米国株投資にはもう遅いのか?

米国企業の1 – 3月期決算の発表が本格化しています。
GAFAMの一角、マイクロソフト、アルファベット(グーグルの運営企業)、メタが発表。
マイクロソフトは、事前にリスクを落としていた投資家が多かったこともあり、大きく株価上昇しました。
アルファベットもなんとか乗り切った印象で、投資銀行の評価はさほど悪くありません(というか、『買い』評価が依然として大多数)
メタは約1年ぶりの増収。
翌4 – 6月期決算における、金融機関による貸し渋りの影響や商業不動産ローンの貸倒れ増加など、懸念は払拭しきれませんが、
目下、大手テクノロジー関連銘柄の業績発表を無難に乗り切ることができると、胸をなでおろす投資家が多いと思います。
そして経済指標関連では、来週、日本時間4日未明に連邦公開市場委員会(FOMC)における金融政策発表があり、また5日夜に4月の米雇用統計が発表されます。
27日(木)発表の1 – 3月期GDP統計やコアPCE(個人消費支出)、および本日28日(金)に発表の3月のPCEデフレーターやミシガン大学1年先期待インフレ率といった、重要インフレ指標を受けて、FOMCの政策への影響が予測されます。
昨年から続く激しい金融引き締めですが、今回の会合をもっていよいよ一段落するかどうか、投資家の注目は高く、ある意味で相場の転換点となり得る要素を含んでいます。
年後半にかけては、米国の利下げや、脱コロナした中国の消費回復、および米中の分断の進行等が想定されます。
また、今年の世界経済の成長は、インドをはじめとする新興国が中心となって牽引していくことが想定されるなかで、中長期的な投資を志向する個人投資家は何を見ていくと良いのか、関心が高まっています。
今週26日には日本経済新聞が『「運用会社を抜本改革」岸田首相が指示 資産所得倍増へ』と報じているとおり、日本では、資産所得倍増に向けた体制の整備が進められています。
証券会社でも動きが活発化しつつあり、例えばサクソバンク証券では、米ドル口座のサービス提供開始を発表しています。
『米国株の専門家』としてOxfordクラブで活動している私のところにも、Newsモーニングサテライト、日経CNBCといったメディアから出演依頼が続いていますし、
またビジネス週刊誌の大御所『週刊ダイヤモンド』の最新号(今週月曜日に書店に並んだ号)では、12ページにわたって、Oxfordクラブで考えている投資の視点について、特集として取り上げて頂いています。
Oxfordクラブの各種サービスを日頃よりご活用頂いている方にとっては、お馴染みの内容が中心かもしれませんが、
これまで投資を手掛けたことのない方にとっては、初耳の内容も含まれていると思います。
そして、少し投資を手掛けたことのある人からすると、『今から米国株を買うのは、遅かったり手遅れだったりしませんか?』という疑問が湧くこともあるかもしれません。
米国株投資にはもう遅いのか?
答えのヒントは、『米国株』そのものの捉え方、範囲にあるかもしれません。
我々Oxfordクラブでは、米国預託証券(ADR)を含め、米国に上場されているグローバル株を、総じて『米国株』と表現しています。
その概念のなかには、欧州やアジア、新興国の銘柄も含まれます。
つまり、『米国株』=『グローバル株』という捉え方をしているといって過言ではありません。
配当投資にフォーカスしたインカム・レターと、成長株にフォーカスしたキャピタル・レター。
それぞれにおいて、グローバルな視点で長期目線での投資アイデアをご案内していますし、メインで執筆している、マークやアレックスはどちらもグローバル銘柄の専門家でもあります。
もちろん私も、長年グローバル株のファンドマネージャー・アナリストとして、多くの欧米・アジア企業の経営者と直接会って、戦略や経営の状況を聞き、投資すべき銘柄を選別したうえで、ポートフォリオとして組み入れることを生業としてきましたので、手前味噌で恐縮ですが、専門家のつもりではあります。
そして、本日28日(金)の夜には、テレビ東京のオンラインプログラムである『テレ東プレミアム』にて、グローバル株の専門家として、セミナーに出演します。
タイトルはずばり、『激動期の長期投資とは?徹底解剖!グローバル株とアメリカ株』です。
Oxfordクラブでは、『米国株を活用した長期資産形成』について、アドバイザー(助言業者)として、個別銘柄の推奨についてもご案内しています。
政策転換期のなかにおける株式市場をどう捉えたら良いのか、ご参考にして頂ければ嬉しいです。
志村 暢彦
P.S.
追伸
拙著で記載している投資の視点・神髄についてはもちろん、Oxfordクラブでもご案内しています。
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