大荒れが継続する欧米金融市場。 銘柄選びのポイントは?

あなたは世界一の富豪といえば、誰を想像しますか?
フォーブス誌が4月4日に発表した毎年恒例の世界長者番付によると、
モエ・ヘネシー・ルイ・ヴイトン(LVMH)グループのベルナール・アルノー会長兼最高経営責任者(CEO)が推定保有資産額2110億ドル(約28兆円)で初の首位に立ったとのこと。
2位以下には、テスラのイーロン・マスク氏、アマゾンのジェフ・ベドス氏など、長者番付の常連が名前を連ねています。
LVMHは世界随一のファッションコングロマリットで、
ディオールやティファニー、ベルルッティ、ウブロと、傘下のハイブランドは、枚挙にいとまがありません。
また、世界最古のシャンパーニュメゾンと言われるルイナールをはじめ、クリュッグ、ドン・ペリニオン、ディケムといった世界最高峰のワイン・スピリッツブランドを数多く保有しています。
国際空港の免税品店としてよく目にするDFSや、化粧品販売のセフォラも同グループの傘下にあります。
拙著 『個人投資家もマネできる 世界の富裕層がお金を増やしている方法』 においても、グローバル優良銘柄としてご紹介している銘柄の一つです。
そんなLVMHのアルノー会長が、何に投資しているのでしょう?
その投資先を一口で言うと、
自社であるLVMHへの投資の継続によって、富を積み重ねています。
アルノー会長はLVMHの大株主でもありますが、
LVMHの株価は今年に入ってから24%程度上昇しています(4月5日時点)。
2020年来のコロナ禍の過剰流動性を受けて大きく株価上昇した同社は、
昨年は金融引き締めのなかで下落したものの、年終盤に巻き返し、
今年に入って続伸していることが、アルノー氏の長者番付首位獲得に寄与したことは想像に難くありません。
高インフレ環境下にあっても、富裕層はむしろ利益を積み重ねているケースが多く、
結果として、富裕層の多くを顧客に持つLVMHにとっても業績に追い風が吹く状況となっています。
長者番付首位になったアルノー氏の投資をなぞらえるのであれば、LVMH株を保有するのが手っ取り早いです。
なお、LVMHに投資をする場合には、主上場市場であるフランス・パリの取引所(ユーロネクスト)の株(銘柄コード:MC FP)を購入するか、または、米国のADR(預託証券)市場の株(銘柄コード:LVMUY)を購入することとなります。
大手と言われるようなネット系の証券会社によっては、まだ取扱いがなされていないところもあるようですが、どこに行っても買えないという銘柄では無いです。
日本の大手証券会社であれば、電話して購入することは可能なケースが多いと思いますし、
また、もし仮に、現時点でお使いのネット証券で取扱いが無い場合であっても、ゆくゆくは取扱いが開始されるかもしれません。(各社とも取扱い銘柄の見直しを随時行っていると思います。増加していくことを期待しています!)
(※銘柄の取扱い状況は各社によって異なり、また口座の種類によっても異なるケースがあると思われます。それぞれの取扱い可否につきましては、弊社では分かりかねますので、ご不明な場合はご利用の証券会社にお問合せ頂ければ幸甚です)
今回のメルマガは、LVMHを買いましょう、といった個別株の推奨を意図したものではありませんが、
グローバル優良銘柄への投資環境を整えて頂くことは、あなたが『成功する投資家』となるための第一歩なのかもしれません。
今週は、世界的な金融情報関連企業が東京で開催したカンファレンスにお邪魔してきました。
会合は盛大なもので、登壇者の中には金融庁の方もおられました。
その方は昨年11月に岸田首相が掲げた『資産所得倍増プラン』を普及させることを目的とされているようです。
お話を伺うなかで、印象に残った内容は以下のとおりです。
①日本人の現預金の比率は欧米と比較し多い
② 欧米、特に米国の人々は、投資を通じて資産形成の成果を上げている
上記資料については、政府・金融庁の発表資料などからご覧いただけます。例えばこちらなど。
これらの概念のキーワードは、ずばり、
『フィナンシャル・ウェルネス』の実現です。
金銭面での豊かさをいかに充実させるのか、という視点とそのための手法が大切だと思いますが、
成果を上げている例がお隣米国にあって、その実践がさほど難しくないのであれば、少しでも良い所を取り入れたら良いと思います。
日頃より感じますが、日本人の投資家の方々が、米国の投資家たちに著しく劣るとは、全くもって思いません。やっているか、いないかの差だけだと思います。
なお、金融庁は、YouTubeでチャンネルを運営しているようです。(恥ずかしながら、初めて知りました)
岸田首相の掲げる『資産所得倍増プラン』については、
理念は分かったけど、実際にはどうやって行うの?
と思われる方も多いと思います。
Oxfordクラブでは、配当投資にフォーカスしたインカム・レターと、成長株にフォーカスしたキャピタル・レターをご用意して、それぞれ長期目線での投資アイデアをご案内しています。
世界の状況を見据え、『米国の今』について経験豊富なストラテジストが分析した内容を掲載しており、
日本の投資家であるあなたにも、資産所得倍増プラン実践の手法・ヒントをつかんで頂けるのではないかと考えています。
志村 暢彦
P.S.
追伸1
拙著では、LVMHのほかにも長期で有望なグローバル優良銘柄をご紹介しています。
楽天Booksでは、4月9日〜4月16日に楽天スーパーセールが開催されるそうです。なんと、拙著が10倍ポイント対象商品に選定頂きました。(限定された”選ばれし本”の特典とのことです。ありがとうございます)
5と10のつく日が、楽天のポイント2倍Dayということもあり、さらにお得とのこと。
Amazonではこちらです。
追伸2
今週はイースターで、欧米人の大半は休暇を取ります。株式市場も本日7日はお休み。
とはいえ、毎月恒例の雇用統計は発表されます。高インフレの粘着性がはがれ始めたのか、要チェックです。
P.P.3
今回の記事はいかがでしたか?
あなたの資産形成に少しでもお役立ていただければ幸いです。
Oxford クラブでは、このような記事を33万人のメールマガジン会員様に毎日無料でお届けしております。
公式サイトからでも1週間にお届けする7つの記事のうち4つはお読みいただけますが、3つはメールマガジン会員様に宛てたものとなっております。
毎日2分メールをお読みになるだけで、少しずつ米国株による資産形成のコツを身に付けていただけるでしょう。
ちなみに…メールマガジン登録者様にはもれなく『永久に持っておきたい6つの米国株レポート』も無料プレゼントしています。
株式投資というと、「いつ買うか?」というタイミングが大事というイメージが一般的…ですがこの6つは「いつ買ってもいい」銘柄です。
しかも「いつ売るか?」に頭を悩ませることも不要…「持っておく」だけで資産が積み上がることが狙える6つの銘柄を6,200株以上の中から厳選しました。(それが「永久」の由来です)
メールマガジンをお読みになって米国株のコツがつかめてきた頃、投資をする余裕が出てきた頃などなど…
あなたのタイミングで投資をご検討されてはいがかでしょうか?
投資リスクの低いものをお選びしているので米国株投資の初心者にもオススメです。