本語でのサービス提供が開始されています。

Bardのサービスについてはこちらからご覧いただけます。

言ってみれば、検索サービスの拡大版という観点もありますので、検索エンジン大手のグーグルの強みが活きる領域といえます。

(BardにGoogleの利用者が何人なのかを聞いたところ、「2023年1月の時点で月間アクティブユーザー数は約92億人。世界のインターネット人口の約62%を占めている」、といった趣旨の回答がありました)

 

検索サービスについては、従来の主流である文字入力での検索に加え、音声認識による検索サービスもさらに拡充することが想定されます。

この先、もっと便利な世の中になりますね。

例えば、私は普段、
『ヘイ、シリ、3分のタイマーをセットして』(カップラーメン用)とか
『ヘイ、シリ、5時半のアラームをセットして』(目覚まし用)とか
『アレクサ、音楽をかけて』 『今日の天気は?』

といった音声認識機能しか使っていませんが、

シチュエーションに応じて、もっと複雑な会話も行えるようになるでしょう。

完全に『ナイト2000』の世界ですね(古くてすいません)。

(ご存じない方のため。ナイト2000についてはこちらに少し記載があります)

音声認識については、かねてより、グーグルの開発していたサービスは機能性が高く、利用者が多かったほか、同社が10年ちょっと前にモトローラ・モビリティ社を買収したことで、膨大な数の特許を手に入れました。

また、音声認識の高成長企業でSiriのベースの一部も担っていた ニュアンス・コミュニケーションズ社は、2021年にマイクロソフトに買収されることが発表されました。

音声認識を組み込んだ生成AIサービスの拡充によって、産業構造が変化することは明らかです。消費者としても期待しています。

 

さて、株式市場においては、1 – 3月期の企業決算発表が概ね一巡しました。

金融大手が決算発表を開始した4月14日から5月10日(日本時間5月11日17時時点)までの実績をみると、

その期間内に四半期決算を発表したS&P500種株価指数の構成企業は430社で、平均すると、売上が2.74%、利益が6.77%、事前の予想平均値を上回る結果となっています。

また、同期間内に四半期決算を発表したナスダック総合指数の構成企業は1888社で、平均すると売上が2.69%、利益が9.11%、事前の予想平均値を上回る結果となっています。

業種別には、いずれの指数においても、工業、生活必需品、テクノロジー、一般消費財などが堅調な傾向が見てとれます。

もちろん、事前の予想平均値を下回る決算を発表した企業や、通年の業績予想が事前の想定に届かなかった企業は多数存在しますし、傾向として、厳しい結果となった業種もあるので、一概に言うことはできません。

が、全体としては、事前の想定を上回る企業が多く、景気後退からの影響を懸念する声も、決算発表シーズン入りする前よりも和らいできたという印象を受けます。

インフレの鎮静化や金融政策、そして財政の崖の問題など、まだまだ予断を許さない状況は続きますが、長期投資の視点で、業績成長の期待できる優良な銘柄について、割安なタイミングを活用して仕込むという発想は維持していくと良いと考えます。

個人投資家として、単に注目を集めることに主眼を置くようなメディアの論調に振らされずに、着々と資産形成への取り組みを実践していくことで、

結果として、資産形成のゴールに近づくこととなると思いますので。

今後は、上で述べたような生成AIの進化をはじめ、新たな領域・サービスを活用した産業構造の変化が想定されます。

私もストラテジストとして、引き続きアンテナを高くし、情報の目利き力を向上させるための取り組みを続けていきます。

志村 暢彦

 

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志村 暢彦

Oxford Club Japan チーフ・ストラテジスト 助言統括者。金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。2019年Oxford Clubチーフ・ストラテジストに就任。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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