投資情報

利上げ終了期待が高まる中で注目の銘柄について話してきました

今週月曜日には、テレビ東京系列で放映されているNewsモーニングサテライト(通称:モーサテ)と、番組終了後のプレミアムに出演してきました。

同番組は、金融のプロや政策当局も良く見ています。

時として、初級者には難しい内容が含まれているかもしれませんが、

ずっと見ているといずれ、金融に関する知識や情報について、

『点と点が繋がり線になる』感覚が得られると思います。

(かくいう私がそうでした。学生時代は金融の『きの字』も知らなかったです)

今回は『利上げ終了期待が高まる中で注目の銘柄』と題して、

世界経済のおかれた状況や、個別企業の見方についてお話してきました。

経済の状況の解釈や銘柄の見方は、もちろん人それぞれです。

資産形成のゴールや取り組む期間、資産額によっても最適解は変わります。

そして、私が番組でお話したことが正しかったのか否かは、後にならないとわからないものです。

仮にそうだとしても、一つの見方を提示すること自体に意味があるのではないかと思い、取り組みを続けています。

捉え方の違いについては、

仮にお風呂の水を空っぽの状態から半分まで溜めたとして、

『まだ半分しか溜まっていない』(油断できない)

という人と

『もう半分溜まった』(焦らずともいずれ満タンになるのではないか)

という人がいるのと同様の議論な気もします。

(最近寒いので、『湯ぶねよ早く溜まれ』と思う日が増えています^^;)

ということで、気楽に見て頂き参考になる点について気に留めておくという視聴方法が良いのではないかと思います。

なお、番組では時間の制約があり、多くのことを話せないですが、プレミアムの方ではもう少し余裕をもって、番組で取り上げられなかった内容についてもお話しています。

 

さて、世界経済フォーラムの年次総会、通称「ダボス会議」。

先週のメルマガでも取り上げて、『世界の分断』の影響について少し触れましたが、

26日(木)のモーサテの中でも、今後2年間および10年間のグローバルリスクについて、ダボス会議が取り上げた内容について触れられていました。

そして、異なる危機が相互に作用し、一つ一つの危機の影響の総和よりも全体が悪く、危機が大きくなるという、いわゆる『ポリクライシス』(複合的な危機)についても取り上げられていました。

2022年はロシア・ウクライナ問題、新型コロナ、米中対立、インフレ、金融引き締めといった多くの要因が絡み合って、想定よりも悪くなったということで、『ポリクライシス』という言葉が使われましたし、実際に今回のダボス会議でも取り上げられたということです。

ただ、危機があるから危ないですね、気を付けましょうと片付けるのは得策ではないと思います。

危機を特定することで、それぞれ解決方法が議論され、実行に移される中で解決に向かいますし、技術的に困難なものについては、新たなイノベーションが生まれるものです。

ですから、さきほどの浴槽の話ではありませんが、

『こんなに危機がある(まだまだ100%の解決には遠い』

というよりも、

『ここまでは解決した、残りはこの部分』

という発想の方が健全な気がしますし、

成功する株式投資家はそういった発想をされる方が多いのではないでしょうか。

 

また、ダボス会議にあわせて報告されたようですが、世界の貧富の差が拡大しているようです。

英国の非営利団体Oxfam(Oxford Committee for Famine Relief)によると、

『2020年以降に創出された42兆ドル相当の新たな富のうち、上位1%の富裕層が3分の2近くを握り、残りの99%人の得た富のほぼ2倍を獲得した』 とのことです。

(過去10年間、上位1%の富裕層は新たな富の約半分を獲得してきた、とのことで、つまりコロナ禍以降、富裕層が得た富は増えた、という理解ができます)

世界に目を向けると、日本はまだまだ裕福な国で、富裕層が行なうような投資活動のエッセンスを使って、長期的な資産形成に取り組める方は多くいます。

政府もそれを望んでいますし(公的年金では老後資金が足りない)、長期的に行う資産形成としては、株式投資は理に適う部分が多いです。

今後、従来よりも高いインフレ率が定着するのであれば尚更です。

私が学生のときは多くの日本企業が世界の時価総額のトップ50にランクインしていましたが、現時点ではトヨタ自動車が40位手前、日本の2番手以降は世界の120位以降という状況です。

資産形成とか、株式投資とか、難しいことは苦手、という方でも、

グローバルな視点で魅力的な企業を捉える(日本企業への投資を含む)ことは出来ると思います。

身のまわりには外国のものが溢れていますし、インターネットも発達したので情報は色々な手段で取得できます。

2022年の株式市場は厳しいものとなりましたが、2023年中には解決の糸口がみつかるポリクライシスもあるかもしれません。

私は、世界でどんなイノベーションが起きるのか、ワクワクしながら見ていくのが好きです。

志村 暢彦

 

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志村 暢彦

Oxford Club Japan チーフ・ストラテジスト 助言統括者。金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。2019年Oxford Clubチーフ・ストラテジストに就任。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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