投資情報

投資に関するよくある誤解

秋も深まってきました。

マレーシアの夏は日本より快適(気温も湿度も低いし、台風も無い)なので、夏の間は東京や関西よりもマレーシア滞在が好きです。

が、日本の秋は最高だと思っていまして。

秋に産まれたから、という理由もあるのか分かりませんが、

私は、食も空気も美味しくて、温泉やお酒も楽しめる秋が好きです。
(酒については、一年中楽しんでいるだろという声が聞こえて来そうです^^;)

月日が過ぎるのはあっという間で、もう年末か、という気もしますが、

12月販売予定の個人投資家向けの私の本については着々と準備が進んでいまして、先日は企画・編集をご担当頂いているダイヤモンド社の斎藤さんから、

『表紙や本文の色味など、どっちが良いか検討するために、2パターン試作してみました!』というご連絡が。

そこまでしてくださるなんて、、。 感激です!(涙)

結局、どっちに決まったのか。答えはこちら
(↑Amazonのリンクに飛びます。予約してくださると励みになります!)

 

さて、今週月曜日には、テレビ東京系列のモーサテの『アメ株Update』と、番組終了後のWeb配信『プレミアム』にお邪魔してきました。

今回のテーマは、『割安感が出てきた注目銘柄』でした。

本編でちらりとお伝えした話のなかに、

『スキーやスノボでは斜面を怖がって後ろ体重になると、
逆にコントロールが効きにくくなるので、
怖くても足元を見るのではなく、目線は前に置き、
体重は前傾にしてバランスを取ることを心掛けると良い。投資も一緒』
というものがあります。

変動幅が大きく、乱気流のような投資環境にある時も、
足元ばかりみてバランスを崩すのでなく、
前(将来)を見て、後ろ体重にならないことが、
今の相場を乗り切るコツ
だと思っています。

怖がって、必要以上に保守的になると、後手後手にまわりがちですし、良いタイミングが来た時の波にも乗り遅れます。

また、リスクをおとして、全部現金ですると、インフレの世界に対応しにくいですし、いずれまた投資に回帰するときの肌感覚を取り戻すまでに時間がかかります。
(ピアニストやバイオリニストが3日間楽器から遠ざかると・・みたいな概念に近いです)

従いまして、リスクが高い時には投資しないのが正解、という発想は誤解だなーと思います。

 

そして、良くある誤解に関してさらに言うと、、

『リスク』というのは損失を表す言葉ではなく、『変動幅・不確実性』を表す言葉です。

なので、『リスクが高い』=『損をする』というのは誤解で、正しくは『損をする額が大きくなるかもしれないが、逆にプラスのリターンの額が大きくなる可能性も同程度ある』ということです。

世界経済は成長するもので、そして、成長できない上場企業は究極的には退場させらたり、指数構成銘柄から外れたりします。よって、長期投資の発想で、長く運用するほど、リスクは逓減していきます。

タイミングや銘柄を分散することで、リスクを下げる効果が期待でき、リスク対比でのリターンを拡大することに繋がるというのは、かつてノーベル経済学賞を取った理論の上に成り立つもので、合理的な説明がつきます。

市場が荒れているときこそ、『投資を控える』のではなく、『長期投資の発想で、バランスを取ることを心掛ける』と良いのではないでしょうか。

インフレや円安で、様々なモノの値段が上がっているので、何もしないことは現金価値を棄損することに繋がるという感覚は、多くの方が肌身で感じるようになったと思います。

米国株式市場は、『インフレ率の低下や最終的にどこまで利上げされるのか(ターミナルレートがいくらか)』が重要な局面にあり、ドル円のレートもその影響を色濃く受けます。

ちょうど、機関投資家達が金融政策の転換点(利上げスタンス見直し)を意識するタイミングなので、個人投資家の我々としては、現状を的確に把握しておきたいところ。

それを踏まえ、少なくとも半年、1年先を見据えて、長期的な運用を心掛け、資産形成ピラミッドにおける保守的な運用のベースをしっかりと見つめ直すことが、リターン拡大に有益であると考えます。

志村 暢彦

 

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志村 暢彦

Oxford Club Japan チーフ・ストラテジスト 助言統括者。金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。2019年Oxford Clubチーフ・ストラテジストに就任。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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