投資情報

消費堅調 → 株価軟調?

昨日11月17日は今年のボジョレー・ヌーヴォーを楽しみました!

若い世代の人からするとピンと来ないかもしれないので補足しますが、ボジョレー・ヌーヴォーとは、フランス・ブルゴーニュ地方南部に位置するボジョレー地区における、“Nouveau”(新しい)ワインのことです。

今年収穫した新しいブドウから作られる新酒で、例年、11月の第3木曜が解禁日とされています。

私が学生の頃の日本はバブル経済の余韻がかすかに残っていたので、ボジョレー・ヌーヴォーにかこつけた飲み会もそこかしこで開催されていました。

近年ではハロウィンの催しがとても取り上げられますが、ボジョレーについてはあまり取り上げられなくなりましたね。

時代の移り変わりを感じます。

でも、金融・投資関係者であったり、欧米の文化に馴染んでいる人や欧米の文化人とは、ワインの話になることもありますし、私自身、日本酒、焼酎はもとより、ウィスキー、ビールなども好きなので、機会があれば、出来るだけ嗜むようにしています。

(何かにかこつけて、単に飲みたいだけでは?という声が聞こえて来そうです^^ 否定はしませんが、でも、お酒が繋ぐ縁も多々あり、ちゃんと投資アドバイスの改善には役立っていると思っています!!! 量はそんなにのめず、雰囲気を楽しむのが7割です。)

ということで、今年飲んだのはこちら。

ドメーヌ・ド・ラ・プレーニュという、ボジョレー地区で約100年続く蔵元のもので、エチケットにある二匹のほろ酔い猫ちゃんは日本のワイン界隈で著名な山本博氏によるものだそうです。

質の高い作品でした!

歴史の長さ・積み重ねを重んじるという点で、欧州と日本は気が合いますね。

昔、パリマラソンに参加したことがありますが、いずれ、ボルドー地区のメドックマラソンに参加するというのが、私の目標の一つでもあります。(学生の頃の怪我のせいで膝が悪いです)

 

さて、11月第3週のボジョレー・ヌーヴォー解禁はさておき、先週11月11日のベテランズデー(退役軍人の日)、11月24日のサンクスギビングデー(感謝祭)を終えると、一気に年末モードにはいります。

消費大国の米国では、消費がGDPの7割近くを占めると言われますが、そのうちの多くが、感謝祭からクリスマスまでの期間に費やされます。

今年の消費がどの程度になるのかを占う意味でも重要だった10月の小売売上高が、米国時間11月16日に発表されました。

結果は、市場による事前予想平均値が前月比で1.0%増だったのに対して、実績値として1.3%増との発表。

数十年ぶりの高インフレに見舞われ、景気見通しが悪化している中において、予想以上に消費が増え、8か月ぶりの伸びとなりました。

 

この小売売上高の事前予想を上回る結果は、小売業者が抱える過剰在庫の整理のための値引きが寄与しているという見方もあるのかもしれませんし、

市場の受け止め方としては、
消費堅調 → 10 – 12月期の経済が好調な滑り出し → インフレ率高止まりの継続 → 利上げの最終到達点(ターミナルレート)の上方修正 という連想ゲームが働き、株価としては手放しで好感出来ない状況になるかもしれません。

そもそも今は、利上げペースの減速見極めにやっきになっていて、失業率が上がると、株価が上がるという特殊な状況下にあります。

目先の株価の動きにとらわれて、投資の軸をぶれると、個人投資家の長期的な投資の型がくずれる危険性もあります。

消費が好調ということを素直に株価が好感する、そのような環境が来るタイミングに向けて、勝ちパターンを構築していくための準備が必要な時期であると感じています。

志村 暢彦

 

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志村 暢彦

Oxford Club Japan チーフ・ストラテジスト 助言統括者。金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。2019年Oxford Clubチーフ・ストラテジストに就任。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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