投資情報

明日から日本は新年度入り。 株式市場の夜明けは間近?

明日から4月1日。

職場(所属)が変更になるとか、お子さんが新学年になるなど、なにかと慌ただしい方も多いと思います。

新しい環境になるときは、色々なところにストレスがかかるものですよね。

お疲れ様です。

が、一方で、これまでのルーティーンや生活習慣を変えるチャンスでもあります!

昨年の3月は、新しくやりたいことランキング(主婦の友社調べ)によると、1位から順に、

運動
美容・メイク・ファッション
生活習慣の改善
食生活の改善
貯金・投資

という感じでした。

(出所:PRTIMES)

今年、もしこの調査をするとしたら、コロナ開けということで、旅行などもランクインすると思います。
また、何をするにもお金が必要になりますし、日本も世界的なインフレに見舞われた状況が続いているので、

貯金・投資のランキングが上がるかなー、と思います。
(株価も世界的には大分下がった後、横ばい始めたし、長期的な視点ではそろそろ?と思っている人の声も聞かれます!)

私も、改めて、『これまでやりたかったこと』や『やらねばならないと思いながらも後回しにしていたこと』にも、チャレンジしていこうと思っています!

運動、生活習慣の改善、投資、趣味、勉強・・
挙げたら沢山でてきます。

せっかくの年度初めですから、欲張って全部取り組んでいきたいです!!

また、今年は、もし時間が作れるようであれば、大学や高校の課外授業的な感じで、
学生さんに金融や資産形成に関するお話をさせて頂く場も作れたらと考えています。
(仕事では無く、ボランティア的な社会貢献・趣味の一環です)

タイミングとしては、秋に差し掛かる前までを想定しており、
また、複数回にわたって長期でというよりも、まずは単発で検討しています。

もし学生さんに話を聞かせたいとか一緒に考えてみたら面白いのでは?
とお考えの学校関係者がおられましたら、
まずは、ご要望をお伺いさせて頂けますと幸甚です。

さて、世界の株式市場を賑わしていたシリコンバレー銀行(SVB)問題

経営破綻した根源的な問題は、リスクが入り組んでいて解明が困難であったリーマンショックの時と異なり、
とても原始的な『預金者の金融不安』が原因です。

また、今週行われた議会証言において、連邦準備制度理事会(FRB)のバー副議長は、
FRBによる監督や中小銀行への規制に行き届かない点があったことを、認めています。

もちろん、経営陣が資産と負債のコントロールを失敗した経営陣の責任もあるということで、
いくつかの事象が重なり起こった破綻であると言えますが、

印象的だったのは、大手銀行が連鎖破綻を防ぐために、預金流出の大きかった銀行に対して、協調して預金支援したことです。

破綻の目が小さいうちに紡いだことは、金融システム全体のリスクコントロールの観点で、とても良かったと思います。

実際、恐怖指数と呼ばれ、株式市場の変動幅を示すVIX指数は、

日本時間30日時点で、SVBが破綻した3月10日の水準以下まで低下しています。

VIX指数

(出所:Trading View)

また、SVB問題で米国の長期金利が下落した恩恵を追い風に、
ハイテク株で構成されるナスダック指数は上昇しています。

3月10日の終値 11,138.89ポイント に対して
3月29日の終値 11,926.24ポイント と、
7%程度の上昇となっています。

もちろん、今の上昇ペースがこのままずっと続くというよりも、

通常よりも強いインフレ率への対応(政策金利の高止まり)や
今後想定される、緩やかな景気後退の影響
中小銀行の規制強化による貸し渋りの懸念

などを受けて、ジグザグは継続、一時的な下落もあり得ると考えられますし、

梅雨明け宣言と一緒で、後になってはじめて、
『あ、あのタイミングが底値だった』とわかるもので、

仮に株式市場が下落していたとしても、その時は
『今が底です』という見極めは出来ません。

ただ、経験則的に、現在は市場心理も横目で見ていくことで、
ある程度の梅雨明け具合は感じることが出来る傾向もあると思います。

特に今回のSVB問題は、根っこが金融不安でしたから、
人々の心理が影響する余地も大きいです。

FRBのパウエル議長は、3月のFOMCで示された金利の見方(利上げはあと1回程度)を維持しています。

そして、利上げや市場心理(不安や楽観)が株式市場に与える影響を排除できるとしたら、

株価上昇の決定要因として影響の大きいものとしては、業績があげられます。

具体的には、

1株当たり純利益(EPS)
売上高
成長率(キャッシュフロー・配当)

などです。

S&P500種株価指数の今年1月8日時点の売上やEPSに関する前年比の成長率は以下の通りでしたが、

S&P500種株価指数

直近3月30日時点では、以下の通りになっています。

S&P500種株価指数

(Oxfordクラブ調べ)

1月から楽観と悲観を経たこともありますが、今年のEPSの成長率予想が大分こなれてきています。

もちろん、局所的には、業種ごとに影響が分かれ、

例えば中小地銀などは、新たな規制がどのように業績に織り込まれるのか見えませんが、

長期金利が低下したとか、原油価格が低下した等、インフレにとってはポジティブな要素もありますので、

市場全体で、上だ下だと思考しながら、投資タイミングを決めるよりも、徐々に動き出して頂いた方が、後から見て、結果的には良かったとなるケースもあるでしょうし、

また個別に見て、一足早い開花となるような企業を見つけてくださると、

長期的な投資にとっては、良い結果が得られるのではないでしょうか。

ひと昔前の相場を牽引したGAFAMに、かつてのような勢いはないのかもしれませんが、
米国には最高値を更新するような優良企業が沢山ありますので、

新年度入りとともに、新たな目線で投資の再確認をされると良いことがあると考えます!!

Oxfordクラブでは、配当投資にフォーカスしたインカム・レターと、成長株にフォーカスしたキャピタル・レターをご用意して、それぞれ長期目線での投資アイデアをご案内しています。世界の状況は絶えず変動していますが、局面毎の状況を見据え、長期投資に適すると考えられる銘柄について経験豊富なストラテジストが分析した内容も掲載しています。

引き続き、鮮度の高い情報をお届けしていきたいと考えています。

志村 暢彦

 

P.S.

追伸

おかげさまで、Amazonの金融・銀行部門で1位を獲得しました。

P.P.3
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志村 暢彦

金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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