投資情報

上がっても下がっても 利益を狙う投資法(中編)

こんにちは。

2月も終盤。 

今週は米国で重要な経済指標が沢山発表されています。
(世界の経済指標についてはBloombergのページなどでもご確認頂けます)

FOMC議事録(2月会合)、GDP(10 – 12月期)、個人消費(10 – 12月期)、個人所得・支出(1月)、コアPCEデフレーター(1月)、ミシガン大学消費者信頼感・1年先期待インフレ率(2月)・・・

『多すぎる。何を見たら良いですか?』という投資家は少なくないのでしょうか。

ですよね。

見るものを少なくしたい、という人は多いと思います。

私はたまに、『投資道は登山道』 ということで、資産形成の取り組みの過程を登山に例えて説明しています。

例えば、高い山に登る場合、

『食糧、防寒具をはじめ、地図、コンパス、懐中電灯』などが必需品としてあげられると思います。

そして、『安全な計画、やり切る体力・スキル、一緒に行動する仲間、資金』も必要です。

投資道を自分のペースでしっかりと積み上げていくために何が必要なのか、という視点で

『この経済指標はどこのピースに当てはまるのだろうか』と考えると分かりやすいのではないでしょうか。

唯一無二の装備なんて決められない(一つではない)というのと同様に、

『経済指標の何を見たら良いのか、というのは一つではない』とか、

『局面毎に、必要なものが変わってくる』(昼間に懐中電灯は要らない、的な)といったことに気づきます。

そして、プロ登山家でもシェルパは必要なように、

『投資の上級者にも、その投資をサポートする人・機能』は必要です。

(ゴルフのトッププロであっても、自分にレッスンプロをつける感覚と近いかもしれません)

実際、Oxfordクラブのコンテンツや私のアドバイスを使う投資の上級者・プロは多くいます。

(余談ですが、2013年に脱サラして以降、日本の上場企業のIR実務を支援・実行している組織に対して、コンサルティングもしていました。彼らは投資家では無く、投資を受ける側です。日本企業、特に新興企業の経営者は、DCF法をはじめとして投資家と対話するための最低限の金融基礎知識を持ち合わせていないことが多いです。変わっていくと良いと思っています。)

 

話を経済指標に戻します。

局面に応じて見るべきもの、使い方が異なるので、一概に、これをこう見ましょうとかこう使いましょうと言いにくいということはお分かり頂いたと思います。

指標の一つ一つに触れだすと袋小路に入りがちで、『木を見て森を見ず』になりがちなので、シンプルに言いますが、

結局は、一つ一つ、ゴール(山頂)を目指して進んでいく、という視点で、何が必要かを判断してもらうのが良いと考えます。

かつて経済学者のケインズ氏が『株価は美人投票だ』 と表現したように、

株価は、投資家の期待値(将来予測)をベースとして動きますし、そもそも企業はそれぞれ独立していて、長期的な計画に沿って運営されるものです。

別の観点では、長期的な株価と、業績動向(1株当たり純利益や売上)は連動する傾向にあるにあるので、経済の状況を把握するのは、業績に与える影響を予測するためだ、という言い方もできるかもしれません。

『登山道』を安全に、自分のペースで、楽しく突き進むためにも、

右に行くのか、左に行くのか、進むのか、止まるのか、

局面ごとの決断をサポートするための材料を蓄えていくといった視点で、経済指標を見ていくと、後から必ず役に立つ(地となり肉となる)はずです。

是非、一つずつでも『引き出し』を増やしてみてください!
(我々も、少しでもその役に立てたら嬉しいです^^)

 

『投資道=登山道』論に基づくと、

登り方や登る体力に相当するのが、取引のスタイルや手法になります。

かつて多くの高校の部活動でうさぎ跳びが奨励されていたように(膝を悪くするのに・・根性論で)、

かつて日本では、適切な取引スタイルや手法に関するリテラシーが十分に広まっていませんでした。

米国株投資についてはなおさらです。

また、取引の環境・インフラもこの数年でガラリと変わりました。

そういった状況を踏まえ、
『保守的な投資のベースを築きたい』 とか
『一歩先行く、効率的な投資法を知りたい』 という投資家の皆さんにお伝えしている手法の一つについて、

拙著『個人投資家もマネできる 世界の富裕層がお金を増やしている方法』でご紹介しています。

手前味噌で恐縮ですが、正しく理解し実践している投資家の方々からは、

『目から鱗だ』とか『すぐにでもやりたい』と言って頂くことも多い

『上がっても下がっても利益を狙う投資法』です。

それは、登山でいうところの、登山計画や登り方に関するものです。

具体的な装備(銘柄アイデア)と組み合わせることで、効果が発揮されるので、『引き出しの一つ』として知っておいて頂くと良いと考えています。(後編に続く)

志村 暢彦

 

追伸
Oxfordクラブでは、配当投資にフォーカスした『インカム・レター』と、成長株にフォーカスした『キャピタル・レター』をご用意して、それぞれ長期目線での投資アイデアをご案内しています。世界の状況を見据え、『米国の今』について経験豊富なストラテジストが分析した内容も掲載しています。

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志村 暢彦

Oxford Club Japan チーフ・ストラテジスト 助言統括者。金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。2019年Oxford Clubチーフ・ストラテジストに就任。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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